Realitystudio株式会社 / タレントマネージャー
進行管理
キャラ開発関連の制作進行を経験し、進行管理能力が身についた。 同時に大量の制作物を進行させつつ、各所との調整を行うため、スケジュールが煩雑になりがち。スケジュールの段階で、バッファ込みのスケジュールを用意して、多少の遅れを飲み込めるようにし、最終納期に間に合うような進行のやり方が身についた。 特に納品までが長くなればなるほど遅れが発生しやすいと感じていて、長期スケジュールを組む際は工程を細かく切って、チェックポイントを増やすようにした。 また、進行上のボトルネック工程を素早く見つけ、その工程の準備を早めに進めることで納期遅延を起こさないようにした。 例えば、歌ってみたに関してはMVの指示書の作成や、クリエイターのMV作成期間が全体の中でボトルネックになりやすいため、指示書そのものを早めに上げる・途中経過を貰うなどしてクリエイターへの情報出しを細かく行った。 やりとりが多少増えるが完成は早くなるのと、「思ってたのと違う」が起きにくいため、手戻りがほとんどない進行ができた。 MVに関しては音源やイラストなど、他の素材が揃わないと進行できないため、完成形を決めてから足りない素材を用意する必要があった。そのため、常にゴールから逆算して部品を揃える癖がついた。 進行の遅れが発生した際、クリエイターやタレント等を急かすシーンが発生するが、このあたりの言い方が不味いと今後の関係性にも影響するので、うまい言い方を都度考える癖がついた。納期は明示しつつも、責めるような言い方はせず、こちら側が急いでいることだけを伝えるようにしている。「早くして」ではなく、「急ぎなので協力して」というメッセージをうまく伝えられるよう心掛けている。 進行管理を経験して、進行管理には「未来のリスク対策を先に仕込んでおく」動きが求められると感じている。遅延対策はスケジュールの段階で仕込んでおき、手戻りの対策は細かいやりとりで微調整するなど、先のリスクと対策をどれだけ想像できるかが重要と感じている。 ものによってはイラストレーターが飛んでいなくなったり、指示書を出したものの出した段階で断られたりするケースもあるため、こういったリスクへの対策もある程度考えておく必要があり、キャラ開発での進行管理はこういった重たいケースも経験できたことも大きい。