こんにちは。ABCash採用担当です。
社員の声がすぐに形になる風土があるABCashですが、中でも今回は、社員が会社を創っていくという想いからできた社トレ(※1)で決まった「データ戦略室」についてご紹介します!
※1)社トレとは
https://www.wantedly.com/companies/abcashtechnologies/post_articles/505457
今回インタビューをさせていただいたのは、データ戦略室の室長を務める山口さんです。
早速、お話を聞いていきます。
社員の声からデータ戦略室ができましたが、どう思いますか?
社トレを通して全社員が、普段自分が掲げているミッションとは違う、一つの事業課題に対して真剣に案を出すことができたり、マネージャーやメンバーなどレイヤー関係なく意見を出して、それを社長に直接提案できるということが非常に良いです。さらに、その案がその場で可決されて、提案した当月中に形になり、スピード感があって非常に良い社風であると感じます。
そもそも「データ戦略室」って何をしているのですか?
大きく3つのことを方針として掲げています。
1「データの民主化」
・・・データから物事を意思決定していくという考え方・文化を組織に浸透させることを目標にしています。
数字から物事を考えることが全てではないですが、ある程度数字の裏付けをする考え方を持っていると、何かやる時に成功の角度が高くなったりするので、この考え方を当たり前のように、全社員が持てるようにしたいです。そのためには、常日頃から自分たちの事業の数字がどうなっているのかというのを常にみて考える、という習慣化をできるようにしていくことを推進しています。
2「データ分析基盤の整理」
・・・そもそもデータの民主化を推進していくにあたり、データをすぐに出せるようにしないといけません。ABCashに関わる全てのデータを分析できる状態に持っていけるようにするために、データを一つの場所に集めて、それをTableauなどのBIツールなどを使って分析を進めています。
実際、データの基盤を作るのは難しそうですが・・・?
そうですね。ここに関してはそもそもどういうデータを集めなくてはいけないのかというデータの定義を私・室長が行い、エンジニアと協力してデータを一箇所にまとめるということをしています。だからこそ、何のデータを集めるのかを考えて定義することが大事な仕事です。使えないデータを集めても意味がないですし・・・
定義つけする際に気を付けていることはありますか?
目的をしっかり明確にすること。
そのデータを使って何がしたいのか、ここが決まれば必要なデータを集めるということの8割型が決まっているようなものです。
3「データアナリスト(※2)の育成」
今まではデータの分析をスプレッドシートなどを使い属人的にやっていました。属人的にやることは素晴らしいものの、アウトプットの品質・クォリティがまちまちで定義が間違っていたり、もっとこういう風にしたら皆が理解できるのに・・・というデータ分析のところが良い水準のものではありませんでした。そのため、今回のように「データアナリスト」というポジションを作ることで、その人たちの分析スキルの向上が期待できるという点で育成をしています。
※2)データアナリスト:データを分析する人
データアナリストという今までなかった職種ですが、育成の際に意識されていることは?
点で見ると、BIツールのTableauがきちんと自分で作成できて、事業KPIのダッシュボードが一人で作れるようになるところから始まると思います。ただ、どちらかというと大切なのは「意識の問題」であると思います。基本的にデータアナリストが出した数字というのは、全て”正”として扱われるので、絶対に間違ってはいけません。その数字が間違っていたら、事業をミスリードしてしまうかもしれません。そのため、「自分が出す数字で会社の命運を決めるからね」と伝えています。要は、何となくやるのではなくて、あなたは物凄いことをしているのだという責任感を「意識」させることをまず初めに伝えています。
今後の展望は?
「データ戦略室のビジョン=事業の羅針盤」と掲げています。
基本的にデータ戦略室が提示したデータが根拠であり、事業をどっちに導いていったら良いのかという経営層の意思決定に大きく関わってくるところではあるので、こっちに進んだら良いですよ、という羅針盤であるべきであることがまず根底にあります。そこから上記3つのことを行い、土台の部分を整えていきます。
その先の展望としては、データ活用をして価値を見出すことがデータ戦略室の全てであると思っているので、データの活用を最大限にするということ。そして、行先は「ABCash Technologies」のテクノロジーの部分をデータ戦略室が担っていきたい。テクノロジーと聞くと「AI」とかを思う方も多いと思いますが、データで分析して価値を出すという点でテクノロジーが必要になってくるので、その一躍を担っていきたい。
そして、データをしっかりと集めていき、ABCashだけでなくて、まだまだ未熟な金融教育業界に還元していきたいです。
〈余談〉マークについて
「データ戦略室」からの依頼を受けてABCashのデザイナーが制作したもの。
意味としては、まずプロジェクトコードの「Sirius」=ハリーポッターに登場するとても良いキャラクターで「シリウス・ブラック」の変身後の黒い犬の姿をイメージしています。また、事業の羅針盤になるという思いから「北極星」や「シリウスの星座」を意図する星を入れ、データの番犬という意味で「守る盾+監視するサングラス」を全部のせしたらこの格好良いロゴになったということです!
■会社概要はこちら!
https://www.abcash.co.jp/