アクロクエストテクノロジー株式会社、副社長の新免玲子です。
私は「社員がイキイキと幸せに働ける会社を創りたい」と想い、28年前にアクロクエストテクノロジーを創業しました。
そのために色々な取り組みをしてきた結果、GPTW働きがいのある会社ランキングで全国1位を3度受賞(2015・2016・2018)、そして日本でいちばん大切にしたい会社大賞「審査委員会特別賞」を受賞するなど、ありがたいことに様々な賞をいただいています!
そこで今回は、社員がイキイキと幸せに働くために、実は重要な教育制度に関して紹介していきたいと思います。
全ての教育制度に関して書くとキリがない程あります。ので、その中でもエッセンスとなる部分を紹介します。
が、それでも量が多くなってしまうので、前編と後編に分けました。
なにしろ28年の試行錯誤と実践がつまっています。 では、早速はじめましょう。
【前編】
① そもそも、なぜ教育に力を入れるのか?
② 教育ポリシー ~最重要なのは人間力~
③ 内定者から始まる研修 ~入社時には一人前のプロに~
【後編】
④ プロフェッショナル研修 ~地頭をきたえる研修とは?~
⑤ EDU ~体系的なキャリア別カリキュラム~
⑥ Give & Takeな社内勉強会、LTxRT
① そもそも、なぜ教育に力を入れるのか?
そもそも教育について考える上でなぜ教育が必要なのかを、自分たちなりにも、
しっかり意味づけしておくことが重要だと考えています。
私たちの場合、理由は大きく3つあります。
1.まず、未来は教育にあると心の底から信じているからです。
会社を創っていくのは常に社員です。
新しく入ってくる世代に会社の理念、文化、マインド、仕事の仕方を伝える。そしてその世代がいつかその先に入ってくる世代にまた伝えていく。このサイクルが継続しなければ会社は存続していきませんよね。
教育がなければ、未来の展望は図れません。
当たり前のようなことですが、忘れず常に意識していきたいですね。
2.文化や価値観が合う人がアクロクエストで働けるようにするためです。
特に、アクロクエストは企業文化・哲学が非常にとがっているので、文化的にマッチしない状態だとお互いにとってHappy ではないでしょう。なので、採用する際はスキルよりも圧倒的に人間的な価値観の面を見ます。ただ、その点ばかり重視しても会社は拡張していきません。そこで、教育があると私たちは考えています。
私たちの目指すビジョンに共感する人、企業文化と価値観が一致する人ならば、現時点でスキルは不足していても、充実した自社の教育により、いちはやくプロフェッショナルとして活躍できるようになります。
このようなカルチャーフィット重視の採用を行うためにも教育は重要なのです。そのような採用が今後増えていけば、多くの人が文化的に合う環境で働くことができ、
より多くの人がイキイキと幸せに働けると思っています。
3.成長こそ仕事の報酬の一つだと考えているからです。
仕事の報酬は何か?と聞かれたらみなさんはなんと答えますか?
「給与/お金」、「挑戦できる環境」、色々あると思いますが、
「人としての成長」こそ大きな仕事の報酬の一つだと考えています。
なので、いつ何どきも現状に甘んずることなく、成長をするマインド、
そしてそれを支える成長できる環境こそが必要だと思っています。
これらの理由により、当社は企業視察の社長様方からも
”教育に力をかけていますね!”と言われている環境を創っているのです。
② 教育のポリシー ~最重要なのは人間力~
さて、そもそもなぜ教育に力を入れるのかについて話してきましたが、
次は、当社の教育のポリシーについてご紹介しようと思います。
ポリシーはすごく重要なものですので、しっかりご説明します。
当社では、育てる能力を下図のように大きく人間力・仕事力・技術力の3つにわけており、
ポリシーとして人間力を最優先にして教育しています。
これは、当社社員で話し合って決めた、
社員理念「価値ある人生を、価値ある仲間と、共に切り拓く」に基づいた考え方でもあります。
その一緒に働く価値ある仲間としての基本が、「誠実、信頼、一体感」だとしています。
その人としての基礎部分がしっかりしていないまま、仕事力や技術力だけ身に着けていっても当社の理念を実現することはできません。
一緒に働く社員としての共通の土台となるものがあると良いですよね。
このようにポリシーを決めることで、教育制度に関する意思決定の際も、その自分たちのポリシーに基づき、判断することができます。ポリシーがなかったり、ぶれてしまうと、その企業ならではの教育、未来を支える社員を育てることは困難だと思っています。
③ 内定者から始まる教育 ~入社時には一人前に~
内定者から教育は始まります。
(もちろん強制ではなく、あくまで希望制です。成長したい意志がある人に適切な環境が用意されている方がいいですよね)
大体一人当たり200時間/年間をかけて内定者を育成します。新人になってから研修で学び始めるのでは遅い!
