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営業からエンジニアに転身。自己変革し続ける日々の先に。ソフトウェア開発部 関東のキャリアデザイン

タクシーアプリ『GO』の裏側を司どるソフトウェア開発統括部 バックエンド3グループのグループマネージャである、関東のファーストキャリアは営業でした。

今回の『キャリアデザインを聞く』では、関東が営業からエンジニアへと転身し、GOへ辿り着くまでの道のり、そしてGOでのミッションにかける想いに迫ります。

開発本部 ソフトウェア開発統括部 バックエンド開発部
バックエンド3グループ グループマネージャー
関東 剛司
アミューズメント業界の営業職としてキャリアをスタート。その後、一念発起し、エンジニアへと転身する。フリーランス、そして事業会社のエンジニアなどを経験したのち、GOへ入社。現在は、ソフトウェア開発部 バックエンドグループにてプレイングマネージャーとして、開発業務及びピープルマネジメントを担当している。

目次

  1. 「エンジニアになりたい」その気持ちが折れることはなかった
  2. 独立、そして海外移住。自己変革に向き合い続ける日々
  3. 人生の転機となっていた元上司の言葉
  4. 圧倒的な自走力こそ、GOで活躍するエンジニアの条件
  5. 自分の置かれた環境を正解にしていくこと

「エンジニアになりたい」その気持ちが折れることはなかった

ーもともと営業として働いていた関東さんがエンジニアを志したきっかけから教えてください。

開発本部 ソフトウェア開発統括部
バックエンド開発部バックエンド3グループ グループマネージャー 関東 剛司

営業時代に、FAXで送られてきたデータや在庫情報を整理して、ホームページにアップロードする作業をずっとアナログでやっていました。

Excelで時間も手間もかかっていたので、さらなる効率化のためにVBAなどを使って自動化を推進していたところ、「自分はこういう仕事が好きだな」と実感しました。思い切って、エンジニアにチャレンジすることを決めました。

ー全くの未経験からの挑戦に不安はなかったのでしょうか?

めちゃくちゃありました(笑)。知り合いのプログラマに相談したところ「絶対やめたほうがいい。体を壊すよ」と反対されましたし、当時は今ほど情報のキャッチアップも簡単ではなく、勤務時間も長い時代だったので。

でも「いやいや、簡単なのでいいからコーディングを教えてくれ」と頼み込んでやってみたら、入門的なプログラミングは割とスムーズに自分で書けたので、手応えはありました。

ー不安もあり、周囲の反対もあったにも関わらず、強い意志で取り組めたのはなぜでしょうか?

コーディングの勉強やVBA(※)を活用した自動化などにプライベートの時間を費やすことが、全く苦にならなかったからです。「これはいけるんじゃないか」「むしろ仕事にしたい」という気持ちだったので、折れることはなかったです。

※VBA…「Visual Basic for Applications」の略語で、ExcelやPowerPointといったMicrosoft Officeのアプリケーションの機能を、拡張することができるプログラミング言語のこと

仕事探しについても未経験からエンジニアになれる会社の選考を片っ端から受けました。事業内容云々よりも、とにかく技術が身に付く場所を探して、関西のソーシャルゲームを開発する企業へ入社しました。収入も半分ぐらいになりましたが(笑)。

ー仕事としてはどうだったのでしょうか?

実力のなさを痛感する毎日でした。やはり、独学で学んだことと実践は違いますからね。

ただ、技術力はもちろん、エンジニアとしての考え方もかなり鍛えられたように思います。精神的な大変さはありつつも、テクニカルな部分に加えて、アウトプットの仕方などをトライ&エラーを通じて身に付けられたのではないでしょうか。

同時に、自分が携わったゲームに対するユーザーの反応やユーザー数の伸びを見たときに、エンジニアとしてのやりがいを味わえたような気がしました。

独立、そして海外移住。自己変革に向き合い続ける日々

ーその後、フリーランスとして独立され、しかもオーストラリアに渡っています。どのような経緯があったのでしょうか?

