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「当事者たれ。」の気持ちで肩書きを越境していきたい。若手QAエンジニア対談

品質を司るQAエンジニアは、プロダクト開発において“最後の番人”と表現されることもあります。しかし、GOのQAエンジニアは少し雰囲気が違うようです。

今回はQAエンジニアが所属するプロダクトマネジメント本部から、入社1年未満の舘石と鈴木が登場。二人が、これまでのキャリア、入社の決め手、GOで働く面白さ、さらには入社してビックリしたことなどを赤裸々に明かしました。二人は何を語ったのか。対談の様子をお届けします!

プロダクトマネジメント本部クオリティマネジメント部
舘石 光寛
新卒でSIerへ入社。クライアント先へ常駐する第三者検証という形で、サービスの検証や不具合対応に携わる。8年ほどの勤務を経て、本社にてマネジメント業務を担当するも、テスト業務に深く携わっていきたい気持ちが強くなり転職。2024年3月、GOへ入社する。
プロダクトマネジメント本部クオリティマネジメント部
鈴木 梨乃 
新卒でSESへ入社。SEとしてキャリアをスタートする。開発工程のなかでもテストにやり甲斐を感じ、QAエンジニアとして専念するために自社プロダクトを保有する企業へ転職。“ひとりQA”として経験を積んだ後、チームで働くことを求め再び転職。2024年2月、GOへ入社する。

目次

  1. 「入社後は答え合わせしているような毎日」の真意とは?
  2. QAがアイデアを発信しやすい社風に惹かれて
  3. 猛スピードで進化するGOを、楽しめますか?

「入社後は答え合わせしているような毎日」の真意とは?

プロダクトマネジメント本部クオリティマネジメント部
舘石 光寛

舘石:GOでのQAの仕事についての対談ということで、今日はよろしくお願いします。

僕がタクシーアプリ『GO』をテストするチームで、鈴木さんが車載機や後部座席タブレットなどをテストするチームなので、接点はそこまで多くないのですが……お会いするのはいつぶりでしたっけ?

鈴木:今年(2024年)の夏にチームの有志で開催したバーベキュー以来……ですかね……?

舘石:ああ、そうか! 基本的に自チーム(GOのUserAppチーム)は、あまり出社する機会がないですからね。でも、鈴木さんの仕事ぶりはSlackなどで拝見しています。「あ、頑張っているな!」と。

鈴木:なんですか、それ(笑)。私が使うテスト用の機材は会社にしかないものもあるので、出社率は高いかもしれません。

舘石:では、本題に入りましょうか。まず、入社の経緯からお話ししていきましょう。

私は前職はSIerで、いわゆる第三者検証という形でクライアント先に常駐してサービスの検証や不具合対応を担当していました。

鈴木:どんなサービスを扱ってきたんですか?

舘石:本当に多岐にわたります。モバイルのアプリをはじめ、toB、toCのWebサービス、自動車の組み込み系ソフトウェアのテストをしたこともありました。そこからチームのリーダー業務や、本社に戻ってマネジメント業務なども経験し、マネジメント業務の割合が増えてきましたが、「もっとテスト業務に深く携わっていきたい」という想いが大きくなり、転職を決意しました。

プロダクトマネジメント本部クオリティマネジメント部
鈴木 梨乃

鈴木:私は、新卒でSESへ入社し、SEとしてキャリアをスタートしました。SEとして働くなかでテストの工程に楽しさを感じ、QAとして専門性を高められる会社へ転職。自社プロダクトを開発している会社で、QAとしてのチャレンジが始まりました。

やりたいことはできていたのですが、とても小規模な組織で、QAは私ひとりのような状況がずっと続いていて。「QAを増やしてほしい」「チームで働きたい」という話はしていたものの、なかなか叶わない日々が続いたため、転職をしました。

舘石:“ひとりQA”ってどんな感じでしたか?