入社するころには、プロの社会人として活躍できるスタートレベルに並べるのがアクロのスピードです。
特長は3つあります。
1. 内定者研修は自分たちで企画する
社会人になれば、上から言われたことを実行しているだけでは最低レベルですね。
自分で何が必要なのか課題を見つけ、解決策を出し、実践する力が必要になってきます。
そこで、内定者研修の中で、自分たちで活動内容を決めることができます。
自分で考えたからこそ、たとえ失敗してもそこから多くを学び、次へと進めるのです。
そもそも、自分たちで考えて進める方がやっていて楽しいですよね。
2.マナー、ロジカルシンキング、技術力など社会人の基本を徹底的にマスター
技術の会社ですが、技術ばかりを研修しません。
社会人として、論理的に物事を考える、会話をするためのロジカルシンキングのセミナーや、ビジネスマナーを学ぶ多種講座があります。書籍などで読むだけでなく、社内で研修をうけるメリットとしてすぐ実践する場があります。
なので、効率的にレベルを上げていくことができます。
エンジニアであれば、技術YAPA(先輩メンター)が一人ひとりをサポートする中で、
機械学習コース、データ分析コース、Java開発コースなど、それぞれの希望、適性にもとづき、基本がしっかり身につくまで学んでいきます。エンジニアでなくても、OVAM(組織価値経営部)コースとして、組織を支えるための考え方・基礎を学んでいきます。
入社時には、今までの実績として、同学年の人と圧倒的な基礎力の差が生まれています。
このような基礎がどれだけ身についてるかは後々の成長に響いてくることになります。決して無駄な努力はありません、Acroquestでは(^^。
3. 上位社員による講話で視座を高く持つ
早く成長するために重要なのは、一流に触れ、視座を高くもつことです。
なぜなら、 視座が変わってくると一事象を通して学べることの量は違ってくるからです。
なので、視座を高く持ち経験を積むことにより効率的に成長できるようになっていきます。
そこで、社長はじめCTO(最高技術責任者)、CPO(最高製品責任者)など会社のトップの講話から、考え方・マインドを学んでいきます。
内容は、仕事の仕方や考え方、組織やビジネスの話など多岐に渡ります。何故Acroが多数の賞を頂いていいるのかも、そこで理解ができるかと思います。
(社長による講話をきく内定者)
以上、教育大公開前編でした!
教育のエッセンスとなる部分が多かったと思いますが、
後編では、そのエッセンスをもとにアクロクエストならではの教育実践を公開していきますね。
後編はこちらから
⇒【後編】~地頭や人間力を鍛える研修とは?~
【後編内容】
④ プロフェッショナル研修 ~地頭 /人間力を鍛える~
⑤ EDU ~体系的なキャリア別カリキュラム~
⑥ Give & Takeな社内勉強会、LTxRT
■ アクロクエスト社員の働き方がわかるインタビュー記事
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・【支社長インタビュー】大阪支社立ち上げへの道のりとこれから
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・エンジニアから営業へキャリアチェンジ!~自分と向き合い天職を見つける~
・29歳でミャンマー支社長になったリケジョが得たもの。
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