独立のきっかけは、外部のイベントなどで知り合ったエンジニア仲間と比較して、割といい感じでスキルアップできている感覚があったからです。「この勢いでどんどん成長していこう」と思い、独立しました。

その間にギリホリ(=対象年齢ギリギリでのワーキングホリデー)で渡豪。ビザをゲットするために開発案件の受託先を探すところから始めました。運よく「ぜひやってほしい」と声をかけてくれる企業がいくつかあって。そのなかの「スポンサーになるよ」と言ってくれた会社の代表が「いろいろなことにチャレンジしたいんだけど……」という方だったので、さまざまなプロトタイプをつくることができました。

自分にとってもレベルアップになるような仕事が多く、いい経験になりました。

ー再び会社員として働くきっかけは?

フリーランスとして関わっていたECサイト運営会社の方からかけられた言葉です。

もともと「自分はエンジニアリングしかやりません」と伝えていたところ、「助かるから、エンジニアリング以外もやってみない?」と、新しい扉を開こうとしてくれて。それどころか正社員として誘われたこともありました。

なかなか私は首を縦に振らなかったのですが、ある日、ゼロイチで関わっていたサービスのプロジェクトをたたむことになってしまって。あとあと聞いてみると「正社員として入社してくれていたら、そのまま続けていたかもしれない」という話もあったそうです。

要は、自分がエンジニアの枠を越えてチャレンジしていたら違う未来があったかもしれないわけです。「だったらちゃんと向き合った方がいいな」と正社員として働き始める決断をしました。

ー常に自己変革に向き合っているように見受けます。

あまり意識していませんが、一緒に仕事をした人からの「こういうところは弱いよね」「こういうふうなキャリアが歩めるんじゃない」というフィードバックがきっかけになっていることは多いです。

お酒の場などで軽くもらえる意見だとしても、別の複数の方からも同じような意見をもらったら「そっちに向いているのかな?」と自分なりに消化して、アクションにつなげています。

ー変化に抵抗がある人も少なくありませんが、関東さんは自ら変化に飛び込んでいますよね。

旧ダイエーで部長だった叔父の言葉が大きいですね。

私はそれまで『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)で紹介されている習慣のうち、第3の習慣「重要事項を優先する」が大事だと思っていて、「最初に大きいものを入れよう」「重要事項は変えてはいけない」と人生観を捉えていたのですが、叔父から「自分の意思やエッセンスは変えていいんだよ」と言われて。

「状況に応じて形を変えることは、なくなることではない」という価値観を提示してもらったことで、タイミングに応じて形を変えていくようになりました。

人生の転機となっていた元上司の言葉

ー正社員として入社した企業について教えてください。

請求書の受領サービスを開発する企業に、リリース直後に入社しました。エンジニアとしては5人目ぐらいでしたね。フロントエンドもバックエンドも担当していました。

要件定義に対して、デザイナーと仕様を相談して、エンジニア側で設計を決めていくスタイルでした。

ー働いてみて特に印象に残っていることはありますか?

今思い返すと当時の上司からのフィードバックが自分の成長につながっているんですよね。それまで自分は「エンジニアなんだから、エンジニアリングから離れすぎてはいけない!」と勝手に思い込んでいたのですが、上司から「君のように人に興味があって、かつ技術にも興味があるタイプのエンジニアは少ないから、その特性を活かした方がいいよ」と言われて。

当時は「何を言われているんだろう?」ぐらいの気持ちだったのですが、思い返すと確実に今の状況につながっているんですよね。

ーなぜ退職を考えたのでしょうか?

