ベンチャー企業で働くとは?
こんにちは!HOAP代表の権守です。本記事ではベンチャー企業で働くとは?という内容を書いていきたいなと思います。創業期のベンチャー企業で働いたことのない方々にとっては、イメージしにくい部分じゃないかなと思います。多くあるイメージだと、昨今の働き方改革に逆行し、皆で夜中まで働く。そんな感じなのかなと思います。
当社も創業してまだ3年のベンチャー企業です。飛行機で言うと助走し、一気に空に飛び立つ瞬間です。ここからが面白いフェーズだし、創業期にジョインするメンバーにとっては良い言い方かどうか分からないですが「先行者利益」を取れるんじゃないかなと思っています。やはりベンチャー企業に入社するのは有期がいることなのかなとも思います(自分は考えたことなかったですが・・・)。大手企業に比べて、人員も限られているので少人数で様々なことをやらないといけない。資金も潤沢ではないので、低コストでどう成果を上げるか考えて高速で実行していかないと、すぐ資金は底をついてしまいます。
こんなリスクを取ってまでベンチャー企業に入る理由って何なんでしょうか?私が思うには2つあります。
①計り知れない経験値がつく
②先行者利益がもらえる
です。
私自身、前職は社員2人で売上数十万しかないベンチャー企業に飛び込みました。人数が少ないので、役職は執行役員というカッコいいネームは付いていましたが、やっていることは泥臭いことばかりです。最初は営業戦略を考えることから、インサイドセールスからフィールドセールス、カスタマーサクセスまで全部こなしました。それと同時にマーケティング戦略を自分で考えたり広告を回したりしてリードを取る部分まで。そして事業が成長してくると先の業務に加え人事採用(媒体の運用から1次面接の実施)、組織拡大に伴いマネージメント研修をしたり、請求書の発行などの経理、新規事業の立ち上げなど全部を同時進行でこなしてきました。人が少ないからこそマルチに経験し、圧倒的なスキルが身に付いていきました。
当然売上利益が付いてくると給与は爆上がりです。なぜなら個人の数字とか成果というより会社を飛躍的に成長させたという結果が付いてきているので、青天井で給与を交渉出来ます。役割が決まっていたらそのレンジの中で給与は決まりますし、組織として大きくなると不公平を無くすために評価制度を作ったりしますよね。ベンチャー企業って評価制度もとくにないケースも多いので会社の成長と同時にどんどん給与も上がるんです。そういったメリットもあります。
つまりベンチャー企業で働くというのは、個人にとってもメリットが大きいし、何よりも自分が主体で動いているので、心の底から『仕事って楽しいな』と思えると思います。
そんなベンチャー企業でもあるHOAPでは、どんな考えを大切にしているのか?その辺について書いていこうと思います。
目次
ベンチャー企業で働くとは?
①結果が全て
②責任を果たすから自由がある
③会社は学校じゃない
こんなことに挑戦できる
①結果が全て
まず第一に私個人としても、会社としても大事にしていること。それは『結果が全て』ということです。結果の定義は役職や役割によって変わりますが、結果を出し続けることを大切にしています。
大前提、ベンチャー企業はリソースも資金も限られていますので、何回も打席に立つことができないんです。1打席で結果を残さないと次はない。そんな感覚で経営しています。なのでその1打席で絶対に結果を出す準備を日々行い、打席が回ってくるチャンスを狙っているんです。経営者の私にとっての結果は事業を成長させ、同志を集め、社会にインパクトを与える会社を創り、存続させることです。結果が残せなければ廃業、多額の借金を背負うなんていうリスクを負っていますので、是が非でも結果を残さないといけないのです。
ではそれを社員に求めるのか?というとそうではありません。『結果を残す』ことで見えてくる世界が変わり、今までの価値観が変わり、圧倒的な成長を実感できるからです。
結果を残している人と結果を残せていない人、どちらに裁量権のある仕事が回ってくると思いますか?
