ミュージシャンからビジネスマンになっても「現実世界で戦う人の味方でありたい」

【Sansan Story vol.1】尾部絵里子 - サポート部グループリーダー

ミュージシャンを目指しながら、“サラリーマンのブルース”を表現するため、2004年より250名規模のコールセンターにスーパーバイザーとして新卒入社。YAMAHA主催のコンテストでベストベーシスト賞を受賞するなど、ビジネスと音楽を両立。2013年にSansanにジョインし、現在はサポート部のリーダーとして顧客満足度の向上に従事している。同時に、社内での女性の働き方の革新も目指している尾部さんに、Sansanを選んだ理由や今後実現していきたいことを伺った。

ビジネスと音楽を目指した20代

大学を卒業した22歳のときに、新卒で就業しながら、高校時代からの夢だったミュージシャンを目指していました。ミュージシャンとして色恋物語や異世界のことを表現するのではなく、現実世界で戦う人の味方でありたかった。だから、ビジネスを経験したかったんです。そう思って、250名規模のコールセンター（100％女性オペレーター）にスーパーバイザーとして入社しました。その後、26歳のときに音楽活動を優先するために、人材業界に特化したソフトウェアを提供する会社に契約社員として転職しました。しかし、2008年のリーマンショックがあり「このまま音楽を続けていても食べられない」と思ったんです。29歳で契約社員から正社員になるという決断をし、ミュージシャンの夢を諦めました。もともと30歳で結果が出なければやめると決めていましたが、1年早く諦めることになりました。

Sansanとの出会いは、営業先のお客様からのすすめ

ビジネスに絞ってから、前職で営業をしていたときに偶然出会ったのがSansanでした。営業先でお客様からSansanのサービスを紹介され、「お客様が自ら紹介するサービスなんてどれだけ良いものなのだろう」と驚いたのを今でも覚えています。その後、ご縁あって弊社取締役の富岡と会う機会があり、「働き方に革新を起こす」というミッションに振り切る姿勢に共感し、入社を決めました。

自分のキャリア選択の軸として「人生の方向性が同じかどうか」があります。Sansanを選んだのも、自分の目指す方向性と会社が目指す方向性が合っていたからです。前職で、システムを通じてお客さまの事業に貢献する喜びを知りました。次はMicrosoftのOfficeやAppleのiPhoneのように、世界中で愛されるプロダクトに関わりたかったんです。だから、全てのビジネスマンの当たり前になるかもしれない「Sansan」に憧れました。

ボトムアップで施策を打てる風通しの良さ

現在は、サポート部でグループリーダーをしています。具体的にはグループマネジメントのほかに大きく3つあり、社内の業務効率化・顧客満足度の向上・自己解決のための施策立案があります。自己解決というのは、ヘルプを充実させるなどしてなるべくお客様がSansanを使いたい時すぐに、ご自身で解決できるような仕組みを作ろうという取り組みです。こうした施策は月に一度、代表の寺田に提案する機会があり、かなりの割合で自分が練った施策を打つまでに至っています。こうして、自分自身が考えた施策を提案できて、最後まで責任を持って実行できるというのは非常に面白いですね。

また、メンバーの強みや挑戦したいことと、組織のミッションの達成や成長とを合致させた施策を進めることで、成果につなげ、チームの士気が上がった際にやりがいを感じます。 Sansanの「強みを活かす」というカルチャーが私自身の「他者の強みを最大限活かす」という強みと非常にマッチしているので、自身のやり方で結果を出せると非常に喜びも大きいです。

ゆくゆくはサポート部をなくすのが、サポート部の仕事

今ある問題の解決をサポートするのも私たちの仕事ですが、これから問題が起こらないように、説明しなくてもユーザが自由自在に使えるプロダクトにするため、お客様の声を社内に積極的に届けるのも私たちの役割です。

とはいえ、サポート部は絶対になくなりません（笑）プロダクトがどんどん成長し、新たな機能ができれば、サポートが必ず必要だからです。 3年後には Sansan は世界のビジネスマンの「当たり前」になっています。世界のユーザが「当たり前」にSansanを使えるようにサポートできるよう、自身もワールドワイドに活躍すべく成長していたいと思っています。

全員が活躍できる職場を目指して

今後については、自分自身を含めて、社員が子育てをしながら働ける環境を作っていきたいと考えています。働くといっても、時短をしたり責任の少ない仕事をしたりということではなく、充実した仕事を続けられるということです。今はそのために、グループ内でそうした社員が帰ってこられる環境を作ることを目指して、仕組みを作っているところです。難しい挑戦ではありますが、結束の強いSansanでなら実現できると思っています。