角田 将太郎

すべての人に哲学を

子どものころに抱いていた「人の気持ちがわかるようになりたい」という想いから「心とは何か」という哲学的命題の研究に至る。古典的な哲学問題である他我問題に対し、分析哲学的手法を中心に、現代における発展的な脳神経科学や認知心理学の知見をも統合的に扱い、論理的な帰結としての極端な懐疑主義を回避し、現象に対する自然かつ正しい解釈の獲得を目指す。研究成果を教育に応用することで人々の他者を理性的、感情的に受容する能力を増進させ、対話を中心とした多文化共生社会の実現を志す。