aciassを起業した、たった2つの理由 | 合同会社aciass
はじめまして。合同会社aciass(エイシヤス)の代表、髙野と申します。詳しい経歴については別の機会にお話しさせていただきますが、簡単にご紹介いたします。新卒で自動車業界に入社し、営業として2年...
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aciassを起業してから2ヶ月ほど経ちます。高野です。
ありがたいことに、この二ヶ月はずっとバタバタしていました。
今後もバタバタすると思いますので、aciassを起業するにあたって創業メンバーの3名(高野・東・畠)が何にたくさん時間を使ったのか、記憶が新しい内に書いていこうと思います。
この記事では法務局へどんな書類を提出するのかや事業計画等のお話しではなく、設立時に想定よりもたくさん時間がかかった項目についてお話ししていきます。
事業計画の作り方や法務局へどんな書類を提出するかなんて、調べればいくらでも出てきますからね。
やりたい事業内容とタスクの粒度次第で増減はすると思いますが、aciassは起業関連で60個ほどのタスクがありました。
今回は60個ほどのタスクの中で特に想定していたよりも時間がかかった4項目について詳しくお話ししたいと思います。
起業するぞ!ってなってから、何を先に考えるべきでしょうか。
たくさんやることがあり、抜け漏れがないように進める必要がありましたので、まず最初にNotionを導入しました。
そして、“aciassを作る”を一つのプロジェクトとして整理しながら進めるために、全てのタスクを登記前、登記後、口座開設後のいつやるべきなのかで分ける作業から始めました。
aciassの場合は設立後も見据えてNotionを導入しましたが、起業して2ヶ月経った今でも、Notionを開かない日はありません。導入してよかったです。
皆さんも起業される際には、必ずしもNotionで管理する必要はないかもしれませんが、何かしらの管理ツールを使ったほうが良いと思います。
機会があれば起業するときに使った項目を、Notionの機能紹介も含めて公開したいと思います。
振り返ってみると、法務局に提出する書類自体はすぐに揃えることが出来ましたので、あまりそこには時間はかからなかったです。
そう考えると”起業”すること自体はそんなに難しいことではなかったと記憶しています。
一番時間を使ったのは、やはり”今後どんな会社にしたいか”という曖昧な部分をしっかりと言語化していく作業でした。
勿論、ワクワクが溢れる楽しい会社にしたいという想いは3名(高野・東・畠)とも強かったのですが、
・どうやって”ワクワク”や”楽しい”をaciassで実現していくのか
・どうやって”ワクワク”や”楽しい”の逆が起こりうる状況を排除していくのか
を同時に考える必要がありました。
個人でワクワクしたいなら個人事業主になればいいですし、一部のメンバーだけがワクワクしてもしょうがないですからね。
これはかなり時間がかかりました。
たくさん時間をかけたからといって会心の一撃が出るとは限らないのに、必ず決める必要がありますからね。
そもそも会社名を決める前に“どんな会社にしたいか”も決める必要がありました。
そのイメージを象徴する名前にする必要があると思ってましたしね。
まずは3名(高野・東・畠)がどんな会社にしたいかのイメージを擦り合わせることから始まり、イメージが擦りあったら、”それ”を象徴する言葉を探し続ける作業でした。
弊社の場合は120個ほどの案が出て、そこから7個に絞りこまれ、最終的にaciassにしました。
3名(高野・東・畠)が心から気に入る会社名にしたいという強いこだわりから、会社名はどれだけ時間がかかってもいいとも思ってましたが、結果的にaciassという心から気に入った名前に出会えたからいいものの、いまだに気に入った会社名と出会えなかった可能性を考えると、ちょっとゾッとします。
由来についてはこちらの記事に記載してあります。
ロゴに関してはすんなり決まりました。
東が作成したのですが、東が高野や畠の好みを分かっていたからすんなり決まったのだと思います。
これもそれなりに時間がかかりました。
設立前からaciassのエンジニアさんたちは全員フルリモートであるものの、高野・東・畠の3名は毎日出社する想定でした。
当時は今後、出社頻度がどうなるかは置いておいて、何かと決めることが多い創業期はガンガン会議をする必要があり、対面で進める必要があると思ってました。
お昼ご飯を食べながらとか、帰り道とか、そういった小さい時間も使って色々考える必要がありましたからね。
また、人と人ですので、”aciass”とチューニングをする必要もあるとも思ってました。
そんな考えもあり、みんなが集まりやすいような立地で、aciassらしいご機嫌なオフィスを探すことにしました。
車で行けて、海と綺麗なビーチが一望できて、大きめの音量で音楽がかかっているようなオフィスを探していたのですが、そもそもそんなご機嫌なオフィスなんか存在しませんでした。
よくよく考えたら、オフィスは働く場所ですしね。
そんな中、藤沢のオフィスとご縁があり、現在のオフィスに決めました。
そのオフィスに毎日出社をしてますが大満足しています。
オフィスもオフィスで、気に入ったオフィスと出会えなかった可能性を考えると、ちょっとゾッとします。
遠いところはいやですしね。
これはかなり重いタスクでした。
以前の記事の”安心して稼働できる基盤の整備”のところでもお話ししましたが、
aciassでは“よしな”の先には自由は無いと考え、自由やワクワクを目指すからこそ、しっかりと会社とメンバーがお互いの権利を明文化し、みんなが安心して働ける環境を整え、企業の秩序を保ち続ける必要があると強く考えてました。
みんなが気持ちよく働けるように、10人以上の労働者云々は関係なくaciassでは創業時から就業規則や賃金規定を作り、みんながいつでも見れるようにしました。
現在のaciassの規模なら、性善説を前提とした“よしな”で会社を運用してもいいかもしれません。
しかし、性善説を前提とした“よしな”で会社を運用すると、メンバーの目線から見た時に、今まで許されていたことが急にダメになったり、そもそも決裁者の機嫌で、可否が左右されかねません。
そんな会社にワクワクなんてないと思っています。
また、頑張って結果も出しているのにたまたま発言するのが苦手なメンバーよりも、単純に発言することが得意なメンバーがたくさんのメリットを享受出来てしまいます。
決裁者の思惑で都合よくルールを変えられるような会社にはワクワクは感じられませんよね。給与や昇給に関してもそうだと思います。
退職の意向を伝えたら、何故か急に給与が上がるようなような、そんなダサい会社にはしたくないですからね。
個人ではなく、会社という組織でみんながワクワクするためには、ちゃんとしたルールが必要だと考えます。
安心して働きたいですからね。
以上が起業したときにいっぱい時間をかけて話したことになります。
少しでもaciassがどんな組織か伝われば幸いです。
もちろん、aciassの考え方に共感できない人もいると思います。正解はないと思っていますから、それはそれでいいとも思っています。
でも、少しでもaciassの考え方に共感していただけたら、何かしら反応をして頂けると幸いです。
もちろん、ご応募もお待ちしております。
ありがとうございました。