広島大学 / 調達部門
専門機器の調達を担当
病院にあるX線装置のような、専門的な機器の調達を担当。機器を導入する審査を行うのは研究者の先生方ですが、私はその準備段階として書類の取りまとめなどを行なっていました。数億円規模と金額も大きく同時並行で何件も担当していたので、そういった大変さはありましたが、申請書を書くことを通してお金の感覚を得られたと思います。
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広島大学 / 東広島キャンパス
大学卒業後、新卒1年目から広島大学の職員として働いています。最近では研究者を支援するURA(University Research Administrator)をしていました。2022年2月からは、研究者や学生のスタートアップやアントレプレナー教育を支援する業務に就いています。研究者や学生の研究成果の市場性等を勝手に予想して、それが正しいか答え合わせするのが好きです。最近の趣味は自転車をつくること。ミニベロ中心に、この5年で10台ほど自作しました。
研究者や学生が研究成果をもとに起業できるよう、引き続き支援すること。私個人の話で言えば昨年50歳を迎えたので、定年退職後もできることを探していきたいと思っているので、新しいことに取り組もうとされている研究者や学生に刺激を受けながら、自分自身でもアントレプレナー精神で頑張ろうと思います。
これまでにURAの業務と同じように、国から競争的資金を獲得するためのサポート業務をはじめ、研究者や学生の起業支援に携わっています。
インターネットを流れるデータ転送量の増大を受けて、ビッグデータが扱えるようになり、当時はようやく第三世代の人工知能(AI)が実際に医療現場にも登場し始めたタイミングでした。国としてもビックデータやAIによるヘルスケアや医療への展開を推進したかった状況だったので、競争的資金を獲得する際にも、重要なテーマとしてセットされていました。 当時、ヘルスケアや医療分野では、研究内容はものすごい研究者であってもビックデータやAIを扱った研究者は少なく、競争的資金を得るためにも、そこにいかにして最新のICT技術を盛り込むか、研究者の方と一緒に考えるような支援を行なっていました。 私自身、最新のICTに関して特別詳しいわけではありませんでしたが、先生をサポートしたかったので、有志が集まる勉強会やセミナーに参加して、必死に勉強していました。
DP/DR制度とは、特に優れた研究を行う教授職(DP:Distinguished Professor)および若手教員(DR:Distinguished Researcher)の認定制度のことです。 大学でも研究の特色を出していかないといけないという当時の風潮のもと、制度をつくることになりました。私は以前研究者総覧を開発していたので、元データがあれば研究者を選びやすいだろうということで、携わっていました。
私立大学の運営方法を学ぶ
当時、国立大学が国の機関から独立法人になり4-5年が経ち、国から税金をもらうだけではなく、自分たちで資金を集めて運営していかなければならない風潮が高まりつつありました。その点、立命館はアジア太平洋大学をつくって評価がV字回復を遂げていたので、勉強になると思い、出向させてもらいました。 入試はどうするのか、PRはどうするのかなど、私立大学の経営戦略をさまざまな観点で学べたことはとてもいい経験になりました。
情報セキュリティポリシーというのは、簡単に言えばPCやデータを使うときの決め事のこと。しかし、大学はいろんな研究者がいるぶん、それぞれのPC環境も異なるため、一律的なポリシーをつくることが難しくなってしまいます。 そこで、情報に関する専門家の先生と一緒に大学固有のポリシーのあり方がどのようなものがよいのかを考える仕事をしていました。当時はそれでいいのかどうかも手探りな状態で、結果的に個別対応も増えていってしまうのですが、先生が所属する部局や学部ごとに作成していました。
当時はPCが1人1台普及し始めた頃でしたが、大学内にクライアントサーバシステムのような大規模システムに詳しい人がいなかったのですが、私は経理部門の移動前に大学の決算業務を担当しており、その際に汎用機(企業の基幹業務システムなどに用いられる大型コンピュータ)の使用経験があったので、その経験を買われシステム導入のディレクション業務を行うことになりました。大学院時代にコンピューターシミュレーションを学んでいたというのも理由のひとつだと思います。 汎用的なプログラム自体は国から提供されていたものの、それを大学で利用できるように調整していかないといけません。専門業者さんと一緒に進めながら、何万件もあるデータをチェック・加工していました。
病院にあるX線装置のような、専門的な機器の調達を担当。機器を導入する審査を行うのは研究者の先生方ですが、私はその準備段階として書類の取りまとめなどを行なっていました。数億円規模と金額も大きく同時並行で何件も担当していたので、そういった大変さはありましたが、申請書を書くことを通してお金の感覚を得られたと思います。
2016年に「society5.0」が提唱されてから、データ流通によって社会を良くしていこうとさまざまなものが動き始めました。そのなかで、個人情報保護法が誕生。法規制の中でどのようなデータを扱うかを話し合う協議会が設立。私は医療などのセンシティブなデータを扱うプロジェクトに携わっていたので、そうした観点で参画が決まりました。 ※一般社団法人データ流通推進協議会から改名し、一般社団法人データ社会推進協議会になりました。
広島大学 / 調達部門
病院にあるX線装置のような、専門的な機器の調達を担当。機器を導入する審査を行うのは研究者の先生方ですが、私はその準備段階として書類の取りまとめなどを行なっていました。数億円規模と金額も大きく同時並行で何件も担当していたので、そういった大変さはありましたが、申請書を書くことを通してお金の感覚を得られたと思います。