萩原エレクトロニクス
先進モジュール開発案件
前職では、企業として異なるバックグラウンドを持つ2社の間に入り、コミュニケーションの円滑化に貢献しました。前述した米系半導体メーカS社の案件には途中から参画したのですが、それまで齟齬が頻発していた問い合わせ対応を仲介しました。高い品質が求められる車載プロジェクトの経験がないS社が、長年車載部品を造り続けてきた顧客からの質問に混乱しないよう、顧客の意図を社内の技術メンバーと明確にし、Yes/Noで答えられる質問に変換した上でS社エンジニアに問い合わせするようにしました。このような工夫により、期待した回答が得られないという事態の発生を大幅に減らすことができました。また設計方針に乖離が生じた際には、双方の設計思想を説明し合う場を設け互いに歩み寄らせることで、真っ向から衝突することを避けることができました。これらの功績により、それまでS社内部でのみ行われていた会議に参加を許可され、より強固なサポートを行えるようになりました。