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ビジネス×テクノロジーで新たな社会の仕組みを創り出すアクトビ。そんなプロフェッショナル集団の創業者である藤原さんへのインタビュー企画第3弾!今回は、アクトビのMission、Vision、Valueについてのお話を深ぼらせていただきます!現在のアクトビがどんな仲間と何を目指しているのか。それを4期目を迎えた今、改めてインタビューしてきました!アクトビに興味を持っているみなさん必見です!
目次
①アクトビの進む道の原点とは?
②藤原さんが思い描く ”テクノロジーを軸とした社会の仕組み”
③アクトビの定義する ”すべての人が活躍できる場”
④明確な道を突き進むアクトビ。そんな組織の現在とこれから。
アクトビの進む道の原点とは?
まずはアクトビ創業前の藤原さんについて教えてください!
藤原さん:まず社会に出たのはメルセデス・ベンツのディーラーに入って整備士になったことでした。入社した理由は、単純で、ベンツに乗りたいと思ったからです(笑)ベンツに乗る最短ルートを考えた時に、ディーラーに入って下取り車を安く買うしかないのかなと思ったんです。その後は21歳で初めてのベンツを買いましたね。ベンツって整備士の国家資格とは別にメーカーの認定資格があるんですが、ちょうどその時期にその資格を取得しました。初年度の試験で全部クリアして、ベンツが好きだったので、勉強が楽しくて初年度で全試験突破してちょっとだけ社内でも有名人になりました!給料もかなり上がったんですが、いろいろやったその瞬間、整備士に飽きちゃったんですよね。
整備士をやめた後は、昔からすごい商売に興味があったので、自分で商売したいなと思いました。ですが22歳の若者が最初にする商売なんて100%失敗すると思っていたので、少しでも長く続けられる業種を模索した結果辿り着いたのが、バーの経営でした。
1年半位やって、当時22歳とか23歳だったかなと思います。ふと周りとか見ると、同級生とか、大学卒業した人たちが就職してきちんとした会社に入っている中で、自分だけ夜の仕事をしているという中で、焦りを感じたんです。それに飲食店って、お店に来た目の前の人に価値提供はできるんですが、それ以上は不可能なんですよね。それもあって思い切ってお店を畳みました。
その後1年程は、飲食店時の借り入れも残っていたので、昼間は整備士やりながら夜はバーでバイトという生活でした。並行して次に何をしようかと、たくさんの業界を調査したんです。その結果25歳の時にIT業界に決めました。当時ちょうどiPhoneが日本に来たということもあって、これすごいなと。そんなこともあって、東京の開発会社に未経験で就職しました。
この時点から現在のキャリアがスタートしたんですね!
藤原さん:そうなんです。さらにいうと僕の転機となった時期でもあります。入社当初はスキルもないので、エクセルを使った検証の案件をやっていました。当然開発案件にも関われないので、開発スキルをつけるために、友達と24時間耐久ハッカソンをやったり、先輩についてもらったりして技術指導してもらったりしていました。その頃はかなり勉強して、当時が一番勉強した時期でしたね。
その努力もあったかどうか、会社内ベンチャーとして、農業系のIoTサービス事業の立ち上げメンバーに選んでもらったんです。アプリ開発業務もやりながら、そこで初めて事業開発を経験しました。そこで2年くらい農業系のアプリ開発とマーケティングだったりのビジネスサイドを勉強させてもらって、完全に事業を作るということに魅了されてしまいました。クライアントのソフトウェアを作るのも楽しかったんですけど、これはまだプログラミングをしていることが楽しかった段階だったんですよね。一方で事業を作るのは本当に生きるか死ぬかの世界で、そんな中で事業が世の中に浸透していくのが楽しかったんです。そんなこともあり事業開発を学ぼうと転職を考えたわけです。
アクトビの得意領域である事業開発と出会った時期だったんですね!
藤原さん:その通りです!その後はコンサルティングファームに入社して、ビジネスサイドを本業とする人たちと働きました。そのタイミングで結婚のこととかもあったので、3ヶ月ほど働いて退職してしまったんです。そこから大阪に戻るんですが、戻る前の東京と戻った後の大阪でフリーランスとして1年ほどやっていました。
ですがそのフリーランスの期間にふと思ったんですよ。自分の技術力と働く時間を提供してお金を得るというフリーランスの働き方って、40代50代になったら無理だろうなと。若い人にはすぐ追い抜かれるし、自分が必要な場面ってすごい少なくなってくるというのが不安に思っていました。でも周りがどんどんフリーランスになっていくのを見ていて、実際にヒアリングをしていくと、あんまり10年後20年後のことを考えていないんですよ。それってやばいなと思って。僕は初めの会社で、開発をしながら事業を作っていくという経験をさせてもらったんですが、ソフトウェア開発と事業を作ることの脳を使う部分が似ていると思ったんです。エンジニアリングができる人って事業開発もできるんじゃないのか、そうすることでエンジニアのネクストキャリアも形成できるんじゃないかという自分の中の仮説が生まれたことがアクトビ創業のきっかけです。
事業開発とフリーランスの経験が、事業開発案件に強みを持つアクトビの原点なんですね!
藤原さんが思い描く ”テクノロジーを軸とした社会の仕組み”
『テクノロジーを軸に社会の仕組みを創る』というMissionですが、これはどういったことなんですか?
