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【Interview #022】価値あるプロダクトを届けられる存在に。元研究者のエンジニアが3Sunnyで挑む新たな世界

帝人から出向中のエンジニア・A.A.さん。帝人では医療機器の開発を行う研究をしていたA.A.さんでしたが、2023年7月から3Sunnyにジョインし、未経験でエンジニアとして活躍しています。A.A.さんの今までのキャリアやエンジニアとしての業務、今後の目標など、お話を伺いました。

目次

  • 医療機器の研究者からエンジニアへ

  • 成長への貪欲さを発揮し、応用情報技術者の資格取得にも挑戦

  • ヒアリングで感じたCAREBOOKへの期待。「困っている人」の役に立っていることが大きな喜びに

医療機器の研究者からエンジニアへ

━━━━━A.A.さんの今までの経歴をざっくばらんに聞かせてください。

2019年に帝人に入社し、医療技術研究所に配属されました。そこでは医療機器の研究開発を行っており、私はVRを使った転倒予防の研究や失語症患者向けのリハビリアプリの研究開発に携わっていました。

研究はとても楽しかったですね。最先端の技術に触れることができますし、患者さんのためになる医療機器を技術で解決していくことにやりがいを感じていました。

学生時代に就職先を選ぶ際は、「楽しい仕事がしたい」という視点で会社を選んでいました。自分にとって「楽しいこと」とは何だろうと分析した結果、新しい技術に触れ、「誰かの人生を支える研究開発をすること」だと気がついたんです。帝人はもともと繊維会社ですが、医療機器や医薬品、ITなど次々と新しい事業を展開していく会社でもあます。自分も様々な技術や事業に関われるのではないか、様々なことで困っている人を支える仕事ができるのではないかと感じたのが、帝人に入社したきっかけです。

医療技術研究所では3年半ほど勤務したのち、本社に異動。今度は研究というよりも、ビジネス側で新規事業開発に携わり、しばらくして3Sunnyへの出向が決まりました。

━━━━━3Sunnyへの出向が決まったとき、お気持ちはいかがでしたか?

エンジニアとしての出向だったので、最初は不安もありました。ですが、研究所で新技術を開発していた時に、もっと自分でプロダクトの開発までできたらという想いを持っていたんです。

帝人のような大きい組織だと、開発を外部に委託することも多く、どうしても動きが遅くなりがちです。研究所で携わっていた失語症のアプリの場合は言語聴覚士も関わっていたので、一つの機能を実装するにも専門家の意見を聞いた上でどうしたらアプリに落とし込めるかを本社で考えて、どのように実装していくかを委託会社と相談しながら決めていくという流れでした。なので、スピード感のある開発が難しい状況でした。

その点、3Sunnyは自社でプロダクト開発をしてるので、スピード感を持った開発ができるだろうと思っていました。ユーザーの声を聞いて、すぐに反映できるのは自社で開発している強みだなと。

また、将来的にまた新規事業に携わる仕事をしたいと考えています。そのためには、今求められている課題に対して何の技術を使い、どんなシステムを作れば解決するのかという具体的なソリューションまで考える必要があります。そのためにもエンジニアは通るべき道だとも感じていました。

成長への貪欲さを発揮し、応用情報技術者の資格取得にも挑戦

━━━━━3Sunnyではどのような業務を担当されていますか?

現在はCAREBOOKコネクトの新機能の実装と、パフォーマンス改善等の改修を担当しています。実のところ、出向前はプログラミングを趣味で多少触ったことがある程度で、実務で通用するレベルではありませんでした。ネットの世界にも疎くて、ネットワークの構成がどうなっているのか、IPアドレスとは何なのかなど、本当に何も知らない状態だったんです。

そこで、入社前に行ったCTOの矢澤との面談で、どのようなことを勉強すべきかを質問しました。まずは、基礎知識を頭に入れるために基本情報技術者の資格勉強、プログラミングに関してはオンラインの学習サービスを使うことを提案され、実際に入社するまでの数ヶ月間は必死に勉強してきました。

最初の仕事としては、少しずれているボタンの位置を直すといった基本的なものから始まり、今はパフォーマンスの改善や新規の画面を追加するなどの改修も担当させてもらっています。

━━━━━基本情報技術者に合格されたあと、すぐに応用情報技術者にも合格されましたよね。

はい。基本情報技術者を2023年9月に取得したのですが、そこで得た知識は基本的な内容でしかありませんでした。実際に入社してから周りのメンバーと比べると、技術力はもちろん知識に関してもまだまだ足りていないことを痛感したんです。なので、ほかのメンバーに追いつくためすぐに応用情報技術者の勉強を始め、約7ヶ月後の試験で合格することができました。

もともとは自分の知識向上のために始めた勉強ですがが、実務面でも役立ち、打診状況のデータ分析や新規機能の設計などでもクオリティを上げることができました。

(応用情報技術者の勉強方法や試験の感想など、ナレッジを共有してくれました)

━━━━━入社後、3Sunnyやメンバーの印象はどのように感じましたか?

