こんにちは。営業の部田(とりた)です。
今回は創業から13期目に突入した当社の、創業から現在までの道のりやその時々の想いについて社長の永吉に語ってもらおうと思います。
時代は常に変化を繰り返し、創業メンバーも着実に歳を重ね、朝令暮改に事業のマイナーチェンジを行なってきた当社。
現在の就職支援サービス『Actbiz』を最高傑作のサービスとして提供出来るに至るには、それなりの紆余曲折があったのです。
早速伺っていきましょう!
正直最初は人材派遣事業を心の底から好きになれない時期もありました。
―株式会社アキュートの創業期はどんな事を行なっていましたか?
こんにちは、永吉です。
株式会社アキュートは2010年の1月に創業した会社で、当時Actbizは影も形もなく、最初はweb制作と営業代行を行なっていました。
以前は大手媒体社の広告営業で同期No1の実績を出し続けていたので、昔取った杵柄でガシガシ新規の営業回りをしながら、顧客の獲得や新たなコンテンツ開発をして次々に販路開拓をしていたのを覚えています。
コンテンツを作っては売りを繰り返しながら様々なお客様と出会い、その中でアウトソーシング事業を行なう企業と出会い、仕事のオファーを受ける形で2010年の7月から現在の基盤となる人材派遣事業に着手するに至りました。
―人材派遣事業は順調でしたか?
苦労が無かったかと言うとウソになりますが、事業を進めていく事自体への課題は無く、そんなことよりももっと大きな問題を抱えていました。
―と言いますと?
会社のビジョンです。
ただ売れるものを売って、収益を上げるという行為は、私の創業の目的ではありません。
日本の少子高齢化は当時から問題視されていて、日本の国力の低下を何とかしたいと思っていました。その中でも、次の世代を築いていける事業を行なう事で、社会に貢献したいというのが私の考えでした。
ただ、それを具体化する手段をまだ得ていなかったのが当時のアキュートの状況だったわけです。
色々なことに着手し、その事業自体を成立させることはできても、私のビジョンを具体化する事が出来ていなかったわけですね。経営者として未熟でした。
そこに、人材派遣事業という流れでして、リーマンショックからの立ち直りの中、事業としては堅調に進むものの、あるところでは「人材ブローカー」や「中抜き業者」などと揶揄されたり、世の中にも「派遣切り」という言葉のネガティブな印象がありました。
私自身も次の世代を築くという目的に直接のつながりが見い出せず、心の底からは派遣事業を好きになれない時期があったのも事実です。
ある体験をするまでは。
―ある経験とは何ですか?
当社で常駐型の派遣業に従事していた、元交通整理誘導員の男性が派遣先の企業から社員化の話を受ける一件がありました。
それが本人のためになれば、という気持ちと寂しさもありましたが、承諾することにしたのです。
ほどなくして、その男性が結婚をし、私も披露宴に招待されることになったのです。
その時、男性の父親から「あなたが永吉さん?息子の人生を救ってくれて本当にありがとうございました」と泣きながら握手をされたのです。
この経験をした時に、自身のやってきた派遣事業を通して次の世代につながる貢献ができたんだと、改めて強く実感することができたのです。
そこからは迷いが振り切れたかの如く、もっと仕組みやクオリティを上げ、より精度の高いキャリア支援が出来るように、スキームからクライアントとのアライアンスの見直しに没頭し、Actbizの前身となる構想を練り上げていくに至ったのです。
派遣業界の“お約束”を覆すモデルとは
―それは感動的な体験ですね。そこから現在の自社登用で就業経験を積ませ、ビジネス訓練とキャリアカウンセリングを徹底的に行った上で企業へ紹介するモデルが出来上がったと?
そうです。
足がかり1年強をかけて、メンバーで市場調査からクライアントとの調整、体系化を行なっていきました。
特に教育の仕組みにメンター制度、当社ではTAと呼ぶコーチをマンツーマンで置く事と、教育カリキュラム全48コマを構築するためにカウンセリングや社会人研修、営業研修などを実際に受講し取り入れながら作っていきました。
そこに膨大な労力と時間をかけ、試行錯誤をしながら今のActbizの原型が出来ていったというわけです。
この点においては、当社の最も自信を持ってお勧めできる特徴ですね。
―ビジョンは具体化出来ましたか?
Actbizは確実に次の世代を築くことができる事業だと確信しています。
・世の中の人材のビジネススキルをアップさせることで叶う経済的な社会貢献
・企業に人材を貸し出すのではなく、優良な人材に成長させて登用機会を与える企業貢献
・キャリアアップを実現することで叶う人への貢献
の三つを同時に叶える事が出来、この流れを新たなスタンダードにすることで、世の中は少し豊かになるでしょう。
これを中期的には全国に展開していきたいと考えています。
これまで、派遣事業者が「雇用の創出」と存在定義しているものの、働ける間は働かせてその後のキャリアアップには特段着手しないという、時間の搾取。
収益源の派遣労働者を手放したくないがために、派遣先企業が社員登用することを派遣会社が嫌がり、派遣先企業も声掛けしづらい雰囲気になってしまっている機会の搾取。
こういった派遣業の悪しき“お約束”のせいでキャリアアップの機会を失ってしまう人を救うために、当社では全部覆してやりました。笑
2年以上の当社での在籍を許さないという意気込みで、利用者さんへのキャリアコーチングを当社のメンバーは必死に行なっています。
―今後の展望は?
先ほども申し上げました通り、
・この事業を全国に展開する事
・新たな就職サポートの方法としてスタンダード化する事
です。
そのためには企業の成長や、運営メンバーの増強、認知促進、クライアント企業への理解などまだまだやるべきことがたくさんあります。
が、Actbizが広がっていくのが楽しみで仕方ないですね。
きっと近い将来、就職活動の普遍的な選択肢の一つになっていると思いますよ。
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