株式会社ミズホ / 製品開発部・試作設計課
私は、自ら考えて課題を整理し、必要な協力を求めることでチームとして成果をあげることを重視します。
現職において、昨年取引先から「既存の品質はそのままで、より大きい砥石を作れないか?」という依頼があり、自分を中心に取り組むことになりました。始めに感じたのはこれは本当に実現できるのかということで、まず自分で何が課題であるかを整理することにしました。そして主な課題を、①製作自体や量産が可能かどうか、②金型の製作・作業条件を変更する必要があること、③使用に不具合はないか、④納期までに間に合うか、の4つに集約しました。 次にそれを判断するために、私や自部署メンバーでは、工場での製作や量産するための生産部の設備についての知識、金型作製の知識と技術の不足があると考えました。そこで見識のある生産技術部に協力を仰ぐことにしました。結果、10人程の方々に協力してもらい、生産技術部にて製作してもらった金型を用いて作業条件を変更した試作品を複数作製しました。続けて不具合の有無や、基となった砥石の品質を参考にすることで、作業条件を仮定し、生産技術部に正式に提案しました。さらに提案した作業条件とその根拠となったデータを共有しました。そして入念に話し合った結果、工場での提案した作業条件で製作・量産が可能であるという結論に達しました。そして試作品の納入、量産体制の整備までの業務を達成することができました。