メンバーはみんなやる気に溢れていて、活発さを感じました。ですが誰かを貶めたり、厳しく詰めるような雰囲気はなく、支え合っているいい空気の会社ですね。

チームメンバーも何もわからない私に対し、とても優しく教えてくれました。そこは、やはり最初の苦しみを知っている他職種からのキャリアチェンジ組が多い3Sunnyならではなのかなと思います。

━━━━━入社してから一番大変だったエピソードはありますか?

あるとき、CAREBOOKの新機能の実装を担当することになったのですが、当初はそこまで工数がかからずできるだろうと考えていました。ですが実際に着手してみると、使っている技術が古くなってきているため変更が必要だったり、想定していた実装では技術的負債につながる可能性があり、実装方法を変更する必要が出てきてしまうなど、想定以上に工数が膨らんでしまったんです。

自分で設計したものに対してかなりの指摘が入りましたし、指摘を踏まえてもまた別の指摘を受けるというのを繰り返し、何度も設計し直しました。一つの機能を実装するのに3週間ほどは費やした気がします。どうやってコーディングするのがベストなのか、そもそも会社のシステムとしてどうあるべきなのかがわからず、とても苦戦しました。

そんなときでも、支えてくれるチームメンバーがいたからこそ乗り越えていけたと思っています。レビュー会で指摘された箇所を、どのように設計すべきかみんなで議論しながら設計し直して、無事実装に漕ぎ着けることができました。自分一人でパソコンに向かっているだけでは最後までやり抜くことは難しかったかもしれません。

ヒアリングで感じたCAREBOOKへの期待。「困っている人」の役に立っていることが大きな喜びに


━━━━━3Sunny入社当時と今を比べて、成長を感じていることは何ですか?

ほかのエンジニアメンバーと、技術面での会話ができるようになったのが大きな成長ですね。開発についての意見交換ができるようになり、もっとこうした方がいいという自分なりの意見が伝えられるようになりました。また、CAREBOOKに関して、ユーザーにさらに価値提供していくためにはどうあるべきなのか?という視点が身についてきていると感じています。

おそらく、サービスやプロダクトについての理解が深まってきたことに加え、CAREBOOKを使ってくれているユーザーがどのような方なのか、どういった状況で使用しているのかといったものがクリアになってきたからだと思います。

3Sunnyでは週に一度、カスタマーサクセスとエンジニアチームの定例ミーティングを行っています。ユーザーの意見を共有してもらったり、リリース済みの施策を振り返ったりと、お互いの認識合わせの場が定期的に開催されているので、ユーザーに対する理解度も上がりました。

加えて、ユーザーヒアリングに同席させてもらったことも大きいですね。出向前はサービスが世に出る前の研究に携わっていたので、実際にユーザーの声を聞く機会はありませんでした。なので、直接ユーザーの声を聞き、CAREBOOKを喜んで使ってもらっていることだけでもすごいと感じましたし、CAREBOOKをより良いものにするために改善要望を伝えてくれ、現場の方々からも大きな期待を背負っているのだと改めて身が引き締まる想いでした。

━━━━━A.A.さんのこれからの目標を教えてください。

直近の目標は、今よりもさらに自信を持った開発ができるようになること。そのために、もっと技術力を高めていきたいですね。今まで学んできたことは知識に近いものだったので、より業務に直結する技術力を向上させて、CAREBOOKがより良くなるためにはどのような設計で、どのように改良すべきか自信を持って提案していきたいと思っています。

さらに5年後ぐらいには、世の中にどんなことに困っている人がいて、その方を救うためにはどういうサービスを作ったらいいのかといったことから議論をし、具体的なソリューションまで想定できるような人になっていたいですね。

就職時に抱いていた「楽しい仕事をしたい」という思いは変わっておらず、現在の仕事はまさに「誰かの人生を支えられる仕事をすること」に直結しています。これからも困っている方々を救うために、価値あるプロダクトを作り、届けていきたいと思います。

(終)


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