37 views
ABOUT
Mizuno USAはCentric PLMソリューションを導入することで、商品開発プロセスを効率化。生産性75%向上、SKUを10.2%増加させた背景を探る。
【Mizuno USAの挑戦と課題】
Mizuno USAの製品ライフサイクル管理部門ディレクターであるTim Rumer氏は、かつてこの有名スポーツブランドにおいて商品開発が悩みの種であったことを語ります。「以前、プロダクトマネージャーがコレクションの準備を進めていた際、完成品が出来上がったときに初めて全体像がわかる状態でした。ある商品カテゴリに詳しくないと、開発状況を把握するのは困難でした。しかし、我々は状況をより正確に把握し、現実的な販売スケジュールを組む必要がありました」
【以前のシステムの限界】
Mizuno USAでは、商品カテゴリ計画の立案や多様なデザイン管理を行うために、従来のERPシステムを使用していましたが、その作業は非常に面倒で苦痛を伴うものでした。情報の更新や設計の追加は、管理者にとって時に壮大な頭痛の種となることが多かったのです。このような状況の中、商品開発のためのより効果的で直感的なソリューションが求められていました。
【Centric PLMの導入とそのメリット】
こうした背景の中、Mizuno USAは2014年にCentricソフトウェアのPLMソリューションであるCentric 8 PLMを選択しました。Rumer氏は、「Centric PLMのデモを見た際の感動は今でも忘れません。直感的な操作性と使いやすさが従来のPLMとの大きな違いでした。これなら自分たちでも簡単に使いこなせると思いました」と語ります。
【業務の効率化を実現】
Centric PLMの導入により、Mizuno USAでは商品情報を一元管理できる環境が整いました。デザイナーや商品開発担当者、プロダクトマネージャーが日常的にPLMを利用し、情報をシェアすることで社内のコミュニケーションが大幅に改善されました。「商品情報が一ヶ所に集約され、部門間の壁が取り払われたことで、全体の状況を把握しやすくなりました」とRumer氏は述べます。
【生産性75%向上、SKU数も増加】
Centric PLMを導入した結果、Mizuno USAでは商品開発の生産性が75%向上し、SKU(Stock Keeping Unit)数も1年間で10.2%増加させることに成功しました。これにより、カテゴリーマネージャーはより少ないリソースで多くの業務をこなせるようになり、効率的な商品開発が実現しました。
【 新しいワークフローの確立】
「今では、プロダクトマネージャーが少ない人数で複数のカテゴリを管理できるようになり、各自がCentric PLMのデータとプランニング機能を活用して、50〜75%多くのデザインを容易に扱えるようになりました」とRumer氏は続けます。このようにCentric PLMは、項目、更新、引き継ぎの手間を大幅に削減し、スムーズな業務運用を可能にしました。
【次のステップと未来の展望】
Mizuno USAは今後もCentric PLMの機能を最大限活用し、商品開発にかかる時間の短縮と、市場への迅速な投入を目指します。「私たちの商品開発のスピードは驚くほど上がっており、しばしば『嬉しい悲鳴』が上がっています。今後は品質管理機能や新しいベンダーとの連携も進め、Centric PLMをフルに活用していく所存です」とRumer氏は締めくくります。