on 2022/05/07
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高齢者向け老人ホーム・住宅サイト『スマートシニア』
はじめまして。株式会社We Care Japanです。私たちは老人ホームや介護施設選びに特化したコンシェルジュサービス「スマートシニア」を筆頭に、シニア(Agetech)を起点としたビジネスを展開しているベンチャー企業です。
代表の増野にとって身近な存在であった介護の問題を解決するべく立ち上がった私たち。ありがたいことに、現在は5,000を超える事業者と契約を結び、介護施設選びに悩む高齢者やそのご家族のみなさまに向けてサービスを提供しています。
この記事でご紹介するのは、私たちがなぜこの事業に注力しているのか。そしてWe Care Japanで働く面白さややりがいはどういったものなのか。代表の増野、医療機関でソーシャルワーカーとして従事していた経験を持つ杉本、ベンチャーで事業の最前線に立ち続ける小久江の3名が語ります。
異なるバックグラウンドを持って集まった仲間たち
We Care Japanという組織の特徴は、在籍するメンバーの多様性です。現在は10名ほどの社員数ですが、キャリアも異なれば考え方もまるで違う。なかなか交わる機会がなかったかもしれないバックグラウンドを持つ人々が同じ会社で、同じ夢を描いているのです。今回集まった3名も、今日に至るまでの経歴はまったく異なります。
増野
「私は上智大学卒業後、新卒でMcAfee(マカフィー)日本法人に入社しました。法人営業を担当し、その後ベンチャーに転職。海外進出支援のプラットフォーム事業責任者として奔走する日々を過ごしていました。
We Care Japan立ち上げのきっかけは、父が脳梗塞で倒れて臥せたこと。環境の面から介護を必要とすることになったので老人ホームを探したのですが、介護施設を探すのがとても難しいことを知り……この状況をなんとかしたいと思い、We Care Japanを設立しました」
杉本
「私の前職は急性期の病院でした。有料老人ホームで介護士として勤務した後、ソーシャルワーカーとして病院での入退院支援を行っていました。We Care Japanと出会ったのは病院在籍時で、増野からたまたま医療・介護現場の話を聞きたいとのことでヒアリングを受けたんですね。
当時は転職だなんてまったく検討もしていませんでしたが、業界に貢献したいという想いや増野の考えに共感してWe Care Japanに転職しました。今はスマートシニアの入居相談室で相談員として働いています」
小久江
「僕は昨年の10月にWe Care Japanに転職しました。これまでは外国人を対象とした人材派遣会社で法人営業として働いていましたが、新しいことにチャレンジしたいという気持ちが生まれて転職活動を始めたんです。
その中で出会った企業の一つがWe Care Japan。当時、僕自身の仕事選びの軸は、“自分らしくいられる仲間がいること”でしたが、ここはまさにそういう環境だったんです。We Care Japanで働いている自分の姿が容易に想像できたし、小さな規模の会社なので未来を作る楽しみがあるなと思って転職を決めました」
施設選びは大きな決断である故、高い専門性を求められる
私たちが携わっている介護領域にはいくつかの課題があります。増野が実際に体験したのは、特にその中でも「施設の選び方がわからない」というものでした。
最新の調査では、国内の有料老人ホーム施設数は13,500件ほどと言われています。
また、ニュースで報じられるような「待機待ち」と称されている老人ホームは、有料老人ホームとは異なり、特別養護老人ホームと呼ばれるもの。
実は、老人ホームや介護施設には、いくつかの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在するのです。
増野
「初めて介護施設を調べたときに、あまりの数にびっくりしました。また、その違いがわからずに呆然としてしまったんですね。それに、介護施設ごとの違いを一生懸命調べたとしても、自分の家族が入居するのに合っているのかどうかを判断するための軸もありません。
要するに、情報収集だけでも難しいのに、一人ひとりに合った最適な介護施設選びなんてできるのだろうかと感じてしまったんです。さまざまな施設に話を聞きにいきましたが、なかなか腹落ちしなくて……」
