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コインチェック役員合宿に迫る 今までとこれから

こんにちは!今回、役員合宿事務局を担当した社長室の近江です!

コインチェックでは、毎年、経営陣が集まり「緊急ではない重要なこと」について2日間じっくり話し合う「役員合宿」を開催しています。

今年は1月8日と9日で行いましたが、直前に緊急事態宣言が発令されたため、急遽、初のリモート開催になりました。

リモートで活発な議論ができるか、事務局としては少々不安でしたが、終わってみるとリモートを全く感じさせないくらい活発な議論が行われました。

今回はそんな役員合宿の様子について迫ります!

頭を合宿モードに切り替える「チェックイン」

普段は日々の業務で手一杯な経営陣、初日は、午前中に執行役員会があり、午後には4Qに行う開発案件のロードマップMTGを終えてからの経営合宿入りです。

そのため、まずは普段の業務の頭から切り替えてもらうべく、事務局ではチェックインの時間を設けることにしました。

頭を切り替え、議論に集中できる状態にもっていくことは大事ですよね!

(冒頭のチェックイン)

まずはチェックインとして、今の気持ちや気になっていることを一言ずつコメント。
執行役員の天羽さんは、前日から重要案件のハードなMTGが続きクタクタとのことだが、役員合宿にかける思いは熱く疲れは全く感じさせませんでした。創業者の大塚さんは「様々な案件がある中、今回はあえて何をやらないか決めることも重要」という選択と集中に焦点を当てたコメント。同じく創業者の和田さんからは「久しぶりにじっくり話す機会ができて楽しみ」というコメントがありました。

現場からの意見を集約したアジェンダ

役員合宿はアジェンダが命です。
コインチェックでは、「現場の人の感覚を重要視する」という考えが根付いています。そのためアジェンダもさまざまな部署の協力を得て作成していきました。

合宿1日目、これからの事業戦略を検討するパートでは、新規事業開発部やマーケティング部等に、我々を取り巻く事業環境の変化や日々蓄積された情報・知見、そして事業の最前線から見た課題やアイディアについて共有していただくよう依頼しました。

また、2日目は当社が将来的に直面しうる組織課題は何か、という大テーマの下、具体的にはコインチェックのカルチャーモデルについて話し合うために、議論のたたき台になるアジェンダの作り込みを人事部に依頼しました。

(役員合宿のタイムスケジュール)

合宿スタート!

まずは、我々の基幹事業である、暗号資産交換サービス「Coincheck」について、足元の規制動向も踏まえた当社の状況や現場から見える課題などについて、マーケティング部長の菅沼さんから説明・議論のトピックがあげられました。1つ目のアジェンダから具体的な経営判断が迫る話になり、チェックインの和かな雰囲気とは打って変わり、場は一気にシリアスモードに・・・。最初のアジェンダから予定の時間をオーバーするほど、議論が続きました。

続いて、新規事業開発部長の野口さんから、「 外部環境の変化を踏まえた来期事業方針案」と題して50ページ超えの資料と共に説明がありました。

世界の暗号資産交換業の環境の変化から始まり、DeFi/NFT等の最新動向など新規事業開発部が日々収集している情報のインプット、そこから整理できる当社が取るべき戦略についての道筋が爆速で説明されていき、各方面から日々情報収集している当社の役員でもついていくのに必死な様子。

ここでは書けないことが大半ですが、あくまでイメージを体感していただくために冒頭のスライドを2枚抜粋してみました。

(各国の規制動向)

(直近の業界マップ)

このセクションでも相当の時間を使い、結果、更に予定時間をオーバーしました。

その後は、足下で進めている個別案件について更に熱いディスカッションが行われました。

オブザーバーも参加して視界を広げる

毎回の合宿では、日々の業務に追われる経営陣が視野を広げるために外部有識者を招く方針としています。

今回は、昨年同様、マネックスグループ執行役員の中川陽さんにお越し頂き、最近の海外の暗号資産交換業の規制動向、今後の見通しについて話して頂きました。

資料自体に文字はほぼなく、全て写真で語っていくスタイルでしたが、話される内容はご自身が海外の関係者と触れる中で得られた最新の情報ばかりでした。

特に、印象深かったのは、足下米国で機関投資家が参入する中で、暗号資産交換業はより規制化が進んでいくものの、これは社会に認められていくために必要なステップであり、まさに今は夜明け前の状態であるという部分です。夜明け前は最も暗いが、朝日が垣間見え、一番ワクワクする時間である、という中川さんのコメントが深かったです。

(夜明け前の写真)

合宿2日目

合宿2日目も予定通りスタート!というはずが、まさかの緊急差し込み案件。

足下でビットコイン価格が400万円を超え、新規口座開設を望むお客様の申し込みが急増している中、緊急事態宣言が発令され、お客様に安定的にサービスを提供するための体制整備が必要との判断が現場でなされ、意思決定をするため、急遽、業務管理部長の池田さん、UIUX部長の三浦さんと共に、足下の状況の整理といくつかの意思決定。

これは当社ではよくあることですが、いきなりアジェンダが増えたり、変更になっても嫌な顔はしません。また、現場の社員も重要だと思えば躊躇せず差し込みます。変化の早い業界なので、状況の変化にあわせ、迅速に共有・意思決定していけるのは当社の強みでもあります。

その後、当初のアジェンダに戻り、今後の経営管理の設計思想について社長室から説明しました。社長室としては普段の業務に関わる重要な部分ですが、暗号資産の相場に影響されやすい当社事業においてKPIを設定する上でのポイントについて良いディスカッションができました。

(経営管理についての認識合わせ)

その後は、昨日のディスカッションでは決まらず、2日目に繰り越された案件について再度討議。やはり議論は白熱し各人の想いと、譲れない部分がぶつかり合います。

しかし、一旦は方向性が定まり、何とか着地することができました。

コインチェックのカルチャー考察

合宿もいよいよ大詰め。最後のセクションはコインチェックのカルチャー考察と題して、人事部担当執行役員の竹ケ原さんから、当社が今までカルチャーモデルに対してどう向き合ってきたのか、前半で話した事業戦略を達成するために、コインチェックで働くメンバーはどのような行動を求めるられるのかについて、これまでコインチェックに入社した方に渡していた創業時から大切にしていることをまとめたドキュメントを引き合いに出しながら説明した後、経営陣でブレーンストーミングしました。

以下はコインチェックのValueであるMOSTですが、これをブレイクダウンする形で伸ばしたいカルチャーを整理しました。
他社のカルチャーの考察も行いましたが、執行役員のニールさんが出した米国海軍のValue「improvise, adapt, overcome」が個人的には興味深かったです。

今回整理したカルチャーはいずれ外部にも発信する予定ですので、コインチェックのカルチャーに共感した方は、是非ご応募して一緒に働けることを楽しみにしています。

(コインチェックのValueと込められた意味)

チェックアウト

2日間のアジェンダを全て消化し、チェックアウトとして今回の役員合宿の振り返りを行いました。

役員全員から一言ずつ締めのコメントをしていきましたが、全ての役員から「やってよかった、まだまだ話足りない!」という前向きなコメントがあり、事務局としても苦労した事前準備が報われた気がしました。

最後は社長の蓮尾さんから、「1年前より更にまとまりが出て、より前に向いて推進できる体制になった。我々のミッションを達成するために、一枚岩になって頑張っていきましょう!」という言葉で締めくくられ、役員合宿は無事終了しました。

(最後無事終わり緊張がほぐれる経緯陣)

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