並川 周作
「スナック」的飲食店舗運営
飲食企業における人手不足は今後より深刻化することが予想される。 企業側はいつ人が抜けても大丈夫なように、採用、教育、オペレーションなど店舗運営における全てのことを仕組み化し、店舗運営における人手不足のリスクを回避しようとしている。 しかしながら、仕組み化すればするほど、誰が運営しても店舗のクオリティが変わらないお店を作れば作るほど、成熟化した日本のマーケットでは顧客に支持されないお店を作ることに他ならない。 人手不足が飲食店舗の運営上の最大の課題であるからこそ、あえて属人的なお店を運営することで顧客からも支持され、店舗運営側も、店舗スタッフもwin-winになる運営体制となり得るのではないか、との考えの起点となる仕組み。