名古屋学芸大学 / メディア造形学部映像メディア学科
ゼミ展作品『#閉じこめてみた』
編集済本編アーカイブ https://www.youtube.com/watch?v=cL5-uKbJWlw 制作アーカイブ https://www.youtube.com/watch?v=EXew2VxifFE ※リンク付けされているのは生配信のアーカイブ 大学3年次に制作したゼミ展示会出展作品。 展示会が突然オンライン配信になることが決定し、試行錯誤を繰り返した。 【概要】 演者とともに謎を解くことで、とある空間から脱出する生配信の観客参加型演劇。物語の行く末は観客の反応によって変わっていく。 虚構と現実、観客と演者の境界をなくすこと(=第四の壁の突破)を目標とした。 【あらすじ】 新しい戦隊モノのロケハンに来た3人は、ひょんなことから自分たちが制作している戦隊モノの敵キャラに閉じ込められてしまう。 脱出するためには閉じ込められた部屋の謎を解かなくてはならず、配信を通して観客に助けを求める。 【尺】 約25分 【担当】 原案、脚本、演者 【こだわり】 ・生配信のコメント欄を通じて、演者とともに観客に謎解きに一緒に挑戦してもらった。コメント欄には物語のキャラクターも登場し、一層物語世界に引き込めるよう工夫した。 ・カメラは定点と手持ちの2つを使い、切り替えることで観客に画面でも飽きさせない工夫を凝らした。また、内容が謎解きだったため、定点は全体を、手持ちは資料や部屋の様子が詳しく見れるように、という意図もある。 ・脚本はコロナ禍を思わせるような状況をコメディで表現することで、ネガティブに捉えがちな世の中をポジティブに捉えてほしいという願いを込めた。 ・舞台セットは360°どこが見えてもいいように一から作り込んだ。大きな空間を狭く見せる工夫がしてある。 ・タイムリミットを設けることで観客に当事者意識とハラハラ感を煽った。 ・成功ルート、失敗ルート両方を用意し、脱出の行方は完全に観客次第にした。 【やってみて】 ・コロナ禍での制作でままならないことも多かったが、その中で自分たちが最大限人々を楽しませるためにできることをやれたと思う。 ・状況が二転三転したが、その度に考え直し、対応策も事前に考えたことで、柔軟な発想力を身につけることができた。