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新入社員研修の記憶は一生もの

■ 社会人デビュー日の記憶

2006年4月1日。私の社会人デビュー日。

たしか入社してから3〜4日くらい会議室に缶詰めで、同期と一緒に様々な説明を聞きまくった。
契約関連の説明&サイン、社会人マナーのビデオ視聴、組織図説明、業務内容説明などなど。

今でも覚えているのが社会人マナーのビデオ視聴。
当時はまだブラウン管テレビの時代。
会議室にキャスター付きのラックがあり、その上に分厚いテレビが乗っていた。
50人くらいのキャパの会議室には小さ過ぎる画面。
その小さな画面の中では、スーツを着た人が名刺交換をしていた。

私の仕事はショーの舞台監督。
制服を着て作業道具を身につけ、劇場などの現場で日々動き回る仕事。
その後11年勤めたが、実務の中で名刺交換をすることはなかった。

あの小さな画面で名刺交換を見た「違和感」という記憶が、何より鮮明に残っている。
今でこそ笑い話しになっているが、この一生残る記念すべき時間を「役に立たないビデオを見た」にしてしまっていいのだろうか。

■ 人生に大きな影響を残す新入社員研修

私は今、研修をつくる仕事と、研修講師の仕事をしている。
社会人16年目。
「あの名刺交換のビデオ、本当意味分かんなかったわぁー」
こんなことを言う大人になりたかった訳じゃない。

「入社のときに描いた『かっこいい大人』に少しは近づけているかな」
「あのとき想像した未来のアイデア、もうすぐ実現しそうなんだよ!」
そんなワクワクする言葉を、入社当時の記憶と共に同期と語り合うことができたら、人生の豊かさが変わるんじゃないかと本気で思っている。


新入社員研修を通じて配属後に現場活躍して欲しいし、必要なマナーはちゃんと身につけてほしい。
それでも、私が新入社員研修をする際に何より大切にしているのは、目の前の受講者の10年後を見据えること。
そのとき、どんな会話や感情が生まれているか。

私には味わうことの出来なかった感情の種を、これから社会人デビューする人に届けたい。
そんな想いでつくったENAGEED新入社員研修。

研修の常識を変えて、これからの時代に活躍する人材を本気で育成していくプログラム。
多くの社会人デビューにENAGEEDで彩りを🌈✨


22年度公開新卒研修丨株式会社ENAGEED
世の中のサービス・商品・仕組みが生み出された背景には「人の力」が存在します。不自由なく暮らすことのできる便利な現代の中で、これまでの生活では「あたりまえ」だと思っていたことを捉え直し、人の力を発揮して社会に価値を生み出すための視点とプロセスを身につけます。これからスタートする仕事でも、自分の行動次第で解決できる課題が多くあることに気づき、自らアイデアを出し実行するプロセスを学ぶことで「自分に...
https://www.enageed.jp/enageed22-newgraduates
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