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『障がい者の日』のイベントのレポート 〜障がい者雇用の現実とは?uFitが取り組んでいる支援~

12月3日から12月9日は、国が定める「障がい者週間」でした。

これに合わせuFitでは、現在行っている障がい者支援のプロテインの製造委託の取り組みを紹介するイベントを実施しました。

「障がい者雇用を考える体験イベント」
2024年12月9日(月)
ララガーデン長町 1階 おとのひろば
はらから福祉会で実際に働く障がいを持つ方々とのプロテイン製造体験イベント・プロテイン特別販売

このイベントは、実体験を通し障がい者雇用の実際に行っている仕事やそこで働いている人の働きぶりを伝え、障がい者雇用の重要性を伝えるために行われました。

会場には実際に製造に携わっている事業所の利用者(※)も出席し、仕事内容を説明しながら訪れた人にプロテインの計量を体験してもらいました。

※利用者:施設を利用している障がいを持つ方の呼称

障がい者雇用の課題とは

現在日本では、障がいのある方は作業所に通い軽作業を行い、「工賃」という形で賃金を受け取っています。

しかしこのような作業所での平均工賃は月16,507円、時給換算すると233円となっており、自立的な生活を送るのはほぼ不可能な状況です。

uFitでは、プロテインや完全栄養食の製造を福祉事業所に委託し、その製造を通して「工賃」を支払うという形で障がい者の就労支援を行っています。

障がいをもつ方々が経済的に自立して社会の一員として役割を果たせるよう、工賃の平均額を継続的に「7万円」に引きあげることを目標に掲げてきました。

uFitが行っている、「購入が支援につながる」という新しい形の支援。

この活動について代表の林、完全栄養食やプロテインの商品開発を担当している菅原へインタビューを行いました。

▼インタビューを行う2人についてはこちらから

【代表インタビュー】林 慧亮がフィットネス事業をする理由と、見据えるuFitの未来 | 株式会社MAKERS
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Q、この活動を始めた背景を教えてください。

<林>

「障がいのある方を支援したい」という思いからスタートしたわけではなく、創業当初たくさんの工場とお話した中で前向きに製造に取り組んでもらえたことから、現在の事業所にお願いするようになり、これが結果的に支援につながっていきました。

実際にB型支援の施設を運営している方にお会いした際には、利用者の方の家族やご両親が、「自分たちがいなくなったらどうなってしまうのだろうか」と強く心配していることを知りました。

現在の工賃で、利用者の方が1人で生活をしていくことは難しく、利用者の方だけでなくそのご家族のためにも、工賃を上げ、自立した生活をできるようにしたいと思うようになり、現在行っている活動を支援につなげていくことにしました。

▼過去に行ったイベントの記事はこちらから

「#チャリティプロテイン って何?」フィットネスベンチャー企業が障がい者の給与アップに取り組むワケとは | 株式会社MAKERS
こんにちは!uFit人事・広報の渡邊りんどうです。今回は2月に開催中の「uFit Soy Protein チャリティプロテイン」のキャンペーンについてご紹介します。スポーツや健康だけでなく社会福...
https://www.wantedly.com/companies/MAKERS/post_articles/479483

Q、今回のイベントの率直な感想を教えてください。

<林>

今回のイベントは平日に開催したので、会場となったショッピングモールへ来ている人が少なく難しさを感じました。それでも、製造を委託している事業所の利用者の方が集客に協力してくださり、体験に参加してくださった方は障がいのある方の普段の仕事を体験し、難しさや大変さを感じてもらうことができてよい機会になったと思います。

<菅原>

いつも作業してくださっている事業所の方と実際に接し、すごく丁寧に仕事をしてくださっていることを知ることができてとても感動しました。

来てくださった方も、「こんな大変なことをしているんだ、すごい」と言ってくださり、普段障がいのある方が行っている仕事の内容や、丁寧な仕事ぶりを知ってもらう機会になりとてもよかったと思います。

(利用者の方とイベントへの呼び込みをしている様子)

Q,今回のイベントを行うにあたっての想い

<林>

障がいの日に合わせて、障がいのある方が普段どのような仕事をしてるのかや、課題となっている工賃の低さの現状を多くの人に知ってもらい、広めたいという思いで開催しました。

また、「購入が支援につながる」という活動を行っており、このような方法で工賃を少しずつ上げていくことができるということも同時に知ってもらいたいと思っていました。

Q,この先の未来で目指すもの

<林>

自社ができることには限りがあり、全てを解決することはできません。だからこそ、自分たちが行っている活動をみて、こんな現実があり、こんな活動があることを知ってもらい、少しでも多くの人が何か行動を起こすきっかけになればいいと思っています。

(写真は利用者の方が作業をしている様子を林が見に行った際の様子)

<菅原>

事業所で働いている利用者の方は、真剣に丁寧に、そして楽しそうに作業してくださっています、その姿に本当に感動しました。

障がいのある方がとても丁寧に仕事に取り組んでいることをもっと多くの人に広めていくと同時に、現在uFitが行っている活動を広めていきたいと思っています。

そして、今関わっている施設だけでなく、障がい者事業全体の工賃を上げることを目標に様々な支援の形を模索しながら取り組んでいきたいです。

「健康」に対して誰も取り残さない

MAKERSが行う障がい者雇用支援は、寄付や支援金ではなく働いた対価としての工賃をお支払いすることに強い意義を見出しています。

「働くことで収入を得る」を通して、充実した健康な生活が送れるよう、これからも支援を続けていきます。


自分で稼いだお金で、好きなものを買うこと。

自分の稼いだお金で、おいしいご飯を食べること。

仕事を通して社会に参加し、人とつながること。

自分の作った商品が、誰かを支えている。

自分が買った商品が、誰かへの支援につながっている。


uFitでは、この喜びを利用者の方へ広め、多くの方へ共感していただけるよう活動を進めていきます。

健康をキーワードに、予防の普及活動だけでなく社会福祉・障がい者支援にも興味のある方は一緒に取り組んでいきましょう!


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