熊本県立大学 / 総合管理学部・総合管理学科・情報学・商学
くまともクラブ
母子避難避難してきた小中学生向けに、大学生が無料で学習指導を行う学習会を行った。協賛のおかげで、子供達は無料で参加(教材も含む)、大学生は教育者としてのノウハウ指導あり、有給という環境が実現できた。また、学習会の後には、民間の学童保育と提携し、無料で3年間通えるようにし、引き続き交流が図れるようにした。 というのも、地方にはなかなか雇用もなく、原発や地震がどうなるかまだまだ未知の状況だったため、母子避難がとても多かったからだ。また、子供たちも方言や文化の違う土地に慣れない状況だったことや、引っ越しが多いと考えられる春休みに、友達を作る場が必要だと考えたからだ。 熊本に震災が原因で引っ越して来ている、30~40代の親御さんに、的確に情報を発信するために、県庁や地元メディアに協力してもらい、記者会見や個人宅へ資料郵送などをした。また、遠方の方には、ネットで情報が伝わるように、震災支援の団体に掲載してもらうなどした。 結果総勢100人もの参加者が集まり、子供たちからは「今度いつあるの?」、親御さんからは「ほんの少しでいいから友達と会いたいと子供が言うから、退任式休ませるか悩みました・・・。」などの声をいただき、大成功を収めた。企画から運営、広報、全てを任されていたので、大変苦労したが、その言葉を聞いて喜びを感じた。学びは自分のために何かをする時よりも、誰かのために必死になってやっている時の方が、最大限以上の思いもしない力が出せるということだ。