最大の要因は、組織ができあがっていたことです。自分としてもフィードバックなどを受けて組織やマネジメントに向き合っていきたいと考えていたのですが、今まで自由にやってきた人間なので、やり方が既に決まっている環境よりも、これから作っていく環境の方が面白そうだと考え、他の企業を探してみることにしました。

圧倒的な自走力こそ、GOで活躍するエンジニアの条件

ー新たな環境として、GOを選んだ理由を教えてください。

先ほど申し上げた通り、「自分が得た知識や経験を活かして新しい仕組みや組織に向き合っていける」と考えたからです。

まずタクシーアプリという特性上、システムの複雑さと多岐にわたるステークホルダーとのコミュニケーションを主体としてプロダクトが開発されていることを想像できました。ユーザー、タクシー事業者、乗務員さん、そして社内にはエンジニアと非エンジニアがいるわけです。

もともと、バックグラウンドの異なる職種の橋渡し的な役割を通じて事業やサービス開発を促進したい気持ちがあったし、組織としても拡大フェーズにあり組織づくりやチームづくりに関われる余地があることが決め手になりました。

ー現在のミッションを教えてください。

期待値としてはピープルマネジメントです。採用やチームビルディングに向き合うなかで得られた手応えを活かして、現在はバックエンド全体のチーム体制づくりに取り組んでいます。

これまでは案件ごとにメンバーがアサインされて、終わったら解散していたのですが、固定的なチームとして動けるスタイルへの移行をスタートしています。

ーチーム体制をつくる狙いは何ですか?

大きく分けて2つあります。1つは、知見やノウハウの属人化を防ぐことです。

案件ごとのメンバーだと知見やノウハウが関わったメンバーに溜まりがちになってしまうので、固定のチームにすることで空いている時間に共有しやすくしたいと考えています。

もう1つは、コミュニケーションの活性化です。バックエンド開発部は、これまで個々で開発を進めていたため致し方ないとは思いますが、各エンジニアとの主体的なコミュニケーションがあまり活発ではないような気がしていました。

そのため、チームにすることで周りのメンバーにアクセスしやすく、相互にフィードバックしやすい環境を用意したいと考えました。

ーマネジメントを通じて感じたGOのエンジニアの強みは何でしょうか?

圧倒的な自走力を持っている人が多いですね。むしろ、自走力がなければスタックしてしまいます。「自分でなんとかするぞ!」というエネルギーを持っている人が活躍している印象です。

個人で勝負できるメンバーが揃っているので、チーム体制を進めていくにあたってハレーションが起きることも想定していたのですが、全くそんなことはありませんでした。目的を理解して、ポジティブに向き合ってくれています。

自分の置かれた環境を正解にしていくこと

ーGOで働きたいと考えている若手エンジニアにおすすめしたいポイントはありますか?

新卒・中途関係なく、ひとりのエンジニアとして早期に活躍できる可能性を秘めている点ですね。「エンジニアリングや事業に早く向き合って成果を出したい」という方にはぴったりの環境です。

手取り足取りの研修でレクチャーするような体制はありませんが、優秀で優しい、いい人が多いので必要なフォローはしてもらえるのではないでしょうか。逆に研修が整っていないことに変に怖気付いてしまうような方は、カルチャーミスマッチかもしれません。

ー一緒に働くであろうメンバーについても教えてください。

低レイヤーなプログラミングはもちろん得意で、かつ高トラフィックを意識した開発ができるエンジニアが在籍しています。

常にトライ&エラーを繰り返しているので、バックエンドには知見やノウハウがどんどん蓄積されている状況。世の中には出ていない、教科書にも載っていないような“秘伝のタレ”的な部分にアクセスできるのも魅力です。

ー関東さんが一緒に働きたいと考えている人物像はありますか?

いろいろありますが、やはりエネルギーがある人ですね。モチベーションだけではなく、エネルギーがあって突き進んでいける人。

イメージとしては、新卒入社の2人ですが、彼らはちょっと特殊な感じもするので……あくまでも参考程度に。

ーありがとうございます。では、最後に就職活動していた頃の自分にメッセージをお願いします。

改めて感じるのは、一社目の会社選びの重要性はもちろんですが、選んだ仕事に取り組む姿勢ですね。単純に「どこを選ぶか」ももちろん大事なのですが、もし希望が叶わなかったとしても自分の置かれた環境を正解にしていくことが一番大事なのかもしれません。そこは自分次第でいかようにでもなりますからね。

※掲載内容は2024年8月時点の情報です。

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