今回は中途入社のお二人にお話をお伺いしました。
早田祐也さん(2021年入社、川越工場品質保証統括部品質保証部品質システムグループ)
四方田琢磨さん(2018年入社、川越工場技術部機械技術グループ)
【川越工場の良いところは?】
川越製薬は、ボトムアップの機能を有しているところがとても良いと思います。現場社員のレベル1、現場マネージャーのレベル2、そして部署長のレベル3となっており、レベル3から降りてくる情報は、レベル2へ連携され、レベル2からレベル1まで速やかに伝達されます。
逆に、レベル1の意見はレベル2、レベル3へとエスカレーションされ、自分の意見を経営陣に伝えられる風通しの良さがあります。
また、直接の上長を通じて意見を伝えるほか、工場長へも気軽に話しかけられる等、非常に良い文化があります。
自分に対して期待されているのを日々感じることができます。
【お二人とも転職されていますが、外資系企業への転職に怖さはありませんでしたか?】
(川越工場が2月末まで所属していたフランスの製薬企業に転職された時のことを教えてください。)
「外資」をあまり意識したことはありませんでしたが、「外資系企業」とはいえ「川越工場」なので、外資系企業と日本企業の良いところがミックスされているように思いました。
日々の目の前の業務は「日本の川越工場」で日本ならではの高品質を維持した医薬品をつくるための業務となりますが、本社から降りてくる教育制度や仕組みもあり、川越工場にいながら世界と繋がっているため視野が広がります。
【どのくらいで一人前になれますか?】
(四方田さん:技術部)もちろん中途入社の場合は、それぞれのバックグランドがどのくらいあるのかによって左右されるところがあります。取り扱う機械や製品が異なっていたとしても、ある程度自信を持った技術と知識があれば、川越製薬での年間行事、細かなスケジュールに合わせて対応していくことになります。
1年目では、メンテナンススケジュールを把握しながら川越工場での機械や施設について理解し、2年目におさらいも兼ねて自ら行動を起こしていく、3年目にはスケジュールの作成もできるようになります。
(早田さん:品質保証部)品質保証の分野でも、やはりこれまでの経験がどの程度なのかによって異なると思います。自分の場合も、経験を持って入社してきているので、1年目に年間の流れや出来事を把握しながら川越工場としてのGMPの在り方を徹底して学ばせて頂きました。2年目は周りからのサポートを受けながらも主体的に業務を行う事ができ、3年目となる現在はプロジェクトリーダーを任せていただいています。
【ワークライフバランスはとれていますか?】
(四方田さん)技術部の分野で、フレックスタイム制度というのは大変珍しいと思います。この制度を利用しつつ、仕事面でも自分でコントロールしスケジュールを立てることができるため、自由に働けていると思います。
休みの日には、山登りをしたり、マラソンや自転車等で体を動かしています。
(早田さん)フレックスタイム制度と在宅勤務制度を最大限に活用し、ワークライフバランスをとっています。
休みの日は筋トレを行ったり、都会の中の緑が好きなので、都内のビルの中の公園などおしゃれな場所でのんびりティータイムを楽しんだりなど、ゆったり過ごしています。
【お二人とも労働組合のメンバーですが、組合の意見としてはいかがですか?】
前の会社(川越工場が2月末まで所属していたフランスの製薬企業)のユニオンのころから引き続き、労働組合と会社との関係は良好であると感じています。
労使協議会においても、組合側の意見を述べる機会があり、会社側に伝えることができています。
もちろん全ての意見をそのまま反映できるかというと、そうではないですが、聞いてもらえる文化、そして会社側も何とかしていきたいという、双方の歩み寄りがあり、常にお互い相談できる状態にあると思います。
川越製薬の36協定では、時間外労働の上限時間が労基法上の45時間/月ではなく30時間/月にしており、超える場合でも80時間/月ではなく60時間/月にしています。
直属長のみならず、工場全体で労働時間については管理されており、労使協議会においても毎回モニタリング結果および30時間を超過してしまった背景など話し合われています。
これらのことからも、労働組合と会社とが、時間外労働を減らす努力を行っていることが実感できます。
【インタビューを終えて】
私自身、転職組ですが、川越工場に来たのは2023年3月から。
お二人にお話をお伺いし、川越工場でのそれぞれの役割をモチベーション高く果たされていることを肌で感じることができました。
またお話の中で3年目に独り立ち、という部分においては、川越工場の風通しの良さと、部下の育成や現場で必要となる教育の充実さをうかがうことができました。
お話を伺い、川越製薬に入社して良かった、と改めて実感しました。