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【20卒内定者紹介Vol.10】「人の行動や思考をデザインを通して知りたい!」海辺育ちの美大生が就活を通して得た"決意"とは。

#「人」って、何だろう。

最近、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」という本を読みながら、
そんな問いについて考えてみました。
余計、迷宮入りしています…。揚羽の松儀です。

揚羽では内定者インターンとして、内定者の間に3日程度、揚羽で業務体験を行います。
今回は揚羽に4月入社予定の内定者、茅野さんにお話を聞いてみました!

茅野 有夢実(Kayano Ayumi)
岡山県倉敷市出身。その中でも外れの児島に住んでいたので、
天気予報は海を越えた香川県の天気の方が当たる。
実家から一分歩くと瀬戸内海がある。

成安造形大学芸術学部芸術学科メディアデザイン領域卒業予定。
写真・グラフィック基礎・アニメーション・映像基礎を学んだのち、
2年目からグラフィックデザインコースに所属。
その後は、平面グラフィック・Webサイト・UIデザイン・iPadコンテンツ制作など、
幅広くグラフィックデザインについて学ぶ。

UIデザイン課題作品「おとあるき」のアプリ提案を
ビビビット展2019京都会場にて出展し、企業・来場者にプレゼン。
卒業制作では手帳の分析をしてそこから見えた対象者の特徴をまとめ手帳を制作する、
仮想サービスの提案を行った。
趣味:美術館巡り(多いときで一日4つの展覧会をはしごする)
   街歩き(カフェや新しいお店を見つけていくのが好き)

Chapter.1:「もっと、さらに深く、じっくりと」

ー内定者インターンお疲れ様でした!
 3日間、いろいろな経験をしてみていかがでしたか?

とても楽しく、充実した3日間でした。
大学では、自分の考えや創作物を発表する機会の方が多かったので、
短期間で沢山のインプットができたのがとても刺激的でした!
あと、自分の中でぼんやりしていた「社会人」という像が
インターンを通してよりくっきりしてきた気がします。

ー沢山の刺激を受けられたようで良かったです!
 インターン中もメモ帳に図やイラストを使いながら丁寧にメモを取っていて、
 真剣にインターンに参加しているのが伝わってきました!

ありがとうございます!
私、昔から物事を分析したり、調べたりするのが大好きなんです。
コツコツじっくり調べるのが好き、というのも私の特徴の一つなんですけど、
「もっと知りたい!」と思う探求心がどんどん膨らんでいってる気がします。笑

ー「探求心」ですか。

はい。
思えば私がデザイナーを目指したキッカケも「探求心」だったかもしれません。

小さい頃から、音楽や娯楽の趣味が日本以外のアーティストが多くて、
色んな価値観や国柄、個性の捉え方…を知っていくことを通じて、
「人の行動・思考って面白いな」というように「人」に関心を持つようになりました。

また、美術の授業やモノづくりが好きで、
元々「誰かのために何かをする」ことが結構向いている方であったので、
人の問題解決や、生活で助けになるようなものを作るのに私は向いているのではないか…と思って、
「デザイン」を学ぶようになったんです。

ー確かに…!
 そこからどんな風に「デザイン」を学んでいったんですか?

中学校・高校と美術部に所属していて、最初は岡山県にある他大学を目指していたんですが、
「もっと沢山インプットができる環境に行きたい!」と思って、
画塾の先生に薦めていただいた成安造形大学に入りました。

成安造形大学ではプロフィールにも書いているように、
写真・グラフィック基礎・アニメーション・映像基礎…からはじまり、
ポスター・DM・WEBサイト・UIデザイン・iPadコンテンツ…など、いろいろなことを学びました。

その中で私は「人の行動や思考をデザインを通して知りたい」という目標を持つようになりましたね。

ー「人の行動や思考をデザインを通して知りたい」。
 どうしてこの目標を立てるようになったんでしょう?

