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【インタビュー】社員それぞれが自己実現に挑戦できる組織づくりで、世界と未来を変えていく。

■起業への想いを再熱させて、キャリアを活かした事業で創業

ーーまずは、創業までの経緯を教えてください。

大学卒業後に一般企業に就職しましたが、年功序列の根づいた風土に自分の将来を見出せず、10か月足らずで退職しました。学生時代から起業を志していたので、ベンチャー企業へ転職しました。起業についてダイレクトに学べるわけではありませんでしたが、経営者思考をもって仕事ができる環境だったので、間接的に起業について学ぶことができました。成果を出して給料も役職も上がり、いつしか起業をすることも忘れそのまま月日が流れていました。

でもある日、当時の代表から起業希望者への呼びかけがあったのです。その時、自分が改めて起業したかったことを思い出しました。同時に、実家から稼業を継ぐかをちょうど迫られていたタイミングも重なり、今後の将来を改めて考える機会になりました。

そこから1年、起業への決意と準備を進め2015年4月1日、アドバンサー株式会社を設立いたしました。

ー起業後、どのような事業からスタートされていったのでしょうか。

起業ファーストだったので、まず何の事業をやるか計画もありませんでした(笑)。当時の代表に相談をしていたのですが、今振り返ると、どれもスケールの大きい話ばかりしていた気がします。そこで代表から言われたのが、「明日から始めて、1円でも稼げる事業なのかを考えてみなさい」ということ。その言葉を念頭に置いた上で、考えついたのが自分のキャリアを活かした、スマートフォンの買取スキームを提供する事業でした。

早速会社を立上げて事業を始めると、創業1年目であっという間に売上1億円に到達。でも2年目からは伸び悩みました。将来的な見通しが立ちづらい事業ではあったので、異業種へのピボットを検討しスタートさせたのが人材事業です。これも自分の得意分野を活かした事業です。この人材事業により売上を伸ばすことができ、シナジーがあるビジネスを生み出すことができました。

■独自のビジネスモデルで事業家を育成しながら事業を拡大

ー現在は、どのような事業展開をしていますか。

事業の主軸はモバイル販売支援事業で、そこから派生させる形でさまざまな事業開発を進めています。

まず、事業をやりたいと思う人が事業を立ち上げる、そしてアクティベーターと称する人事や経理などの専門スキルを持つスペシャリストたちが事業促進をサポートする、そしてその事業と事業を掛け合わせてまた新しい事業が生まれる。このサイクルが続くことでコミュニティー化が起こり、事業家を生み出す仕組み、すなわち事業家創造プラットフォームとなっていきます。

また新規事業立ち上げとなると、売上がまだ上がらない中で普通ならバックオフィスの人材採用もむずかしい状況ですが、弊社では最初から事務局(秘書)のプロフェッショナルな支援を受けることで、事業の拡大スピードを格段に上げることができる。この点も弊社の事業開発モデルの強みになります。

ー会社のミッション、ビジョンについて教えてください。

僕等はまず事業家を育てることにフォーカスしています。普通の会社なら考えにくいことですが、既存事業と同じ領域で事業を始めるのも良しとしています。その事業でスタートし成功を遂げた先に、その人の描く目標につながっていければ良いと思っています。

そんな彼らが成長した先に描く未来が、「100JOBS 100PLACES(100の場所で100の事業を展開する)」です。今から約3年前に掲げたビジョンです。自分なんかにはできないと可能性を自ら閉じてしまっている人でも、熱い想いがあればアドバンサーのプラットフォームで事業創業に挑戦できる、そんな環境を創り上げます。

そして、その挑戦を通してそれぞれが自分の人生を変化させていく。まずは私たちからですが、そうやって「関わる人々の人生が180度変化するきっかけを創造」していきます。これが我々のミッションです。

ーこのようなミッション、ビジョンを掲げるアドバンサーに入社することで、社員はどのような成長を遂げられるのでしょうか。

アドバンサーに入社すると、自分の人生が変わる自己変革のきっかけがたくさんあります。その後は、新たに加わるメンバーの人生を変えていくきっかけを生み出していけるようになります(他者変革)。

私たちは事業を通して世の中の人達の人生を変え、社会を変えていく社会変革に挑戦していく未来ビジョンを描いています。社員それぞれが自己実現に挑戦している集合体がアドバンサーであり、そこで成長することができる。そのような組織を創り上げています。

ー事業家を育てるために、社内ではどのような取り組みを行っていますか。

ビジネスロジックやミッション・ビジョンと事業の一貫性を学べる研修に取り組んでいます。実は、ビジネスに挑戦できる環境以上に、実際に当事者が本当にやり遂げたいと思っている意志が何よりも大事です。

そのやり続ける力を支えるのが、ミッションやビジョンです。やはりどんなビジネスをやるにもこれが大切で、まずはそこを深堀して定義づけることから始めなければいけない。そんな想いから約2年前に、ミッションやビジョンへの意識を育成して研ぎ澄ますためのアカデミアを開始しました。

■求めるのはミッション・ビジョンへの共感の下、一緒に未来をつくる意志あるメンバー

ー今後、どのような組織づくりを目指していく予定ですか。

現在、売上の約8割を一つの事業に頼ってしまっていますし、同じ事業をやってもいいということで事業家の数はいるもののバリエーションは少ないです。だから、コミュニティと呼ぶにはまだまだ未熟な状態といえるでしょう。

今後は、各事業がもう少し大きなインパクトを持って事業展開できる規模に成長させて、最低100人以上の事業家たちが集まるコミュニティに育て上げることが課題と考えています。

ーそんなアドバンサーに、どのようなメンバーに参画してもらいたいですか。

創業時から一貫しているミッション、そしてビジョンに対して共感できる方というのがまずありますね。目指している未来を一緒につくれたら面白いと思いますし、ぜひ実現させましょうという意志を持った方と一緒に働けたらうれしいです。

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