国立大学法人電気通信大学 / 大学院情報理工学研究科情報学専攻
ARLISSプロジェクト
所属研究室で教育研究活動の一環として小型の自律制御ロボットを開発し,その技術を競う大会であるアメリカ合衆国のネバダ州ブラックロック砂漠で開催される国際大会ARLISS2022と,その前年にコロナ禍の影響で中止になったARLISS2021の代替大会であり,静岡県富士宮市で開催されたACTS2021に出場した.これらは,惑星探査を模した地上実験を行う大会であり,各参加チームで独自のテーマとミッションを定めて設計開発したロボットの技術を競い合う.宇宙工学分野の大会ではあるが,ロボット開発では搭載したセンサから取得される限られたデータから状態を予測するなど,情報学分野の技術が非常に必要とされる.そのため,宇宙工学を研究している学生だけでなく,情報工学を専攻する学生も多く参加する大会となっている.これらの大会において以下の優れた成績を収めた.自身がチームリーダを務めたACTS2021では,(1)ミッション終了時のゴール到達の正確さを評価するカムバック賞で全16チーム中第3位を達成した.また,ARLISS2022では,(2)設定したミッションを解決するための新たな技術への着眼点および開発実績を評価されTechnical System Awardで全12チーム中第2位を達成した.