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70年以上に亘りDNA(会社の価値観)をつないで

創業者 野口虎雄(のぐち とらお)は多彩な人物でした。写真を撮ればプロ並み、小説も書いていました。時には芸能人のマネジメントもしたり、盆栽の栽培と販売、催眠術師・・・。書ききれないくらい様々なことに挑戦してきた人物です。戦時中は海外に亘り、戦後は現地の人に技術者として指導も行っていたそうです。人と人とのつながりを大切にし、戦後間もない1951年に5人で始めた会社を200人規模に育てました。野口虎雄は、常に社員のことを優先に考え、社員のことを大切にして参りました。

そんな人物のDNAを受け継いだ2代目社長の野口貴弘(のぐち たかひろ)は、虎雄の精神を受け継ぎ、単身で海外に赴き、販路を開拓して参りました。今や海外取引が売り上げの6割以上になっており、そのお陰で現在の当社が存続し続けています。野口貴弘も社員を大切にする精神を受け継ぎ、常に「一人一人の社員が主役」だと発信して参りました。同族で企業経営を続けることを良しとしなかった野口貴弘は、次の社長は社員から、との思いで次世代社員の育成に力を注ぎました。

こうして誕生したのが現社長の國分寿史(こくぶんとしふみ)です。3代目の社長となった國分は、社員から社長が誕生するという新しい時代のロールモデルでもあります。100年に一度の変革と言われる自動車業界に身を置き、先行きが不透明な中での経営は決して生易しいものではありませんが、「200人の従業員の雇用を守りたい」、という強い思いで経営を担っています。

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