※この記事は2024年4月24日にnoteへ掲載されたものを転用しています。
3月にARISE analytics(以下ARISE)がスポンサーとして参加した情報処理学会 全国大会の様子をお届けします✨
情報処理学会とは
情報処理学会とは、コンピューターを中心とした情報処理に関する技術を扱う学会のことです。中でも大きなイベントである全国大会では、学生さんの参加比率が高く、参加者約4500人のうち7割を占めます(2023年実績)。
ARISEでは、ゴールドスポンサーとして初めて参加し、展示ブースの出展や講演を行いました。
当日の様子
3月15日(金)~17日(日)にかけて、神奈川大学横浜キャンパスで全国大会が開催されました
当日の受付の様子。長蛇の列ができています👀
当日のプログラム。40以上の大会イベントや100件以上の学生セッションが開催されていました📝
インダストリアルセッションの様子🎤KDDIが所有する位置情報×興味関心データで実現する需要予測と集客プロモーション事例について紹介し、約50名の方にご参加いただきました🙌
設営完了!ARISEオリジナルのプリングルズやトートバッグなど、ノベルティも用意しています✨(越智さん、今井さん)
学生さんに説明する江澤さん、鈴木さん
藤岡さん、濱野さん
芹澤さん、渋谷さん、猿澤さん
学生さんや大学関係者、企業関係者など、目標70名に対して100名の方にお越しいただきました✨
聴講者の声
本大会を聴講したデータサイエンティスト2名のコメントを紹介します✨
本大会では、主にセキュリティ関連のセッションを聴講し、最新の動向把握に努めた。
本大会イベント「2023年サイバー事件回顧録」では、「AIの台頭」をテーマに法整備やAIのリスク管理など多角的な議論が展開されていた。これは、セキュリティ分野におけるAIの重要性が高まっていることを示すものだと感じた。
「セキュリティ」領域の「AIと機械学習」セッションでは、様々な課題に対する多様なアプローチが紹介されていた。統計的手法からGANやLLMなどの深層学習手法まで、個々の課題に最適な方法が模索されている状況であった。
このように、セキュリティと一言で言っても多様な課題があり、それを解決するための様々なアプローチを考案する必要があるため、セキュリティ領域はデータサイエンスに関する幅広い知識が要求される非常にチャレンジングな研究分野であると感じた。
『人工知能と認知科学』領域では画像認識技術を用いた発表が多くみられた。
Stable Diffusionモデルを用いたデータ生成技術に関連した発表は多岐にわたり、学習データ生成を目的にしたものからデータ補間、ゲームやアニメーション・アートなどのエンタメを対象とした楽しむための生成に関する研究報告があった。とりわけエンタメ領域は多彩なテーマが確認され、生成AIとエンタメ領域との相性の良さを感じた。
『コンピュータと人間社会』領域ではシステムを扱うものが多く、その内容も教育学習支援・アクセシビリティ・インフラなど多岐にわたった。これらの領域は個別最適化の面も大きく、生成AIの導入事例は極めて少なく問題の要約や生成AIそのものを対象にした学習支援に留まった。今後、特化型の生成AIが出てくるにつれ、個別最適化の領域でも使われるものと想像される。
おわりに
情報処理学会 全国大会には初めて参加しましたが、学生さんや大学関係者など多くの方と接点を持つことができました。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
5月には人工知能学会 全国大会にも参加しますので、参加予定のある方はぜひARISEブースまでお越しください✨