関西外国語大学 (Kansai Gaidai University) / 外国語学部 英米語学科
Marshall Universityに交換留学
ジェンダー学の授業を通して、LGBTQに関する問題・性に関する問題・セクシュアルアイデンティティなどを様々な問題に問いをぶつけてみることは大事だと改め感じることができました。例えば、リーディング課題として学術雑誌だけでなく、最近のニュースや学生が興味をもった記事などを読み、それについて考察したレポートを書きました。また、これらのリーディング課題の内容を、授業中にディスカッションして考えを深めていきました。さらに週に1度Sexual Narrativeと呼ばれる自分の性に関する体験や変化を書くという課題がありました。これは自分自身を知り、セクシュアルアイデンティティについて考え直すことができる欠かすことのできない部分だと感じました。ジェンダーの問題は「女性が不利」という単純な課題ではありません。「男らしく」あることが全く苦にならず、男であるというだけで女性よりもずいぶん優遇されている男性もいれば、「男らしさ」の期待に押しつぶされそうになりながら、日々の生活さえままならない男性もいます。男性の特権性や、自分の過去の言動が知らず知らずのうちに女性や他の男性を傷つけていた可能性に気づくことは不可欠ですから、そうしたいたたまれない気持ちから目を背けるのではなく、むしろそうした感情と向き合っていくことは必要だということを学びました。