こんにちは。コインチェック採用担当の今井です!
今回は人事部から新規事業開発部へと異動した大和さん(以下あだ名のやましょ)にインタビューを行いました。やましょが今後のコインチェックにかける想いとは?
(今回は元部下という事で、フランクに聞いちゃいました)
2社の経験を経て、コインチェックへ…その経緯とは?
・学生時代は何してたの?
バンド活動をしていたので、音楽活動で生きていこうかなと考えていました。また、オープンキッチンタイプの居酒屋で4年間アルバイトをしていたのでいわゆる「普通の大学生」生活です(笑)。昔から論文を書くことをはじめ、1人で没頭することが好きでした。ただその一方でサークルの代表になったりと、目立ちたがり屋なところもありましたね。
(音楽活動で生きていこうと考えていたころのやましょ)
・なるほど、そして新卒ではベンチャー企業に入社したんだっけ?
1社目はITや人材業にクリニック運営等、幅広く扱う企業でした。初めは新卒紹介の営業を行い、その後社長室で顧問紹介営業等に携わっていました。かなり体育会系の社風でしたね。とにかく営業を続けてきて、連日の打ち合わせや会食も含めて1年間で1,000名以上の経営者の方とお会いしたり、昼夜問わず週末も働き詰めの生活でした。そこで体調を崩し、2社目に転職を決意しました。
・2社目はエンジニアスクールみたいな会社だよね?
はい、某YouTuber社長が運営するテクノロジースクールや未経験エンジニア紹介を行っている企業です。そこでは主にリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを兼任していました。エンジニア採用はどこも困っていますが、経験者採用がメインですよね。しかし、私達はプログラミングやチーム開発を学びにきた優秀な未経験エンジニアを企業に紹介し、その方々の人生を大きく変革させることをミッションに働いていました。
(エージェント時代のやましょ)
・めちゃくちゃ色々やってる会社だね〜!そんな中どうしてコインチェックに転職?(面接してるから知ってるんだけど)
きっかけはコインチェックからのスカウトでした。もともと暗号資産(=仮想通貨)業界には興味があり、2017年から投資や勉強はしていたんです。ただ自分には金融のバックグラウンドもないですし、当時は人材業に集中していたので、あくまでサービス利用者の1人でした。
そこでWantedlyから人事枠でのスカウトをいただき、面接に行ったんです。そうすると良い意味で思っていた金融のイメージと異なる雰囲気を感じたんですよね。カジュアルな雰囲気にも関わらず、提供サービスのレベルが高く、そして何より明るいメンバーが多く在籍していました。選考途中でお話させていただいたメンバーもダイバーシティに富んだ優秀な方々で、最も成長できる環境はここだ!と率直に感じました。また、コインチェックの立て直し時期に参画することにもワクワクしたんです。
コインチェックの人事部で得られたこと
・改めてだけど、人事部ではどういったことをしてたかな?
初めはフランス人の上司と2人でエンジニア採用を担当していましたが半年ぐらい経つと上司が社内異動をし、1人で業務を行っていました。そこから採用広報の立ち上げや社内ES向上施策等も任せてもらえるようになりました。
元々プログラミングを勉強していたので社内エンジニアの使っている言語やフレームワーク等には多少理解がありました。しかし、暗号資産取引所ではWebやCrypto、Mobileによってエンジニアの性質や使用技術が大きく異なり、とにかく種類が多い印象で初めは戸惑いが大きかったです。全体的な業務内容としては、各種媒体やSNSを用いた母集団形成をはじめ、Job Discriptionの作成、ATSの更新や採用サイトへの求人公開、人材紹介会社との折衝や面接、面談、報酬決定、現場エンジニアと一緒に採用を考えるための仕組み作り等、様々なことを行ってきました。
・一番苦労したことは?
採用広報ですね。暗号資産業界は大きく金融業界に属するのでいわゆる規制業種なんです。なので、自由にSNSや広報を行うことができず、一定のルールを守りつつその中で最大限の広報をするということに苦労しました。
その中でも、ミートアップを復活させて初回のミートアップから1名採用成功につなげることが出来たのは特に嬉しかったです。
・ミートアップで採用出来たのは本当に嬉しかったよね!人事部ではどんな経験が得られたかな?
