お寺で修業体験&うちわ作り! 非日常空間で好奇心と達成感が生まれたイベントレポート | 子どもの未来を考える子育てサイト「未来へいこーよ」
江戸時代には寺子屋としても慕われていたお寺で「現代の寺子屋イベント」を実施しました。子連れのおでかけは、とにかく大人が精神的にも体力的にも疲れてしまうもの。このイベントでは、大人が座禅でリラックスしている間、子どもは禅の修行のひとつ「作務」として、けんちん汁作り(精進料理が発祥)や掃除を担当します。子連れのおでかけながら、大人がリラックスできる時間が作れ、その間に料理までしてくれたのが大人にとっては新鮮でうれしかったようです。子どものほうも、掃除やけんちん汁づくりを楽しくやってくれ、料理や家でのお手伝いに興味を持つきっかけになってくれました 午後は大人と子どもが一緒に地元の伝統的な生産品「越生うちわ作り」を行いました。子どもと大人が同じものを作るなかで、それぞれ違うデザインのものが出来上がり、実際におうちで使っていただいています。 お寺は、現代の人々にとっては、縁がなければ通わない場所になってしまっています。イベントに参加して、持ち帰ったうちわを見るたびにそこでのイベントのことが思い出されるのは、ひとつの「縁」を作る事業だと感じています。そういう意味でも、価値があるイベントになりました。