どこの会社も同じだと思うのですが、結果を残している人に新規事業を任せたい、大きなプロジェクトを任せたい。そう思うのが普通です。そして新しく任された仕事でも『結果を残す』ことが出来たら、また新しいチャンスが回ってくる。当然結果を残しているからこそ給与もどんどん上がっていき、裁量権も増え、自由に自分の考えで仕事が出来るようになっていきます。
つまり社会人として『結果を残す』ことが始まりであり、結果を出すことで仕事が楽しくなっていくんです。せっかく1日の1/3の時間を仕事に使うのであれば、大きい目標に向かって楽しく働きたいと思いませんか?結果が出せていない時期は本当にしんどいですし、仕事も楽しくないと思うことも多いと思います。私自身新卒で入った会社で営業を始めたばかりの時、半年は思うように結果が付いてきませんでした。その時期は「会社に行きたくないな」と思うこともありました。でも常に結果に拘り行動し続けた結果、どんどん成果が出て、仕事が楽しくなり、当時の上司からも『お前の考えた通り仕事していいよ』と言って頂き、あらゆることに挑戦しました。
『結果を残す』ことはモチベーションにも直結します。結果が出てないと何も面白くないですし、プライベートだって何かもやもやした気持ちになり楽しくないと感じてしまうのではないでしょうか?
昨今では仕事とプライベートを別けるという考えがあるようですが、人が持つ時間は24時間繋がっていますので、明確に別けるのは難しいのではないかなと思っています。だったら仕事で『結果を残す』ことでモチベーションがあがり、仕事もプライベートも面白くするようなマインドでいたほうが楽なんじゃないかなと思っています。
②責任を果たすから自由がある
2つ目として大切にしていることは『責任を果たすから自由がある』ということです。
私たちは誰のために事業を展開しているのか?そう、それは目の前のお客様のためです。会社はお客様にサービスを提供し、その対価としてお金をお支払いいただいています。逆に考えると満足のいくサービスが提供できないと、お客様が離れていってしまい、会社の血液ともいえる資金が枯渇してしまいます。そうなると事業投資だけでなく、給与を上げることも出来なくなってしまうのです。だからこそ目の前のお客様に満足していただけるサービスを提供することが会社としては1番です。
当社もまだまだ若い会社だからこそ失敗してきました。私個人の考えとしては『自由に働けるからこそ責任を果たしやすくなる』と思っていました。決められた時間に働くのではなく、お客様の要望に応じて仕事を遂行していけば、結果が出しやすい環境を創れるんじゃないかと。これが失敗でした。
私たちの会社は当初フルリモートでフルフレックス制(コアタイムなし)で仕事をしていました。これがなかなか難しかった。決められた仕事をこなすだけなら、フルリモートで働くことはそんなに難しくもなく、評価も明確になります。でも私たちは採用コンサルティングという仕事上、どうしても1人で仕事をするというよりも相談しながらお客様の採用戦略を考え、提案し、実行改善というPDCAを回していく仕事をしています。この『考える』という仕事は1人で遂行するには限界があり、どうしてもリアルに顔を合わせている環境でないとコミュニケーションロス・情報格差・報連相のタイミングなどが上手くいきませんでした。なのでフルリモートは辞め、出社型に切り替えることで、従業員も逆にそういったストレスを感じずに仕事が出来るんじゃないかと今の体制に変更しました。
もちろん、根本として『自由に働けるからこそ責任を果たしやすくなる』という考えを捨てたわけではありません。責任=お客様に満足していただけるサービスを提供できている状態であれば、自由に働いても良い形にしております。その1つの基準は役職です。例えば最初は採用アシスタントとして勤務する際は出社していただき、先輩の横で相談しながら業務を遂行していく形にしており、採用コンサルタントに昇格すればフレックス(コアタイム有)を導入します。そしてそれ以上の役職であれば裁量労働制といった形を取っています。実際、日中病院に行ったり美容室に行ったり、今日は配達が来るから家で仕事するといった感じで自由に働いていただいています。それでも病院の待ち時間でお客様のチャットに即レスしたり、急ぎの仕事は社内の者に連絡し、即対応するなど出来ています。