鈴木:全部手探りでした。テストはできても、後日不具合の傾向を分析することなどはできていませんでした。「これで合っているのかな?」と思いながら、日々を過ごしていました。GOへ入社してから「あ、これは合ってた!」「これはこうすればよかったのか〜!」と答え合わせしているような感覚です。

舘石:僕もそこまで大規模なチームではなかったので、共感できるところはあります。チームのなかだけでナレッジが閉じてしまって新しい方法を思いつかなくて。

GOに入社して、単純にリソース的な意味だけではなく、新しい切り口の発見や刺激という意味でもチームのありがたみを感じています。

QAがアイデアを発信しやすい社風に惹かれて

鈴木:ちょっと順番が前後しちゃいましたが、舘石さんはなぜGOへ?

舘石:いろいろあるのですが、大きい理由としては「自社サービスに関わりたかったから」です。

これまでさまざまなサービスに関わってきましたが、あくまでも第三者なので、クライアントとは常に一定の距離感があることでなかなか上手くいかないこともあって。たとえば「この機能はこういうふうにしたらどうですか?」と提案しても、意見が通らない。同じ組織としてサービスをつくり上げていく一体感や達成感を味わいたくて、転職先を探していました。

GOの決め手は、やはり“人”ですね。複数社選考を受けて、最終的に面接担当の人柄とGOのバリューに惹かれました。

特に心に残ったのが「当事者たれ。」というバリューです。例えば「何か質問をしたら、たとえその人自身が分からない内容だったとしても『あの人なら知っているかも』と繋いでくれる」だったり、「全体に作業依頼を投げかけたときに積極的に手を挙げて依頼を引き受けるメンバーが多い」という話を聞いて、「とても良い文化のチームだな」と感じて入社を決めました。

鈴木:いい話!

舘石:鈴木さんは?

鈴木:企業探しで大事にしていたことは「チームができあがって成熟している状態であること」です。

これまでとは身の振り方を変えたい気持ちや、できあがった組織に飛び込んで新しい風を吹かせるようなパフォーマンスを発揮してみたい気持ちがありました。

私も面接の時点で「GOの車載機周りを担当してほしい」と明確にお話しいただきました。かつ組織も十数名規模で、風通しの良さも感じたので、直感的に「ここで働きたい」と入社を決めました。

舘石さんは、入社したときの印象を覚えていますか?

舘石:印象的だったのは、面接で聞いていた話やGO-onで読んだエピソードとのギャップが良い意味でなかったことですね。UserAppチームの雰囲気も含めて入社前に抱いていたイメージとの乖離がなかったので、すぐに馴染むことができました。

開発チームとの距離感も近く、PdMを含めたコミュニケーションが密で相談もしやすい。Slackでカジュアルにやり取りできるので、前職のように外部の開発会社とのやり取りに距離感を感じたり、スピード感を持ったコミュニケーションができなかったりということはないので、働きやすいです。

「こうしたらどうですか?」という提案も、かなり建設的に受け止めてもらえています。

鈴木:確かに、意見を聞いてもらえる機会が多いですよね。一般的なイメージだとフランクにお話できない役職の方ともコミュニケーションを取れる機会が本当に多いと感じます。今回のインタビューも、「なんでも好きなこと話してきて!」と言っていただけました。こういう点からも風通しの良さや意見の通しやすさを改めて感じていて、面接で抱いた会社に対するイメージとの変わらなさに驚いています。

驚いたといえば、案件に関わる人数の多さにも驚きました。

QAだとビジネス側のメンバーとの接点がそこまで多くはないのですが、Slackで「テスト終わりました」と報告するとスタンプでリアクションしてくれて。社内でも大勢の人がプロジェクトの成功に向けてQAの状況を見守っていて、完了を一緒に喜んでくれているんだと一体感も感じました。「え、同じタイミングで入社したあの人、一緒の案件やってたの?」とビックリすることもありました(笑)。

逆の言い方をすれば、これまでは自分だけをコントロールできればよかったところを、チーム全体に目を向けなければならなくなってきている。「あの人、そろそろタスク終わりそうだな」など進捗を管理していくことにまだ慣れていないですね。

舘石:確かに、入社から半年経ったくらいのタイミングから案件の規模も徐々に大きくなってきて、確実に難易度が上がってきていますね。案件によっては掛け持ちすることもあるし、並行してメンバーの状況を把握しつつ、指示を出していくことは思った以上に難しい。やり遂げられたときの達成感は大きいですね。

猛スピードで進化するGOを、楽しめますか?

