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株式会社かねふく様

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ABOUT

レシピ動画や既存のキャラクターを活用することで、順調にInstagramのフォロワーを獲得。かねふくの明太子の全国のファンづくりにつながりました。

昭和46年創業の株式会社かねふくは、明太子事業、調味料事業、めんたいパーク事業、外食事業、海外拠点の5大事業を展開する辛子明太子のスペシャリストです。かねてからの「かねふくの明太子」のファンを多くもつものの、若年層への認知度向上と日本全国でのファンづくりに課題を抱えていました。ファン獲得を目的としためんたいパーク事業を立ち上げるものの、ターゲットを限定しておらず設置エリアのみへのPRにとなっていました。そこで、若年層のファンづくりも含め全国展開のためにSNSプロモーションを検討していく中で、実績のあったトピカへ相談。企業公式Instagram、めんたいパーク大洗のInstagramの運用を依頼し、既存キャラクターの活用などの提案により安定したファンの獲得に成功しました。課題であった日本全国でのファンづくりや、めんたいパーク大洗の集客につながったトピカからの提案とその成功の鍵についてお話を伺いました。

トピカに依頼をいただく前に抱えていた課題とはなんだったのでしょうか。

 新規ファンの獲得が課題でした。
 創業50年を迎えるにあたり、明太子にこだわり続け、明太子の会社として日本最大級になってきているとはいえ、認知度において年齢層に偏りがあるという状況がありました。また、かねふくの明太子は市場やスーパーからお客様へ流通するのが通常でしたが、その流れだと自社の明太子にかける想いやこだわりをお客様に知っていただくのが難しくありました。
 そこで、「めんたいパーク」事業へ乗り出すわけですが、自分達のこだわりを直接お伝えし、知っていただくことを目標として、製造工程を見学できる工場見学であったり、明太子の可能性を知っていただきたく加工品やレストランを運営することに特化していました。その中で、めんたいパークへ誘致したい層などの詳細のコンセプトの設定ができておらず、もちろんお客様とのコミュニケーションの向上にはつながったのですが、すでにファンでいてくださる方がさらにファンになってくださったというような感じで、新規のファンの獲得にはつながっていなかったのが現実でした。

ファン層の拡大に悩み、トピカへの相談を検討されたのでしょうか?

 その通りです。年齢層というよりは、全国にかねふくの明太子のファンを増やしたかった、そのためにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいました。また、明太子は白米と一緒に楽しむ飯の友というイメージが強く、私達としては明太子が実はアレンジ自在で、その使い方には無限の可能性があることを多くの方に知ってもらいたいという想いもありましたね。
 そういったことを取引先と話していたところ、SNSプロモーションを得意とする会社があるよ、とトピカさんを紹介されました。GOHAN(料理動画メディア「GOHAN」 https://www.instagram.com/gohan.jp/で手際よく美味しそうに作られているレシピ動画をを見た時に、まさにこういうことがやりたいんだと感じました。
 これまでも明太子を使ったレシピの制作などは行っていましたが、スーパーの店頭で流してもらうなどしか使い道がわからず、色々とレシピを制作しても使いこなせているという状況ではなかった。また、そういった提案をしてくれるパートナーもこれまでいませんでした。
 そんな中トピカさんでは、動画レシピの作成だけでなく、さらにそのレシピ動画を効果的な方法で全国に向けてSNSで展開することまでお手伝いいただけるとのこと。これこそ弊社が求めていたかねふくの明太子のファンづくりにつながると感じ、依頼させていただくことにしました。企業公式アカウントでのレシピ動画をInstagramで展開することに加え、実際に商品を購入することができる弊社のECサイトへの流入の導線についても検討、提案いただけるとのことで心強く感じました。

加えて集客層に偏りのあっためんたいパーク大洗についても、ご相談をいただきましたね?