人事では採用が難しいと言われるエンジニアの採用スキルや、組織の規模が大きくなる過程での葛藤や制度の検証、また採用広報のオペレーションやオフラインイベント採用等、とにかく多くを学ばせていただきました。
特にエンジニア採用に関しては一部のポジションは日本でもできる人がかなり限られるくらいハイレベルな職種で、本当に日本にいるのか?という疑問もありました。ですが、なんとか採用することができたりと自信もつきましたね。
苦労をしつつも人事在籍約1年間で25名のエンジニアを採用することができたことは、とても貴重な経験だったと考えています。また、人事部長や採用全体を管轄するグループ長を含めてメンバー全員がとにかく仲が良く、明るい職場だったので働きやすかったです。
(人事部時代のやましょと私と田邊さん)
人事から新規事業開発部へ…今後に懸ける想い
・そんなやましょですが、今年度から新規事業開発部に異動したけれど、理由を聞いてもいいかな?
新規事業開発部に異動した理由は大きく2つあります。1つ目は暗号資産取引所で働く中で、もっと暗号資産やブロックチェーンについて実務を通して深く知りたいと思ったんです。そして2つ目は、今なお日本及び世界においてもルールや体制が完全に確立しておらず、新規通貨の取り扱い等についても参考となる前例が一切なく、自分たちが周囲に働きかけることによって自らルールを作り、やりたいことを実現していかなければならない環境でチャレンジしてみたいと思ったからです。
・人事からビズサイドに異動ってすごいチャレンジだよね!現在は何を担当してるの?
現在の新規事業開発部には新規通貨の取扱いと新規事業の創出という主に2つのミッションがあります。
まず1つ目の新規通貨の取扱いについては、文字通りコインチェックが扱える暗号資産の種類を増やすということです。2020年3月にもQtum (クアンタム)という暗号資産の取扱いを日本で初めて開始しています。昨年も国内初となるXLM (ステラルーメン)、MonaCoin (モナコイン)の取扱いを実現してきました。
暗号資産交換業を営む我々にとって、扱える通貨の数を増やすということは、お客様が投資できる商品の数を増やすということであり、事業を拡大していく為の重大な要素です。また様々なビジョンを掲げる通貨発行元をサポートし、その通貨発行元のプロジェクト推進をサポートすることで業界の発展に繋がると考えます。
2つ目の新規事業の創出については、例えば新たな通貨の開発や既存通貨を活用したステーキング、IEO(=Initial Exchange Offering )等、
暗号資産やブロックチェーンの技術を活かした事業を随時模索しています。
その中で私は主に新規通貨のデューデリジェンス、新規取扱通貨におけるプロジェクトマネージャーを行うことが多いです。
同時並行で既存通貨や既存ビジネスにおける細かな調整や調査、TreasureDataを用いた数値分析等も行っています。
新規事業開発サイドの仕事も一緒に進めているので仕事の範囲は幅広いです。
・今チャレンジしていることや課題は?
最もチャレンジしていることは英語ですね。暗号資産の発行元の多くは海外に拠点があることが多いです。また、暗号資産やブロックチェーンの参考文献やニュースといった一次情報は基本的に英語なので英語力、特に英会話を中心に頑張っています。
・なるほど!ジョインして約半年だけど、チームの環境はどうですか?
新規事業開発部は良い意味で非常に大人な印象を受けます。元法務、元CS、元エンジニア等、バックグラウンドも様々で皆経験が豊富です。落ち着いた雰囲気もありつつ、仕事はスピーディにかつ正確に。常にハイレベルなアウトプットを出し続けるプロ集団だと感じています。現在27歳のわたしが最年少で、皆さん年上の方が多いんですが飲み会は結構うるさいです(笑)。特に天羽さん(担当役員)が。
(新たなプロダクトを生み出すべく、やる気を満々なやましょ)
・最後にこの記事を見ている方にメッセージをお願いします!
まず暗号資産、ブロックチェーン業界は学問の総合格闘技と称されるくらいに奥が深い領域です。金融、IT、法律、数学、他にも重要な知識や概念、観点は多岐に渡ります。そしてそれらはコインチェックの中でもプロジェクトによって比重が異なるんです。例えば、新規事業開発部の仕事はプロジェクト一つ一つが非常に複雑で、また関係部門も多岐に渡り、ときに世界中で初の試みもあります。なので、先に挙げた金融、IT、法律に関する知識のインプットとアウトプットの他にも、素早い意思決定、正確な論点整理とそれに対するシャープなアンサー、関係各所の調整等が重要になってくるんです。そういった環境に身を置きたい方は是非一度応募してください!