■マーケット
観光業は訪日客の増加もあり、今後ますますの成長が期待されています。
2024年1-6月の外国人客は過去最多を更新、年間で3500万人が視野に入っています。2030年には訪日客を年間6000万人、消費額15兆円の達成を目指すとの方針も示されており、目標達成には2023年比で旅行者数は約2.4倍、消費額は約2.8倍の飛躍が必要な状況です。
このように大幅な成長が期待されている観光業ですが、一方で宿泊客を受け入れる側の宿泊業界では人手不足が深刻化しています。
人手不足のため、計画休業する施設も出てきています。
せっかくの需要を受け止めきれていない状況を打破するために、宿泊施設のオペレーションをDXし、根本から課題解決に取り組んでいるのがaipassです。
■プロダクト
宿泊業の基幹システムも大きな変化のタイミングを迎えています。
1:オンプレミスからクラウドへの移行
元々20-30年ほど前から使われているオンプレミス型のシステムが主流でしたが、ここ5年ほどで徐々にクラウド型のシステムへ移行が始まってきています。もちろんaipassはクラウドサービスで、SaaSとして提供をしています。
2:ハード端末からモバイル中心への移行
宿泊施設の効率化といえば、自動チェックイン機(大型の端末)が主流でしたが、設置場所やコストの観点から導入できていたのは一部の顧客のみでした。
今後はモバイルをベースとしたオペレーションに切り替わると考えています。これは他の業界でもすでに起きている必然の変化です。例えば、銀行のATMも、気づけばモバイルアプリやWebサイトに切り替わりました。飛行機のチェックインもスマホで完結です。
であれば、宿泊もスマホで完結するのが「当たり前」になります。
私たちは次なる「当たり前」を自ら生み出し、社会実装することに挑戦しています。
3:接客のDX
従来のホテルシステムはtoB領域のためのシステムでした。予約・客室・売上管理を中心とした基幹システムは旅行者の体験に影響を及ぼしませんでした。
しかし今は旅行者がモバイルを持って旅行に来ている時代です。基幹システムとスマホのゲストアプリ一体型で提供することで、接客をDXできる、接客をエンバワメントできると信じています。
無人化・省人化だけではなく、その先の最高の旅行体験づくりに取り組んでいます。