宮崎県立宮崎西高等学校 / 普通科
競技としての登山に全力で向き合った3年間
高校では3年間、登山部に入部しました。登山競技は、山岳の植生知識から天気図作成や応急医療の知識を問うペーパー問題もあり、体だけでなく頭も使う世界です。大会が近づくと、専門書を手に20kgのザックを背負い学内を歩くトレーニングに切り替わり、学校では「二宮金次郎」と呼ばれました。 私が部長の代で出場したインターハイでは、全国で一番楽しむチームをモットーに出場しました。慣れない豪華な調理をしたり、他チームと山話に花を咲かせて翌日の準備を怠った結果、下から数えた方が早い順位となりました。 当時、「登山=マイナー」と思っていた私は、その経験を通じて同世代の個性的で情熱的な山好きが全国にたくさんいることを実感しました。改めて、登山に出会えて良かったと感じました。