私たちfabula株式会社は、ゴミから新たな資源を生み出す事業を手掛ける会社です。リサイクルの枠を超えた価値創造を追求し、社会課題の解決を目指しています。
■事業内容■
規格外の野菜・加⼯時に出る端材など、⾷品廃棄物から新素材を作る技術を開発しています。 1.⾷品廃棄物を乾燥
2.粉末状に加工
3.その粉末を⾦型に⼊れて熱圧縮
上記のように、加工の工程は⾮常にシンプルですが、素材の乾燥⽅法・粉末の粒度・成型時の温度によって、無数の⾊やテクスチャー、⾹りなどの特徴を⽣み出せます。また複数の材料を混ぜ合わせたり、作った素材を再成型して作り直すことも可能です。
■開発する素材の特徴■
▍コンクリートの約4倍の曲げ強度
例えば⽩菜の廃棄物で作った素材は、コンクリートの約4倍の曲げ強度を誇ります。 厚さ5mmで30kgの荷重に耐えることができ、将来的には建材などへの使⽤も期待できます。原材料となる⾷材によって強度は異なる一方、⾼強度の⾷材で補強するなど組み合わせも可能です。
▍廃棄処理問題解決に貢献
焼却時のCO2排出・灰の埋⽴など、⾷品の廃棄にはさまざまな課題があります。肥料・飼料化する場合にもコストがかかり、経済的なリターンも少ないのが現状です。そこで、⾷品廃棄物を原材料として再利⽤することで、暮らしに役⽴つ新素材として価値を⽣み出す仕組みを構築しています。
▍材料由来の⾊や⾹りを楽しむ
原材料となる⾷品廃棄物によっては、植物由来の色・香りを楽しめます。 現在「⾷べられる」ことも視野に入れた研究を進めており、よりサステナブルな未来の実現に向けて活動しています。
■事業の展望■
食品廃棄物を建設材料に加工し、世の中に広めたいと考えています。ゴミを何かに変える産業において「ゴミと言えばfabulaだよね」と言われるような存在を目指します。