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【連載3/3】週3回の1on1が変えたチーム。リアルなエピソードをご紹介


目次

  • 1on1が生んだ挑戦と成長

  • エピソード1.新たな成長を求めて -スキルの深化と挑戦-

  • エピソード2.業務を超えたアイデアの具現化 -1on1が生む新たな挑戦-

  • 未来のマネージャーへの引き継ぎ

  • 1.Riberteの文化としての1on1

  • 2.1on1スタイルの今後の課題

  • 3.未来への展望

1on1が生んだ挑戦と成長

1on1は、メンバーと私の間に信頼を築く大切な時間です。
これまで様々な話をメンバーとしてきましたが、その中でも印象深いエピソードをご紹介します。

エピソード1.新たな成長を求めて -スキルの深化と挑戦-

あるメンバーは、1on1で「もっとPMOスキルを深めたい」と話してくれました
当人のこれまでの経験とは少し異なる領域のスキルではあるものの、「やってみよう!」ということで話を進めた結果、資格試験の学習も始まり、学んだことを1on1の中で私とディスカッションし、プロジェクト支援の中でアウトプットしていく好循環が生まれました。

当時支援していたプロジェクトに加え、支援先を増やしたことで一時的に負荷の高い稼働状況は生まれましたが、当人の頑張りの結果、クライアントからも高い評価を得る成果を生みました

※後日談:プロジェクト支援の終わりが見えた頃、クライアントのPMとの1on1の中でこんな話を頂きました。それはクライアントPMから「○○さんには本当に助けてもらいました。プロジェクトもひと段落したこともあり、ぜひ○○さんと直接の労い(ねぎらい)の会をやらせてもらえませんか?」という話でした。
仕事の外で、様々な話ができること、こうした状況が生まれたことは、当人にとって、とても自信に繋がったのではと思っています。


エピソード2.業務を超えたアイデアの具現化 -1on1が生む新たな挑戦-

また、あるメンバーは、1on1で「会社の曲を作ってみたい」と話してくれました
元々学生時代に音楽に打ち込んでいた過去を1on1で話してくれました。それは業務とは一見関係のないものでしたが、その技術が会社の新たなプロジェクトに活用できる可能性を感じ、「それをRiberteで試してみない?」と提案しました。
(2024/11現在)日々の1on1の中で、作曲(Aメロ・Bメロ)の曲調はどうするか?作詞のワードやニュアンスをたたき出すために、メンバーからヒアリングを受けています。私自身、考えたことがないテーマなため、とても刺激になっていますし、楽しいです。
それはメンバーにとっても大きな挑戦だと思います。が、成果の善し悪しよりも、至るまでのProcessが人を成長させると私は信じています

「どうすればできるか?」

これは、Riberteの組織方針です。

1on1はこうした挑戦を後押しし、メンバーが自分の可能性に気づき、自信を持って成長していくための"きっかけの場”となっています。

未来のマネージャーへの引き継ぎ

Riberteの1on1は、ただの「成長支援」の場ではありません。
それは次世代のマネージャーやリーダー候補が、未来の組織文化を形作るための準備の場でもあります。

また、1on1を通じて築いていくこの文化は、いずれメンバーがマネージャーやリーダー職に就いた際にもその次の世代に引き継いでほしいと思っています。

1.Riberteの文化としての1on1

Riberteでは「1on1」を単なる上司と部下のコミュニケーション手法ではなく、組織文化の一部として捉えています。この文化を引き継いでいくために、現段階から未来のマネージャー候補と一緒に1on1の意義を共有しています。

2.1on1スタイルの今後の課題

現状では週3回の1on1を実施していますが、メンバーが増えると、いずれこの頻度を維持するのは難しくなる時がきます。そのときは「1on1を行う目的を改めて明確化し、頻度や形式を柔軟に見直す」必要があると思います。
それでも「対話」を中心とした組織文化、「対話を重視する」という根幹の価値観は、形を変えながらでも守っていきたいと考えています。

3.未来への展望

1on1はRiberte全体の未来を形作る重要な取り組みです。
いずれは現在のメンバーがリーダーやマネージャーとなり、Riberteの1on1文化を次世代に引き継ぐと信じています。そのためにも、1on1を通じて「人との対話」「社会からのフィードバック」という経験を積んでもらい、未来の組織づくりに必要なスキルとマインドセットを養ってもらいたいと思っています。

挑戦を促し、成功体験を積むことで自信を与え、次世代のリーダーへと引き継いでいく。
この循環が生まれるよう、これからも"1on1"を大切にしていきたいと思っています。


以上


過去3回にわたり、Riberteが考える1on1の流儀についてお伝えしてきました。

1on1は単なる業務の枠を超え、メンバーの可能性を引き出し、信頼を築き、会社全体を次のステージへと進めるための重要な取り組みです。

何気ない対話が新たなプロジェクトを生み、挑戦する過程が次世代のリーダーを育っていく。
このプロセスそのものが、メンバーの未来を、そしてRiberteの未来を形作ると信じています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

Riberte 森本

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