その原因の一つには、介護領域を取り巻く環境があります。介護の仕事はとても専門性が高く、特に施設選びは一層多様なスキルを必要とします。介護そのものの知識が必要なのはもちろん、入居検討者の病状や既往歴などの医療的な側面の把握も欠かせません。
それにも関わらず、老人ホーム・介護施設を紹介する会社で勤務しているのは必ずしも有資格者または介護経験者(身内・家族含む)ではありません。専門知識を持っていない人々が介護施設の案内に回っていることも多いために、正しい案内や紹介を行うのが難しい現状があるのです。
増野
「その上、介護施設は基本的には一度決めたら住み替えを行わないもの。転居の手続きや入居者の負担などを考えた結果ではありますが、逆を返すと失敗できない大きな決断でもあるのです。
介護施設を必要とする人が私のようにどんどんと増えている今、そういった業界の構造や負を解消することが早急に求められていると感じています」
私たちが提供している「スマートシニア」は、まさにその負を解決するために作り出したプロダクト。専門的な知識を持った相談員が専任コンシェルジュとして施設への入居を検討されている方のサポートを行います。
これまであまり解消されていなかった課題を解決するべくコツコツと事業を行っているタイミング。有資格者の採用を積極的に行ってきたことで実現できている安心・安全なサポート体制が私たちの何よりの強みです。
社員数10名以下だからこそ味わえる成長を共に
We Care Japanは介護領域で新しい価値創造に取り組むベンチャー企業です。取り組んでいる事業内容が稀有な上、組織もまだ小さいので、同様の環境はなかなかに無いもの。We Care Japanだからこそできる経験があります。
増野
「今の時代、社員数が100名を超えた規模感でも“ベンチャー”と称することがあります。私たちの組織はまだ社員数が10名以下なので、ベンチャーの中でも初期フェーズなんですよね。だからこその難しさはありますが、やはり一人ひとりが組織に与える影響が大きい環境なのは面白いのではと思います。
それに、まだ企業としては始まったばかりのフェーズですが、IPOを目指した経営戦略の立案も行っています。小さな組織が成長してIPOする瞬間を見届けられる経験は、そう簡単にできるものではありません。
私自身が前職のベンチャーに飛び込む際に重視したのが、『創業者の想いがある』『10名以下』『本気でIPOを目指している』でした。そして、転職活動時にかなり探しても全然見つけることができなかったので、この3つを満たすWe Care Japanは稀有な会社だと言えると思っています」
杉本
「他業界からベンチャーに飛び込んだ身として感じるのは、同じ医療・介護の領域の仕事に取り組んでいても見える世界が全く異なることです。IT業界は数字が重要視される世界です。これまでの環境では数字を追いかけて仕事をすることがほとんどありませんでしたが、今は数字とにらめっこすることも少なくなく。
小さな数字の変化一つが、医療や介護の現場を救うことにつながるのだと実感できるんです。今まで私が身を置いていた環境からでは持てない目線だったので、異なる場所から介護の世界を見つめられるのがとても楽しく、やりがいにも満ちています」
小久江
「今までにはなかった新しい事業を作っているからこその醍醐味として、ステークホルダーとの関係性をゼロから築く喜びがあると思います。介護領域で5,000を超える事業者さんとつながることができているのは、一つひとつの施設と向き合って対話を重ねてきたから。
そのおかげで、現場で起きている困りごとや課題を新しく知ることもできますし、 リアルな声を入居者の方にも届けられているんです。あらゆる要因が重なって負が生まれている環境の中に、少しでも道標となるようなエッセンスを投入できている喜びはWe Care Japanにいるからこそ感じられます」
We Care Japanはこれからもプロのコンシェルジュ在籍を強みに、介護施設や老人ホームを探している方々の手助けを行えるプロダクト作りを目指して推進していきます。
多様なアイデアを持つ人材が集うこの場所で取り組む事業は、他にはない面白さと難しさの両方を秘めています。少しでも興味を持ってくださった方は、気軽に話を聞きにいらしてくださいね。メンバー一同、お待ちしております。
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