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小型スモーカーポット(燻製鍋)を比較する

「家庭のキッチンでも使える」として、よく紹介されている2種類の小型スモーカー(燻製鍋)。
SOTO スモークポット Don
Coleman コンパクトスモーカー
迷った挙句、結局は2つとも購入して使ったので比較してみます。

大きさの違いは写真のとおり。
価格帯はどちらも 5000 ~ 6000 円くらい。

▼ SOTO スモークポット Don
# 陶器製。こちらのほうが、じっくり温度を上げて、火を止めた後も温度をしばらく保つことができる。
# 3色あって、デザインはこちらの方が可愛い。
# 温度計付属。
 温度を測って調理しないようなら特になくても支障はない。どちらにしても「温燻」のように低めの温度帯に保つよう火加減を調整するのは難しいと思う。
# 約 1.5kg。Coleman と較べると重そうに見える数字だが、持つのに苦になる重さではない。

【注意点】
仕様上、径は 23cm となっていますが、縁まで含めた外径です。
皿などを入れて使うようだと、18~19cmといったところ。

▼ Coleman コンパクトスモーカー
# ステンレス製。薄いので安っぽさを感じる。蓋をするときなど擦れてキィキィと不快な金属音がするので、苦手な人はいるかも。
# 縁に溝があって、蓋をしてからそこに水を流し込むことで密閉できる構造。
 ただ、蓋も軽いので、内部の圧が上がると蓋が浮いてくるし、Amazon のレビューなどで書いてる人もいるが、溝に入れた水が鍋内に漏れて、食材やスモークチップを湿らせてしまうこともあり、あまり実用的ではないと思う。
# 高さがあり、網が二段入れられる(網は2枚付属)。

【注意点】
薄い金属製なので、温度が上がるのが急激です。
陶器製の Don では、そこまで炭化しなかったスモークチップが、Coleman のスモーカーでは、弱〜中火1分ほどでも写真のような焦げ具合。低めの温度帯で、じっくり燻すのには向いてなさそう。

高さがあるのは長所。
YouTube で見かけた、あさりの燻製を作る動画で、小さな金網のザルを使っていたのですが、Coleman のなら小さなザルを入れられます。
皿などに置くと、燻煙がどうしても上の表面にしかつきませんが、ザルならば下からも燻煙が回ります。

【結論】
SOTO と Coleman、どちらの燻製鍋にも長短ありますが...
キッチンで手軽に使うなら SOTO Don かと思います。
もし、もう少し大きな物を容れたいようなら、高さのある Coleman コンパクトスモーカーになります。

Coleman はキャンプ用品のイメージが強いこともあって、このコンパクトスモーカーもアウトドアで使うならいいのかもしれません。焚き火などに掛けて使うならこちらのほうがよさそう。

以上、「SOTO スモークポット Don」と「Coleman コンパクトスモーカー」の比較でした。

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