藤原さん:これは、事業開発などに正しくお金を使う世の中にしようという想いが根本にあるんです。僕らは下請けの案件ってよりは、事業開発とかの上流から携わる案件を主体としてるんですね。その理由が、下請けの案件は「この成果物によってお客さんにとって本当に正しい価値を提供できるかどうか」というのが見えないというところにあるんです。でも世の中的にそういう多重請け構造のようなものが多い中で、ソフトウェア開発って失敗する確率が高いって言われているんですよ。しかもその1回の失敗って数億円レベルだったりするわけですよ。おかしいですよね。だったら自分たちが開発の上流から関わることで、正しいものを正しく作る世の中にしようということなんです。
でも正しいものを正しく作るためにはビジネスサイドのスキルが絶対に必要なんですよ。今までだったらビジネス上流と開発会社の間にコンサルだったりSIがあって、開発会社の下にエンジニアがいるというモデルで仕事が回ってきていました。しかしデジタル領域の新規事業を作らなければいけないという需要が高まっていく中で、それを実現するためには、どうしても価値検証などの実験を繰り返していかなければいけないんです。そしてそのためには、その分だけソフトウェア開発が必要なわけなので、そういう技術者さんたちが下流にいる時点でスピード感って遅いんですよ。なので僕たちが第一線で上流に関わることでスピード感をもった仮説検証やABテストなどを進めることができるというのが、正しい事業の進め方だと思っています。
正しい事業の進め方に対して、正しくお金を使える世の中が『テクノロジーを軸とした社会の仕組み』というわけですね!
アクトビの定義する ”すべての人が活躍できる場”
Visionにもある『すべての人が活躍できる場』というのはどういった環境ですか?
藤原さん:これはMissionとも繋がっていて、技術者やクリエイターが活躍できる場所はその場だけではないということです。正しく事業を進めるためには、ビジネスサイドのスキルが必要という話をしましたが、じゃあビジネススキルを習得したエンジニアって何ができるかと言うと、デジタル領域で事業を作れるようになるんですよ。僕が実現したかったのはまさにそこなんです。アクトビにいちエンジニアとして入った人がビジネススキルを習得して事業を起こす。そして、事業責任者なのか子会社の社長なのかはわかりませんが、そういった形で事業を回していくというのがアクトビの最終形態としてあります。さらに社内でもその流れのナレッジや仕組みがあれば、その人が40歳、50歳になっても新たなキャリア形成ができるんですね。事業を作れば新たな雇用も産むことができるので、そこまでのストーリーを作りたいなと思っています。
それに関連して、アクトビは技術者やクリエイターのスキルを会社のパーツとして生かすのではなくて、彼らのスキルをもっと人として見ているんです。それぞれの良いところや優れたところを見つけて、それをもとに新しいことにチャレンジできる環境を作るというのもいち経営者としての想いです。
フリーランス時代の仮説がまさに立証されたというのがわかります!アクトビの5つのValueもここに繋がっているわけですね!
藤原さん:そうですね、Valueの5つの意識を持って案件に関わることで、ビジネスサイドが見えてくるといた感じです。他の開発会社さんとは毛色が異なっていて、エンジニアとしてというより、むしろビジネスに寄っているんですよね。事業開発案件に携わるということは、作っては壊し、作っては壊しで実際にユーザーデータを集めて、一番活きる部分を機能として残すというような細かなスクラップ・ビルドを繰り返すことなんですよね。そのために5つのValueのような価値観が必要になってくると考えています。
明確な道を突き進むアクトビ。そんな組織の現在とこれから。
揺るがないMissionやVisionを持って成長を遂げるアクトビですが、現在のメンバーの特徴を教えてください!
藤原さん:メンバー同士がお互いを敬っていますね。それぞれのメンバーが優秀な部分を持っているというのも根底にあるかもしれません。助け合ったり褒め合うという文化、言い換えると尊敬を軸としたコミュニケーションが定着しているのはすごいいいことだと思っています。できることとできないことが割と明確にある中で、それぞれが突き抜けている部分をお互いが敬うという感覚です。
お互いが助け合う文化、素敵ですね!それを踏まえて今後どのような方と一緒に働きたいと思いますか?
藤原さん:仕事に対してしっかりとした意見を持っている方と一緒に働きたいと思っています。たとえば「この機能ってこの見せ方のほうが良くない?」というようないちエンジニアサイドでも思うことがあって納得できなかったとか。こういう意見って普通にエンジニアとして働いていたら何も感じないんですけど、それを考えられる人って事業の根本のことを考えられる人だと思うんですよ。なのでそれを体現できるような、何かしら自分なりの意見を持った方と働くのはすごく面白いですね。
ありがとうございます!最後にこの記事を読んでいるアクトビに興味を寄せている方々にメッセージをお願いします!
藤原さん:自分の人生と向き合った上でキャリアの中で何か成し遂げたいとか、自分なりの意見を持っている方っていうのは、一回アクトビに入ってもらったら得られるものは多いと思います。5年で独立するとかでも全然構わないと思っているんです。流石に1年で独立は厳しいですけど(笑)なのでこの記事を読んだ上で、アクトビに興味を持ってくださった方、ぜひエントリーお待ちしております!
本日はたくさんのお話ありがとうございました!