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AbemaTV開局2周年ーー開発チームの振り返りと今後の展望

AbemaTV開発本部 本部長の長瀬です。

AbemaTVは昨日で開局2周年を迎えました。多くのユーザーの皆さまにご利用いただき、開発チーム一同とても嬉しく思っています。2周年という節目のタイミングで、これまでの振り返りと今後の展望についてエントリーしたいと思います。


ベストトピックスは「72時間ホンネテレビ」

AbemaTVはこの2018年4月11日(水)で開局2周年を迎えました。「Abemaビデオ」や「通信節約モード」をはじめ「テレビデバイス」の強化など積極的なプロダクト開発を進めてきました。

その中でも、昨年11月には稲垣さん、草なぎさん、香取さんら3人が出演した「72時間ホンネテレビ」は日本中でも大いに話題となりました。この「72時間ホンネテレビ」に向けて開発チームでは負荷対策プロジェクトを発足し、約2ヶ月間という短期間でシステムキャパシティを5倍に拡大することが出来ました。「72時間ホンネテレビ」は国内でも最大規模のトラフィックとなりましたが無事に放送を終えることができ、開発チーム一同ほっと安心しました。

「72時間ホンネテレビ」の負荷対策プロジェクトについてはこちらのブログで詳しく記載をしています。
https://goo.gl/E9V4ob


(写真)サイバーエージェントのグループ総会でのひとコマ。みんなでアベマ法被を着てグループ総会に参加しました^ ^


(写真)同総会にてAbemaTVの負荷対策プロジェクトが最優秀ベストプロジェクト賞を受賞しました。


開発力倍増、新戦力が大活躍した1年でした

この1年はプロダクト開発と共に「開発力倍増」を掲げて、体制強化とガバナンス強化、開発プロセスの改善に取り組んできました。

体制強化にあたっては「自分が一緒に働きたいか?(技術力だけでは判断しない、一緒に働くイメージがわくか?)」という基準を大事にエンジニア自ら採用にコミットしてきました。この1年で約20名のエンジニアが新たにジョインしましたが、みんな優れた技術力を持ちながらも性格が良く、質実剛健な方ばかりです。そのような新戦力が素晴らしいパフォーマンスを発揮し、続々と昇格を果たしました。


(写真)エンジニアの昇格祝い、少人数で色んな話をできるとても良い機会です。


私自身、開発チームの成長において大事にしている事が4つあります。

1.技術的なチャレンジができているか?
2.優秀な仲間と切磋琢磨できているか?
3.納得できる評価と報酬を得ているか?
4.やりがいを感じられているか?

この4つの項目について開発チームのみんなからフィードバック(:各項目5点満点のアンケート)を集めています。


これまで2016年5月と2017年12月に計2回集計しましたが、この1年で全項目でスコアーが改善されました。特に大きくスコアーを伸ばしたのは「優秀な仲間」という項目です。この1年一切の妥協なく優秀なエンジニアを採用してきたことがこの結果に繋がったのではないかと考えています。また、「評価と報酬」においてもしっかりと改善出来たことは良かったと思います。

2018年より技術と組織の両面でマネジメントの強化をはかるべく、CTOに西尾を副本部長に矢内を就任する運びとなりました。組織は生き物で日々様々な課題がわいてくるものです。1つ1つの課題にしっかりと対応しながらも、より高い成果を出せる開発チームを作っていきたいと思っています。


エンジニアにとってチャンスとチャレンジを与え続けていきたい

開局から足元の開発に追われながらもチーム全員の頑張りでなんとかここまでやってきました。プロダクトとして基本的な機能を提供することができ、大規模なトラフィックに対してしっかりと対応できるシステム品質を担保することができました。

ここから2020年までを見据えた時に、デバイスの進化に加えて5Gといったインフラ強化も期待でき数年先のユーザー環境はより動画視聴に向いたものになってくると期待できます。それと同時に、世の中にはネット向けの映像コンテンツが溢れ、あらゆる世代のユーザーがネットで動画をみる社会なることが予想されます。映像コンテンツに求める品質は更に高くなり、4K8KをはじめVR/ARの技術進歩によりネット上の帯域はより逼迫することが予想されます。それと同時に圧縮技術や映像配信技術の進歩にも期待できると思います。

このような環境変化に対して、「マスメディア」を目指すAbemaTVは圧倒的なユーザーベースを持つことが至上命題であり、そのためには「配信の安定化」「帯域制限の壁」「デバイス対応」など、いくつか超えなければならない技術的なハードルが存在します。

このような技術的なハードルに対して「伝送技術」「コーデック技術」「ストリーミングクライアント」「コンテンツデリバリー」「SRE」「QAエンジニアリング」など様々な技術領域に対してアグレッシブに取り組んでいきたいと思っています。今後もエンジニアにとってチャンスとチャレンジを与え続け、彼らのクリエイティビティを大いに発揮できる環境を作っていきたいと思っています。


(写真)2018年4月の合宿風景。今期は20個のOKRを開発チームでコミットします。


(アベマは)ただのテレビじゃねぇんだよ

3年目を迎えるにあたり、開発チームみんなで合宿をしました。今期のOKRのプレゼンを実施した後、今期のスローガンについて話し合いました。

(アベマは)ただのテレビじゃねぇんだよ。

サイバーエージェントグループの今期のスローガン「会社は学校じゃねぇんだよ」をもじったもので、現状のテレビ品質やユーザー体験に満足せずにもっと凄いインターネットテレビを実現するという意気込みを込めました。

AbemaTVは既に多くのユーザーの皆さまにご利用いただいていますが、現状の視聴体験について一切満足しておりません。あらゆるレイヤーで改善したいことが山ほどあります。

既に視聴品質の向上にむけて新たなプロジェクトがスタートしました。また、攻めの機能開発にも積極的に取り組んでまります。

開発チーム一丸となって、AbemaTVをマスメディアに押し上げられればと思っています。

今後ともAbemaTVをどうぞよろしくお願いいたします!


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