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【代表インタビュー・前編】「ゲーム大好き!」から生まれた習慣化サービス。習慣が変われば人生が変わる!

こんにちは。広報の加藤です。

みんチャレは95万人(2022年12月現在)を超えるユーザーがダイエットや運動、家事、勉強など、チームを作ってメンバーで励まし合いながらチャレンジする習慣化アプリです。そんなみんチャレの創始者であるエーテンラボ代表の長坂さんは、どんな人物なのか。そして、どんな想いで創業したのか。

最近は多くのメディアに出演し、その度に熱い思いを語ってくださる長坂さんですが、今回はみんチャレの未来を一緒に作っていただける方に向けて、改めてお話いただきました。

ゲームだけではなく現実世界で人を幸せにしたいと思ったのが「みんチャレ」構想のきっかけ

-長坂さんは1日に10時間ゲームに費やすほどゲームが大好きだったんですよね。どうしてそこから習慣化アプリ「みんチャレ」の発想に至ったのですか。

はい、学生時代はそうでした。大学の4年間のアルバイトで稼いだお金でアーケードゲームに通っていましたし、オンラインゲームには1日10時間ほど費やすくらい熱中していました。今は仕事オタクなので、ゲームはできていません笑。


ゲームは、夢中になっている時は幸せを感じますがやり終わるとその幸せは終わってしまう。要は、ゲームの幸せって実生活に活きないんです。一時的ではなく、人生の幸せに寄与するものが作れないかと思いました。そこで人の「幸せ」について調べると「人は自ら行動を起こすと幸せを感じる」という心理学の研究に出会いました。ただ行動に関する多くの方が抱える課題として「続かない」と言う問題がありました。人は習慣を身につけることができると自己効力感(自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること)が向上し、新しいことを始めるようになります。ならば夢中になってしまうゲームの要素を取り入れて、現実世界で楽しく習慣化できるアプリを作ろう!ということでゲーミフィケーションを活かして人を幸せにするアプリを個人的に作り始めました。

やりたいなら自分でやればいい。経営者のシンプルな発想に頭を打たれた。

-ソニーの社内ベンチャーから独立するまでの経緯を教えてください



みんチャレの構想は、前職のソニーで応募した新規事業創出プログラム「Sony Seed Acceleration Program(以下、SAP)」で採択され、ソニーのアプリとして2015年11月にリリースしました。

SAPに応募する前から、人の幸せに貢献するアプリケーションを作りたいという想いがあり企画していたアプリがありました。「小さなメダル」と言います。スマートフォンでユーザーのライフログをとり、その記録に応じて小さな奇跡を演出することで、幸せを感じてもらえるアプリです。例えば通勤で移動した距離を記録していき、ある日「あなたは地球1周と同じ距離の移動を達成しました!」と称えてメダルを贈る。このアイデアはソニーの社内でも好評でした。

この話は、ソフトバンクアカデミア(孫正義さんの後継者を育てる組織。ソニーで働くと同時期に外部1期生となり、現在も在籍しています)の仲間からも好評でした。

その後は特になにもアクションを起こさず数ヶ月が経ったとき、同じくソフトバンクアカデミアの経営者仲間から、「あの話どうなったの」と聞かれました。一瞬なんのことかわからなかったのですが、「あのアプリはその後進んでいる?」と問われようやく気づいたのです。「アプリの話は進んでないよ。特にどこの組織で作れるか決まってないし会社の許可も無いし。」それに対してあっさりこう言われてしまいました。「なんで?やりたいと思ったら自分でやればいいじゃん。」

この時私は頭をガツンと殴られたようでした。「そうか、やりたければ自分でやればいいのか!」。当時ソニーの社員であった私は何かを新しく始めるのに誰かの許可がいると長年の社会人生活で考えが固定化されてしまっていました。

PDCAを早くまわすため大組織ではなくスタートアップの道を選択した

「自分でやればいい」と気づかされたことで、一度消えかかっていた情熱の火が再び灯ることになりました。それからというもの、更に調査を進めるため国内外限らず人の幸せについての書物や論文を読み漁る日々が続きました。その結果、人は、自分から積極的に行動することで幸せを感じること、行動変容(目標に向かう行動の習慣化)が人を幸せにすること、行動変容は「同じ境遇の人と励まし合う」ピアサポートで促すことができることなど、現在の「みんチャレ」のコンセプトとなる知見を得ることができました。

そんな中、SAPの募集が始まり、迷うことなく応募することを決めました。チーム制習慣化アプリ「みんチャレ」を、ソフトバンクアカデミアで同期の木下さん(現エーテンラボ取締役ArtDirector)の協力で提案し、見事採択されました。その後ソニーのとあるプロジェクト仲間であった山口さん(現エーテンラボ取締役CTO)も加わりアプリを開発し、リリースしました。

SAPでは、1年間ソニーの社内ベンチャーとして育てた後、その後の行き先をどうするか(事業部化するのか、子会社化するのか、独立するのか)採択の際に決めておかなければいけませんが、私は応募する前から「独立」と決めており、準備していました。ソフトバンクアカデミアの仲間から背中を押されたこともあったし、世の中に類似アプリが無い全く新しいアプリなので事業を成功させるためには試行錯誤が必要で、ユーザーにとってもPDCAをなるべく早く回して、事業を回す環境を自分たちで構築したほうが良いと判断しました。


果たして、この先スムーズに独立することができるのでしょうか?!

〜後編もお楽しみに♪〜

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