今回は、2024年の7月から本格的に創造舎へジョインしてくださった泉ヶ谷事業部 執行役員の上田健司さんを直撃。
ホテルマン一筋40年の華々しい経歴や熱い想い、これからの挑戦を語っていただきました。
上田健司さんプロフィール
新卒でヒルトン東京に入社。経験者として2年務めた後、ヒルトン大阪→支配人職で神戸ベイシェラトン→部長職で東京ベイコート倶楽部→総支配人職でエクシブ有馬離宮で5件目となる新規開業を経験。その後、世界的ブランドであるカハラホテルに副社長として着任し、海外文化や海外ホテルの運営を学ぶ。帰国後、次のステップを考える期間も含め、百貨店で6店舗を運営している会社にて人材育成業務を行う。その後、2024年7月創造舎へ入社。静岡市地域おこし協力隊も務めている。
ー 創造舎との出会い・入社のきっかけを教えてください。
2023年3月に関わりのあった営業マンから創造舎の社長がホテル運営のプロを探していると相談を受け、その営業マンが私に声をかけてきたのがきっかけでした。山梨社長に初めてお会いした時、熱いパッションと人を思う人情、温かさに惹かれました。今まで出会ったことがない、がんばってきている人だなと、この人と一緒に仕事ができたらもっと達成感を感じられるだろうなとワクワクしていたある時、社長から新規で宿事業の開拓をしていく話を聞き、即引き受けました!
当初は月に1回もしくは2回のペースで宿事業のサポートで静岡入りしていましたが、今年の7月に個人事業主としてコンサルタント会社を起ち上げたのをきっかけに、どっぷりと創造舎に浸かって取り組んでいます。
ー 他にも何社かのオファーを断ってまで、静岡の、創造舎の宿事業立ち上げに参画しようと思った理由は何ですか?
今更、シティ系の大きいホテルで総支配人やってもどうなんだろう?というのはありました。ホテルを運営することや開業することは今まで経験してきて、つくり方は分かりきってることだから。あとは面白味より、質を上げるのかどうなのか?という問題だけなので、人間として発展するのか?を考えたときに静岡で宿事業の開拓にチャレンジしてまだまだ成長したいと思いました。
ー 現在の仕事内容や仕事へのこだわりを教えてください。
泉ヶ谷事業部を預かり、数字の管理、組織運営と全般に渡り、勤めています。
今はたくさんの方に和楽という宿事業を知ってもらうために、全8室を満室にすることに注力しながら、年末や来年の戦略を立てているところです。
目標を達成するためには、そこまでのストーリーが見えてないと絶対成功しないと思っています。和楽でいうと稼働率の目標を決めて、埋め方を逆算して、ブランディングを見直して…
スタッフとぶつかることもありましたが、今は同じ方向をみて進めていると思います。
仕事で意識しているのは、常に決断をすること。
朝決めたルールも、違うと思ったら影響が出る前に変更する。現場を混乱させてしまう可能性はあるけど、悪影響にならないように即決断しています。ホテルの仕事イコール予測対応で、お客様に興味を持つことが大切です。気付けて知っていれば、一段階上の仕事になる。自分では気付かなかったり分からないことが多い中で、誰かに教えてもらえるとそこまで難しくないことで…
この経験を積むことで、質を上げて全体的に底上げをしていくことも重要だと思います。
並行して、静岡市の地域おこし協力隊に任命され、静岡を国内外に発信していく取り組みも行っています。生まれ育った東京、家族を持った現在の自宅がある大阪のように、静岡を故郷と呼べるようにどっぷり浸かっていく所存です!
ー 前代未聞の偉業とこれからの挑戦
新卒から支配人、部長、総支配人まで約40年間、ホテルマンとしてのキャリアを積み全てのポジションで新規開業をしているホテルマンはいないと自負しています。全ての新規開業にはそれぞれの苦労や大変さはありましたが、開業日にファーストゲストをお迎えする瞬間は忘れられない、緊張感と喜びがありました。
一番印象的なのは有馬離宮です。自分がトップで開業させるってことは、やりたいことをやらせてもらえるありがたい環境で。昔から一緒にやってきた仲間を連れてきて、今までにないホテル作っちゃおう!最強のホテルにしよう!とつくりあげ、お客様から「ここ何か違うね!」と言ってもらえたのがとても嬉しく、開業してから2年間ずっと満室で売上もグループで新記録を出せたのも誇りです。これまでのホテル人生で数字を創り出すことを徹底的に追求し、目標数字を必ず達成してきましたが、今たった8室の和楽・別邸を埋めきれないことにいてもがいています。
今はとにかく考え、とにかく行動に移すことを意識して、何かを行えば、必ず、何かが見えてくると思って毎日過ごしています。
ー 上田さんが今もなお、挑戦し続ける理由は何ですか?
神戸で勤務している時に阪神淡路大震災を経験して、考え方が変わったことも私の大きな変化でした。自然災害には太刀打ちできず、復旧まで2年くらいかかりました。大切なスタッフを亡くし、人生何が起こるか分からないし、いつ死んでも後悔しないように生きようと考えるきっかけになりました。
あとは、自分の歴史を伝えられる男に成りたいって想いもありますね!笑
ー 上田さんの次なる挑戦と創造舎とは?
まだまだ、自分の経験からやることがたくさんあり、すべてをやり切って結果を出していきたいです。目標数字に対して、挑む、前向きに考える、そして、何よりも自分自身が大切にしているキーワードである「全体最適」を目指すチーム作りをしていきます。具体的に言うと、ここはうまくいっているけど、ここは駄目だではなく、全体が常に最適な状態で運営できることを意識したチーム作りです。その為の第一歩は、働く仲間に関心を持つことができるチームになれればと考えています。関わるみなさん、本当に親切で優しい方ばかりです。相手を大切にする想いを感じる素敵な職場環境と受け止めています。
創造舎は「あれだめ、これだめなんか絶対に言わない」風土の企業です。何よりもまだまだ、成長途上の企業であり、伝統工芸の文化を継承することを軸に新たな取り組みを次々と展開しています。自分自身の成長と企業の進化を愉しみたい方にはお勧めです!他責にすることなく、全てを自責で考えることを実行する方、創造舎でお待ちしております。
すべては、タイミング。
上田さんの座右の銘は「啐啄の機」。
絶妙なタイミング、人生全てがタイミング、仕事の教え方もタイミングで吸収が変わるという意味ですが、上田さんが帰国されたタイミング、創造舎と出逢うタイミングなどすべてが良いタイミングであり、上田さんの人生を物語る言葉だと感じました。
60歳を過ぎても、まだまだ成長したいというバイタリティをお持ちの上田さんがいらっしゃる環境に感謝し、上田さんから教えていただけることがまだまだあるな!と思いました。
上田さんのように、さまざまな経歴を持ち、人情深い人がたくさんいる会社です。
引き続き、創造舎の中の人の魅力をお伝えしていきます!
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