鈴木:いろいろ話してきましたが、GOでQAとして働く魅力はどのあたりですか?

舘石:わかりやすいところだと、全国的に広く認知されつつあるタクシーアプリに携わることができて、多くのエンドユーザーに使っていただいていることですね。

鈴木:ああ、わかります。「今どこで働いているの?」と聞かれて、社名を言うと驚かれることが多いですよね。GOの影響力の大きさを感じます。

あとはタクシーに乗車した時ですよね。乗車したタクシー車内で自分がテストを担当している車載機を見つけると嬉しくなります。

舘石:確かに、その気持ちは車載チームならではかもしれないですね。

鈴木:今はライドシェアのドライバーさん向けアプリを担当しているので、なかなか接する機会はないのですが、乗車できたときは嬉しいです。

舘石:わかります。感動しますよね。

新しい機能もどんどん追加されていきますし、本当に多くの方々に利用していただいているサービスに関われていることにやり甲斐を感じています。

一方で、サービスの進化のスピードが本当に速い。新しい機能が追加されたら、既存の機能との掛け合わせも考慮しながらテストしなければいけないため、結構ヒイヒイ言っています。

鈴木:本当にその通りですよね。だから、『GO』の進化にヒイヒイ言いながらもついていける人じゃないとQAとして活躍するのは難しいかもしれません。ゆっくり丁寧に仕事をするのが好きな人よりも、忙しい方が好きな人の方が合っているように感じます。

舘石:むしろ、変化自体を楽しめる人が良いと思います。

鈴木:ああ、確かに。新機能に対して「また増えるのか」というよりも「え、そんな面白い機能ができるの!?」とポジティブに捉えられる人ですね。

舘石:そのうえで「新しい機能はこういう影響が出そうだから、こういった観点も考慮しないといけないな」といった思考が自然にできるような人だとベストかもしれないですね。

鈴木:実際、忙しい状況を楽しんでいる人が多いですよね。やることはキッチリしているけど、フットワークは軽くて、コミュニケーションが好きな人。

舘石:QAは“最後の門番”と言われることが多いので、カタいイメージがあるかもしれませんが、特にGOはそんなことないですよね。チーム内でのコミュニケーションも活発ですし、もしこの記事を見て興味を持った方がQAチームに入ってくださったら、その方にも積極的にコミュニケーションをとって欲しいなと思っています。

鈴木:あ、そろそろお時間のようです。最後に今後の目標を話しましょうか。

私は、引き続きライドシェアドライバー用アプリのQAとして管理業務などにもチャレンジしつつ実績を残していきたいと思います。舘石さんは?

舘石:僕はQAとしての新しい役割みたいなものを作っていきたいと思っています。QAなので開発するわけではないのですが、僕らの視点でできることはまだまだあると思っていて、まだ手をつけられていない改善業務にチャレンジしたり、不具合を分析してダッシュボード形式で可視化する仕組みをつくったり、テスト自動化の範囲を広げていったり...。

明確な答えは出ていないけれど、QAの新しい可能性を探っていきたいと思います。

鈴木:確かに、たとえばQAから情報を発信すれば、CXをはじめ他の部署との関わりも増えていきそうですね。より開かれたQA組織になれるように、頑張っていきましょう。

舘石:はい、これからもよろしくお願いします!

※掲載内容は2024年11月時点の情報です。

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QAエンジニア|タクシーアプリGO|複数の自社プロダクト開発にコミット
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