今後約40年間に渡り労働人口が減少する一方の日本。人手不足が生産性向上が労働力不足を埋める一つのキーファクターとなっていますが、単に一人ひとりの仕事効率を上げるだけでは実現できません。構造的な変革が必要です。
そんな日本において、深刻な人手不足の問題を抱える現場があります。そのうちの一つがコールセンターを含む、「カスタマーサポート」の領域です。市場規模は1.6~1.8兆円ほどと言われています。
カスタマーサポート領域の課題は、大きく分けて3つあります。
1:エンドユーザーから見たネガティブなカスタマー体験
カスタマーサポートに電話しても長く待たされ、つながっても別部署へ接続される経験のある方は多いでしょう。エンドユーザーがそういった経験を積むことで、サービスに対してのロイヤリティーが低下してしまい、解約へとつながってしまいます。
2:カスタマーサポート領域で働く人の課題
そもそも、カスタマーサポート領域で働く人たちが気持ちよく働き続ける環境を作るのが難しくなっています。問い合わせの8割がログインやアクセス方法に関するものであり、同じ業務を日々続けなければなりません。その結果、働くモチベーションが低下し、早期離職へとつながっているのです。入社した社員のうち1カ月以内での離職率は50%に上ると言われており、電話対応のマニュアルを教える育成コストも膨らんでいます。会社全体からはコストセンターと言われており、肩身の狭い思いをしている方が多いです。
3:ユーザーからの問い合わせを事業に活かせていない
グッドマンの法則によれば、不満を感じているユーザーのうち問い合わせをする方は全体の5%ほどと言われています。カラクリ独自の調査でも、最大でも問い合わせは30%程度、70%はサイレント・カスタマーとして離脱リスクがあることがわかっています。そんな状況において、ユーザーからリアルなフィードバックを獲得できる機会は貴重であり、フィードバックを活かせるかどうかで事業のブラッシュアップができかどうかが決まります。
KARAKURIは、このカスタマーサポート領域の課題を解決していきます。Webサービスを提供する全ての企業がユーザーの声を生かすことができ、そこで働く人たちが幸せな状態で働けるというプラスのフィードバックサイクルに包まれる世界を創ることが使命です。
よく勘違いされるのですが、私たちはカスタマーサポートの業務をAIに置き換え、人の仕事を奪いたいわけではありません。フレンドリーテクノロジー=AIと人の共存を考えています。単純な仕事をAIに任せることで、人はお客さまの複雑な課題を解決し、それを事業に活かす。事業に活かすことでより良いサービスをユーザーに提供する世界を作っていくのです。
【KARAKURIがなぜお客さまに愛されているのか】
当社のサービスを使うことでエンドユーザーのストレスを減らしつつ、コールセンターを運営する人件費や育成費用を減らすことができます。現場で働く社員の方も単純作業を行う時間が減り、より複雑な問い合わせに対応する時間が増やせるのです。そうすることで、エンドユーザーの役に立っている実感も得やすくなり、仕事のやりがい・生産性の両方が高まる状況を手に入れられます。
【当社の理解が深まるコンテンツ】
◆創業者小田の生い立ちや創業理由について
https://focuson.life/article/view/150?fbclid=IwAR0GQoI-Z5zkYneOxofmsmWPflbQagSC3aNnMDne3VC3PlIsmbRVAvxIFu4
◆コールセンターが事業に貢献する理由と、そうなるために必要なこと
https://note.com/shimonoda/n/n39f66925303c
◆カラクリがカスタマーサクセスを重要視する理由と、組織の実態
https://note.com/shimonoda/n/n52408fac12fe