責任を果たせば自由に働ける。それがお客様にとってもスタッフにとっても1番なんじゃないかなと思っています。
③会社は学校じゃない
以前『会社は学校じゃねぇんだよ』というドラマがありましたね。私も全話観てしまいました(笑)
『会社は学校じゃない』という言葉は、強そうに聞こえるかもしれないんですが、事実会社は学校じゃないんです。
学校の時は、授業料を支払い教育を受けていますので、生徒はお金を支払う側で先生はお金を貰う側という構図が成り立っています。会社はどうでしょうか?従業員は会社からお給料といった形でお金を貰っています。新人だろうがベテランだろうが教育現場では先生と同じ立場なんです。つまり、お金を支払ってくれている生徒(会社だとお客様)に対し授業(会社だとサービス)を提供し、お金を貰っているという構図です。常にプロとしてお客様にサービスを提供し、満足していただく義務があります。
ここで私が言いたいのは、『会社は学校じゃない=自分が与えられる場ではなく、自分が与える場』ということです。つまり会社は学ぶ場所でも教えてもらう場所でもなく、お客様に価値を提供する場です。
HOAPもまだまだ小さいベンチャー企業です。1人1人が様々な仕事を担って日々成長しています。私個人も経営しながらお客様とのミーティングに参加したり、サービス提供したり、資金調達の準備したり、新規事業の仕込みをしたりとマルチに動いています。じゃあ何も教えてくれないの?ということではありません。お客様に喜んでいただくサービスを提供することが第1ですので、お客様の前に出ても問題のないような教育・指導はしっかりしているつもりです。ここで言いたいのは『指示されていないのでやれません』とか『教えてもらってないのでわかりません』、『マニュアルに書いてないので出来ません』という待ちのスタンスではベンチャー企業では通用しないということです。
大手企業では教育に専任がいて、何ヶ月もみっちり教えてくれ、OJTを通じて仕事に慣れていくということが出来るかもしれません。しかしベンチャー企業には、そういった余力がないんです。なので『自考自行=自ら考え自ら行動する』ことが求められます。もちろん分からないことやお客様に不安を与えてしまいそうなことは一緒に相談しながら業務を遂行していきますが、大前提自分で考え行動していく姿勢がないと付いてこれないような環境かもしれません。逆に考えるとスピード感持って業務に取り掛かることが出来るので結果を出すスピードは速くなり、成長スピードは加速するのではないかなと思います。
こんなことに挑戦できる
HOAPは創業からもう少しで3年が経過します。まだまだ小さなベンチャー企業だし、吹けば飛ぶような会社かもしれません。でも創業から今まで、上記に記載したようなことを遂行し、お客様に向き合い続けてきました。
今年は大きく飛躍していく年だと思っています。創業の時から考えていた新規事業に着手し始めています。この3年間、お客様に向き合い考え続け仮説検証を繰り返してきたので、医療業界を変えるようなサービスになると思っていますし、そういうサービスを展開していきたいと思っています。
そうなると組織もどんどん大きくなっていくことが想定されます。今ジョインいただけるスタッフは数年の内にはマネージャーや事業責任者、そして経営幹部になっていくと思っています。もちろん事業や組織が大きくなっていくと、大きな壁にぶつかり、時には大変なこともあるでしょう。でも壁にぶつかるということは挑戦している証拠ですし、人は壁を乗り越えることによって成長していきます。
そんな環境・フェーズだからこそ楽しめることもたくさんありますし、中小・大手企業では経験できないこともたくさんあります。
▶もっと自分の可能性を拡げたい!
▶ベンチャー企業というカオスな環境で仕事を楽しみたい!
▶自分達の力で会社を大きくしているという実感を味わいたい!
そんな、今の自分に満足していない人は是非1度カジュアルにお話させていただければと思います。
1度きりの人生を後悔しないために。
株式会社HOAP
代表取締役 権守 泰純