 複数あるめんたいパークにおいて、新しい層への集客に苦労していました。そこで、それぞれ地域の特徴に合わせた集客につながるSNSによるプロモーションができないものかと相談しました。そこでトピカのスタッフの皆さまにめんたいパーク大洗まで出向いていただき、Instagramを担当するスタッフに映える写真の撮影方法やInstagramのストーリーに載せる際の動画の撮り方などを半年かけて指導いただきました。最初は手探り状態でしたが、回数を重ねるごとにスタッフのほうからSNSでの展開に意欲的な姿勢がみられるようになりました。そこで、めんたいパーク大洗におけるInstagramの運用もトピカさんにお願いすることにしました。
 その際に、トピカさんから最初は意欲も掲載するネタも沢山あるので更新が頻繁に行われるが、ある程度の期間が経つとネタ切れになってくることもあり更新頻度が下がるケースが多いと教えていただきました。そうならないように、近隣の茨城県内の観光スポットの紹介を行うことで、ネタ切れすることなくInstagraを更新することができています。また、弊社の既存のキャラクター、タラピヨを活用することも提案いただきSNSに登場させたところ、タラピヨのファンになった方からもフォローしていただき、フォロワー数やコメント数が増えたのは驚きでした。
 以前はめんたいパーク大洗のスタッフがでてきたり、タラピヨもでてきたりと混在している状況でしたが、トピカさんに提案いただき、タラピヨと観光スポットの紹介にフォーカスし、めんたいパーク大洗の潜在層へ響くような運用にしたところ、さらなるフォロワー数の増加につながりました。

実際にSNSプロモーションの運用を始めた感想はいかがでしたか?

 めんたいパークのSNSにおいては、そのコメント欄からタラピヨを介したファンが増えていくことを実感できましたし、更新を楽しみにしていただいてるのをひしひしと感じることができました。また、店頭でInstagramのフォロー画面を見せていただくとプレゼントをお渡しするというキャンペーンを行ったときにも、しっかりと反応があり一方的に更新しているようですが、ちゃんと見ていただけていることがわかり嬉しかったですね。さらにそのプレゼントした賞品やめんたいパークへ訪問したことをSNSにあげていただけるという相互のコミュニケーションができ、成果を感じました。
 また、企業公式Instagramにおけるレシピにおいては、トピカさんも積極的にかねふくの明太子のことを勉強していただき、その結果自分達では思いもよらないようなレシピをご提案いただきました。数えきれないほどのレシピを開発いただいており、私のお気に入りのメニューは明太子アヒージョですが、明太子チーズケーキや明太子チョコなどクリスマスやバレンタインなど、これまでは明太子の出番がなかったイベントへのインパクトのあるレシピも考えていただきました。そのアイディアと意外な美味しさから、明太子チョコなどは弊社の商品開発への展開も検討しています。

SNSプロモーションの展開を進めていくあたり、かねふくの社内での反応はいかがでしたか?

 新聞やチラシなどの紙のPRのほうが効果が見えやすいという風潮があり、もともと社内ではSNSでの展開に好意的な声ばかりではありませんでした。しかし、実際にフォロワー数が3万人を越えるなど、具体的な数値が見えてくると社内の風潮もSNSにおける展開に意欲的な声が増えてきて、もっとやっていこう!と攻めの姿勢に変化してきています。
 実際に運用を初めてから3年半が過ぎましたが、順調に週に5回の更新をすることでフォロワー数も安定しています。実際にイベントを企画し3万人のお客様に対して自分達の情報を伝えることも集客することも難しいですが、SNSならそれが叶う。さらにキャンペーンを行った際にフォロワーが増えるのは当たり前ですが、キャンペーンが終了した後もフォロワーが減らずにそのまま残っていただけており、トピカさんのおかげで魅力的なコンテンツがつくれているからだと感謝しています。

開発したレシピの評判はいかがですか?

 映像が綺麗で、やはり店頭でも映えるものが多いので、スーパーにもかねふくの明太子のPRのために店頭のディスプレイに静止画で使用したいとか、生めんたいマヨネーズタイプなど特定の商品に特化したレシピ動画に編集し、めんたいパークで流したいなど、Instagramに掲載しているレシピのさらなる利用について現場から色々な相談が持ちかけられています。こうしたレシピの活用方法についても、トピカさんに相談していきたいと思っています。

SNS運用の立ち上げからご依頼いただき協業いただいている中で、トピカへの率直な感想を教えてください。

 トピカさんにご相談して、色々なご提案、意見をいただいていく中で、担当者としてこれは楽しくなりそうだとわくわくする気持ちで臨んでいました。お話していく中で皆さまの食に対する想いやこだわりも、弊社と同じ方向を向いており、これは間違いないな、と。色々と意見を伝えてもその要望に柔軟に答えていただけるだけでなく、「広告費を高く出せばいいわけではない、フォロワーの獲得にはこちらで充分です」など、自分達の売上だけでなく必要なものを、適切に使いましょうというこちらに寄り添った姿勢でご提案いただけたのも信頼につながりました。
 だからこそ、トピカさんからの提案には素直に耳を傾けることができましたし、安心してお任せすることができました。トピカさんとはかねふくのSNSを一緒に作り上げたと実感しており、これからも色々と相談しながら、さらなるフォロワー数の増加につなげていきたいと思っています。