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ABOUT
2022年より開始したデザイン経営推進事業「Desinare(デジナレ)」。
ハイクオリティなデザインはもちろん、お客さまとのコミュニケーションなどサービス面においても非常にご好評の声をいただいています。
今回は第4弾として、株式会社COMP様へDesinareについてインタビューをおこないました。
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<はじめに>
ーー 貴社の事業内容と宮本さまのお役割を教えてください。
完全栄養食や糖質制限食などをコンセプトとした「COMP」という栄養食の企画・研究・開発・販売を行っている株式会社COMPの取締役CEOをやっております。
経営と現場のどちらもやっています。経営者としてはかなり現場が好きな方だと思います。
<デジナレ導入前の要望・課題>
ーー デザインに力を入れようと思った理由はなんでしょうか。
栄養に忠実な食事ってなんだろうというようなことを研究からマーケティングメッセージ・CSにいたるまで、あらゆるレベルで考えています。
この時代において、本気で「いいものを作れば売れる!」と常に思っているブランドかも知れません。ただ、しっかり伝え方まで整えればもっと売れる、つまり世の中がもっと良い方向に進むお手伝いができるのではないかと考えたからです。
ーー あえてデザイナー採用ではなく、外注しようと考えた理由はなんでしょうか
デザインを外注しようと考えたのは、良いものを作ろうとすればするほど、自分達を客観視できなくなってきたことが大きいかもしれません。僕たちの実態はなにで、付加価値はなにで、どんなことをメッセージとして届けるのが世の中に対して良い提案になるのか、伝え方が麻痺してきてしまった感じです。
栄養に忠実であること。ここについては、僕らは想いが強すぎると自覚しています。デザインは社内でやるのではなく、外部協力会社さんに依頼させていただくことで、適切な客観性を保てるのではないかと考えました。また、特に僕らのようなスタートアップ・ベンチャーにおいて、社内にノウハウを溜めて属人化するということは多少なりともリスクに繋がってくる可能性があると思っています。
僕らの事業のドメインは、栄養を軸にした製品の開発です。ここに集中したい。これ以外の領域を外の専門家に頼れば、本当に力を入れたいところに足踏みする必要がないと考えました。僕たちは組織を作るより、事業を進める方が大事だと考えています。
ーー どのような外注先を探していましたか
制作物が立て込んでも、泥臭いところに付き合っていただけるような外注先を探しておりました。また、メンバーに寄り添い、孤立した時に支えていただけるような頼れるサービスを探していました。頼れるというのはなんでも丸投げできるわけではなく、かといってドライな受発注の関係でもなく、対等に自分の言葉で話してくれると嬉しいと考えていました。
ロゴを作ってキービジュアルだけ置いておけばブランディングか、というと絶対にそうではないと考えています。経営者が考えたブランディングだけが大切なのではなく、現場の方々が愛を持って接していただけるかがブランドの成長において大事だと思っています。そんな協力会社の存在を求めていました。
<デジナレ導入の決め手>
ーー デジナレの他に迷っていたサービスなどはあるでしょうか
デジナレの他には、広告運用から制作のワンストップで提案してくれるサービスを検討していました。ただ、サービスとして型になり過ぎていることから、まだまだ事業の在り方として成熟しきっていない僕らのような会社にとっては、細かな修正ができなかったり、ありものの中に埋め込まれることがどうしても合わない瞬間があるなと感じていました。まだまだ手作りの期間が続くと思っていたので、寄り添ってくれるかが大事でした。
ーー デジナレに決めたきっかけはなんでしょうか
双方体当たりで進められる関係性を構築できそうだと感じたからです。
サービスを始めるまえに、ネクスキャットの取締役の小林さんと話す機会があったのですが、そこから引き込まれました。どれだけ事業に興味を持つかでデザインのアウトプットって変わると思うのですが、小林さんは経営者でありながら現場目線で前のめりに事業について聞いてくれました。小林さんだけでなく、導入後もディレクター・デザイナー・営業も含めて、ネクスキャット社員の人柄に惹かれていきました。
良くも悪くもこなれていない、ちゃんと向き合ってくれていると感じます。ピンチの時は駆けつけてくれて、勢いづけたい時は加勢してくれるという安心感がありました。たとえ、お互いにミスすることがあっても許し、支え合える!という実感もあります。
<デジナレ導入後>
ーー デジナレのディレクターに関する感想を教えてください
ディレクター、デザイナーともに受注仕事にとどまらない姿勢が素晴らしいと感じました。言われたことしかやらないとかではなく、COMPはこうするといいですよね、など考えて動いてくれることがありがたかったです。
その他にも打ち合わせでは、デザイナーさんに積極的に意見を聞いたり、自分でも意見を述べたりしてくれています。ディレクターは御用聞じゃないの?という人もいるかもしれませんが、踏み込んで対応してくれるのでそんなことはないと思います。
弊社は結構、話を変えてしまうことが多く、本当に申し訳ないとは思いつつもご依頼する内容が朝夜で変わっていることもよくあります。そんなコロコロ変わる内容に、ディレクターが振り回されつつも追いかけてきてくれる、こうだよねって考えてくれるところがすごいなと感じます。
意見が変わることを前提とした進行の仕方をしてくれているのも助かります。要件定義をちゃんとした方が良いと思うが、ガチガチに前提条件を定めてしまいすぎると後戻りできなくなってしまうこともありますから。カオスを楽しんでくれてるのかなと思っています、、、というか思いたいです笑
パッケージになったデザイン制作をしたいのなら、他のサービスでも良いかもしれません。発注側が期待しているのは、営業、ディレクション、などの組織力だと思います。この辺りで課題がある人はぜひ、デジナレを使っていただきたいです。
ーー デジナレのデザイン・デザイナーに関する感想を教えてください
ディレクターの感想でもお伝えした「受注仕事にとどまらない姿勢が素晴らしい」ということのほかに、ディレクターが孤立していないところがすごいなと感じます。結構、制作会社とかだと、ディレクターとデザイナーの間に溝が見えます。溝を感じないのは、クリエイターも前のめりに働いているからなのかなと感じます。自分ごと化してくれているのが嬉しいですね。
本当は弊社のような企業は地雷案件なのではと個人的に思っているのですが、みなさん活き活きと意見を出してくれています。
<今後のデジナレについて>
ーー デザインが経営戦略の一部であるという観点から、今後のデジナレに対してどのような期待を持っていますか?
現在、目の前にある制作物に一貫性を持たせながら、積み重ねている段階だと思っております。今後はその制作物の積み重ねをブランドに引き上げられればと思っております。
<最後に>
ーー デジナレの導入を考えている企業に伝えたいことを教えてください
1人で抱えてプレッシャーと闘っている人ほどデジナレをお勧めしたいです。僕もメンバーもいろいろ煮詰まっていたので、駆け込み寺としてデジナレを導入し、プレッシャーから解放されました。
結構、頑張っちゃう人っていると思うので、外部の力を頼ることで、気が楽になることもあるとおもいます!