「デザイン」にも色々あるんですけど、基本として「相手」がいるんですよね。
その相手がどういうことを求めているのか、何が困っているのかを汲み取り、
物や事として問題解決するのが「デザイン」なんだと思っています。
「デザイン」を通して、人の行動や思考を誘導したり、決定づけたりすることも
可能なのだと学んでいくうちに知りました。

自分は「デザイン」を今後もしていきたいと思っているけど、
人に押し付けるようなものや偏見、誰かを傷つける物…
そういった、一方的な「デザイン」は絶対したくないなと思っていたんです。
そのためには対象となる「人」についてしっかり理解する必要があると思ったんですよね。

この目標については、3~5年くらいの短期スパンで達成するものではないと思うので、
仕事を通して色んな方法・表現の幅を知って、徐々に達成させていきたいな…と感じています。

ーとても素敵な目標ですね!
 茅野さんの「分析力」と「探求心」で、
 もっと、さらに深く、じっくりと人の行動や思考を知っていけるといいですね!

Chapter.2:「どんなデザイナーになりたい?」を、言葉にする難しさ。

ーそんな茅野さんですが、就活はどんな感じでしたか?

自分の中でやりたいことがぼんやりしすぎていて、方向性や絞り込みに時間がかかりましたね。
芸大に通っていたのもあり「デザインのお仕事がいいな〜」という、
ざっくりした夢はあったんですが、そこから先がなく…。

就活自体も4年になる直前にやっと企業を調べ始めるっていうくらいスタートが遅かったです。笑
なので、最初の方はデザイン業務がある企業の説明会に行って、
業界全体の情報をインプットして検討して…の繰り返しでしたね。

あと制作系の説明会だとポートフォリオの相談会とかを一緒にやっている所が多かったので、
その時に実際にデザイナーとして働いている方に相談したりしてました。

ーまずはインプットを進めながら、就活方法を探っていたんですね。
 最初はどんな企業を見ていたんですか?

就活初期は主にWEB・ITの企業を見ていました。
ただ、委託の制作中心の会社もあれば、自社サービスを制作する会社もある事が分かって、
自分のやりたい事と照らし合わせた時にどっちも当てはまってしまって…。

その時にちょうど、
「企業と直接やり取りして、仕事をいただき制作を1から行い制作後もサポートしています」
というスタンスでやられている制作・広告会社にいくつか出会って、
「自分がやりたい事に一番近いのはコレだ!」としっくりきたのがきっかけです。

その後に直取引での制作・広告会社はあまり多くないという事も知ってしまうのですが…笑
でも妥協して後から「やっぱりあっちが良かった」とか思いたくないなと思ったので、
仕事をするなら 「営業~上流工程~制作までの全てに関わる事ができるのが良い」
というのは崩さないと決めましたね。

あとは単純に飽き性なのもあるし、
「何でこうなったのか」過程がハッキリしていないとモヤモヤしちゃうんです。

直取引だと直接お話を伺うこともできるし、営業の方のお話を直で聞くことができるので
そのモヤモヤに必要以上に悩むことも少ないと思うし、
何でこのプロジェクトに自分がいて、何をすべきなのか、
きちんと自覚を持って出来ると思った部分もありますね。

ー営業~上流工程~制作までの全てに関わる事ができる環境に行きたい、
 そう思うようになったんですね!
 その中でもいろいろな会社があったと思いますが、
 就活軸はどんな風に立てていたんですか…? 

私の就活軸は主に4つでした。

 ①誰かの生活をちょっとでも豊かにできるもの・サービスを創ろうとする意志が高いか?
  クライアントのために本当に良いものは何か考え、
  提案することは簡単なようで難しいことだと思っているので
  その部分を意識して行っている企業が良いと思っていました。

 ②①の意識が会社全体に広がって相互に刺激し合える環境であるか?
  個々の意識の高さも重要ですが、個の意識が組織に与える影響も同時に重要だと考えているので
  それが実現できている環境下に身をおいて自分自身の成長を促していきたいと考えました。
  また自分も組織に良い影響を与えられるような人になりたいと思っていましたね。

 ③「人の行動や思考をデザインを通して知る」という目標を実現できそうか?
  冒頭でもお話しましたが、やはりこの軸が一番大事な軸として設定していました。
  「知る」だけではなく、それをクリエイティブな部分に落とし込んでいけるかどうかまで
  考えて就活していました。

 ④人と関わる機会がたくさんあり、温かみがある人間関係が築けているか?
  ③に関連することですが、身近な「人の行動や思考をデザインを通して知る」ことも重要なので、
  自分の事も知ってほしいし、相手の事もよく知る事ができる環境に入りたい、と思っていました。

ー茅野さんらしい就活軸ですね!
 そんな就活軸を掲げる中で、どのように揚羽を選んでいったんですか?

