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ABOUT
review-it! for Packageはパッケージ校正業務の効率化を支援するクラウドサービスです。
▍「review-it for Package」の3つの機能と導入メリット
① 複数人が同時に校正結果を確認でき、指摘を入力できる「オンライン校正・回覧機能」
〈メリット〉校正紙の出力が不要。時間や場所を選ばないため、働き方改革に対応。
② 原稿とパッケージデータを照合し、確認の負荷を削減する「Excel⇔PDF照合機能」の実装
〈メリット〉確認が必要な箇所を色で表示。一字一句を目視する必要なし。
③ 修正前後版の差異が一目でわかる「PDF⇔PDF比較機能」の実装
〈メリット〉どの部分がどのように変わったかなど、変更箇所が明確。
▍サービスの成り立ち
トッパンでは2018年、販促物が多い金融業界向けに、AIを活用することで印刷物やデジタル媒体における業界・企業特有の表記や専門用語を学習し、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を可能にする「review-it」をリリースしました。その後、テレワーク向けにその機能を拡張しています。
一方で、商品パッケージに成分表示や機能表示項目が多い食品業界や製薬業界からも、校正に関する課題をいただいており、現場のニーズを探りながら最適な手法を検討してきました。2022年2月、校正自動化サービスの第二弾として、商品パッケージ校正自動化サービス「review-it for Package」のリリースに至っています。
▍「review-it for Package」を支える技術
商品パッケージ校正では、「制作途中のPDFデータ(テキストデータ保持)」と、「印刷するための版下PDFデータ(アウトライン化されテキスト情報なし)」の2箇所において、原稿とPDFのチェック(目視確認)が必要であることから、このチェックを効率化したいという課題がありました。当初は、OCR(画像からの文字認識技術)を使った校正を検討しましたが、OCRのテキスト抽出精度が100%にならない限り、結局は、目視確認が必要になる点がネックでした。商品パッケージは狭い範囲に多くの文字情報が詰め込まれているため、OCRでは正確に読み取ることが難しく、精度が求められるチェック業務とは相性が悪い状況でした。
このため、OCRを使用せずに原稿と版下の情報比較をするために、「原稿=制作PDF」であることを確認するスキーム(処理①)、「校了した制作PDF=版下PDF」を使って確認するスキーム(処理②)を開発し、処理①と②が問題なければ、「原稿=制作PDF=版下PDF」であることが確認できる仕組みとしました。
このように、既存技術・サービスを使いながら、お客さまの課題やニーズをどのように解決するかを検証し、よりベストな解決方法に導くことで、業務に最適なサービスを設計することができました。
▍トライアルのご相談・お問い合わせについては、こちらをご覧ください。
https://review-it-proofreading.com/