ベトナム・ホーチミンにもEVERRISEのグループ会社があり、日本のメンバーと共に開発に取り組む現地メンバーが多数活躍しています。日頃から海外のメンバーと意思疎通を図りながら仕事を進める経験は、なかなか得られないものです。今回は、EVERRISEに興味を持ってくれた方から質問が出ることの多いこのベトナム拠点について、設立の経緯や日本との仕事の連携の状況など、まとめてみたいと思います。
「なりたい職業」上位がエンジニアの国
ベトナム拠点の設立は2012年冬。すでに日本ではエンジニア不足が深刻化しており、今よりも規模が小さかったEVERRISEでも人材を集めるのに苦労をしていました。
そこで注目したのが、国全体でIT教育に力を入れていたベトナムです。大学のうち7割ほどが情報処理関連の学部で、「なりたい職業」の上位にエンジニアが入っているという状況だったそうです。他の東南アジア圏の国も検討しましたが、視察の際にハングリーで勤勉な国民性を感じ、ベトナムを選びました。
ベトナムオフィスの仕事風景。真剣な表情でミーティング中です。
入社日に現れたのは2人…
設立時、半年かけて面接などを行い、5人の現地メンバーを採用しました。しかし、入社日に現れたのは2人だけ…。複数のメンバーが無断でいなくなってしまったのです。日本の感覚との違いを痛感する出来事でした。
最初からトラブルはあったものの、入社してくれたエンジニアはスキルが高くて真面目。代表の倉田は当時「3年目の日本人エンジニアよりも優秀かも」と感じたそうです。
ベトナムオフィスが入るホーチミンのビル
オフィスからはこんな感じのベトナムらしい光景が見えるそう。
一時はメンバーが40人ほどに
スキルの高いエンジニアに可能性を感じ、採用を続けた結果、40人近いメンバーを抱えるまでになりましたが、能力差が激しく日本とのコミュニケーションの体制が出来上がっていなかったこともあり、仕事がうまく回らない状況に。
設立半年後に、現在もリーダポジションを務めている山﨑さんが日本からベトナムに渡ることになりました。安定した組織づくり、日本との連携体制づくりのため時間をかけました。
リーダーを務める山﨑さん(左)。ベトナム人の奥様とかわいいお子さんと。
ベトナムとの連携を強化
現在設立から約6年半のベトナム拠点では、エンジニア9人、通訳2人、バックオフィス1人のメンバーが働いています。主にはマーケティングデータETLツール「HARBEST」(ハーベスト)の新規開発や運用保守、コーポレートサイトや各プロダクトオフィシャルサイトの改善、SI事業のヘルプなどで活躍中です。コミュニケーションのために日本語を習得したメンバーも複数いて、意欲的に仕事に取り組んでくれています。
普段はビデオ会議などでコミュニケーションしていますが、昨年末にはベトナムからエンジニアの1人が初めて来日し、2ヶ月ほど本社で一緒に仕事をしました。会社としての大きなビジョンやプロダクトのねらいなどをしっかりと共有したことで、お互いに信頼感が高まり、仕事のスムーズさが格段に上がっています。
ベトナムから来日したエンジニア・タイさん(前列中央)を囲んで。
今年6月には日本からもHARBESTチームのエンジニアリーダー、マーケティングリーダーがベトナムに出張し、情報共有を行っています。
今後も対面でのコミュニケーションを含めた連携強化を続け、日本とベトナムで協力して良いサービスをつくっていきたいと思っています。
今年6月には日本から2人がベトナム出張しました。楽しそうです。
海外拠点の優秀なエンジニアとコミュニケーションをとりながら、一緒にいいものをつくる経験は貴重です。
気になる方、一度話を聞きに来てください!