最終的には、主にアプリのデザイン・リリースをしている会社と、
揚羽と同じように営業~制作・運営までを行っているWEB制作会社と、揚羽の3つに絞っていました。

最後の決め手になったのは、実は「人」なんですよね。

ーそうだったんですね!
 どんな決め手だったんですか?

自分の中で 「もっとこの人の事知りたいな、行動や考え方を学んでいきたいな」と思った方が、
実は揚羽が一番多かったんです。

中でも一番印象に残っているのは、アートディレクターの西さんと面談をさせていただいた時です。
その時に、
「今後5年10年で成し遂げたい夢(仕事でもプライベートでも)はありますか?」
という質問をさせていただいたんですが、
自分の身近な人(奥さんとか親とか)が自分の担当した仕事や制作物を、
 自分が作った事を知らない状態で『これ良いよね。』と言ってもらう事。
と答えてくださったんです。
この答えがとっても素敵で、自分も目標にしようかなと思ったほどでした!

揚羽の皆さんは「自分はこう思うんだ」というのを凄くはっきりとおっしゃる方が多いなと思います。
西さんも質問してパッと答えてくださって、
きちんと目標や目的を持って動いていらっしゃるから直ぐに言語化できるんだなと思いました。

就活中、ぼんやりした部分が多くて言語化する事にかなり悩んだので、
はっきり目標を持って行動している方が多い所で刺激的に働きたいな!
とその時思ったのが結構大きいですね。

ー目標意識を持って、自分の言葉で話す仲間と一緒に働きたい。
 そんな想いが、揚羽への決め手だったんですね。

Chapter.3:

ー来月にはいよいよ入社ですが、
 揚羽に入るうえでの意気込みを教えてください!

やっぱり私の中で一番大事な軸は「人の行動や思考をデザインを通して知る」ことなので、
入社してからもそのために動き、考え、分析することを絶えず続けていきたいと思っています。

その中でもまず取り組んでいきたいのは、
「人」を知るために積極的にコミュニケーションを取ることですね。

ー「人」を知るための、積極的なコミュニケーション。
 たとえばどんなコミュニケーションですか?

相手がどういう過程を経てその考えに至ったのかに、
「何で、どうして?」という部分を忘れないことや、
上手く表現しづらい部分を、自分の中でも相手に対してきちんと言語化または可視化し、
一方的な理解ではなく双方が理解しあえる話し方などですね。
この部分については自分も発信しつつ、継続的に学んでいきたいと思っています。

ー興味を持ち、言語化・可視化することを、
 トレーニングしていくんですね!

また、引き出してきた魅力的な部分をどうやってもの・ことに落とすのか、
アウトプットでの幅も広げていかないといけないと思っています。
今、自分ができる事よりもっと考えの幅を広くして、
安易にカテゴリーに分けたりするのではなく、
本質的な部分を導き出すことを意識して仕事を行っていきたいですね。

そのためには、とにかく手を動かし、耳を働かし、常に思考力を持って接するに尽きるかなと思います。
あとは色んな人に会ってお話したいですね!
地元の岡山から大学で関西に出てきた時もどんな人に会えるのかワクワクしてたので。

ー素敵なワクワクですね!
 そのワクワクを大切に、4月から一緒に頑張りましょう!

いかがだったでしょうか?
私も茅野さんのように、日々をワクワクと過ごしながら、
人と触れていける人事になっていきたいです!

▼【20卒内定者紹介】前回記事はこちら!

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