應武 茉里依
財団をつくると決めた日
私が「財団をつくる」と決めた日の話をしようと思う 私はこれまでたくさんの給付奨学金をもらって生きてきた。 総額 およそ900万円。 母からはこんな言葉をもらった。 「貴女の奨学金は大きかったね。それらが無かったら違ってたよー きっとギスギスしてたと思う。だから貴女のお陰よ。 貴女がガリ勉じゃなく 頑張って成績優秀でいてくれたから 悲愴感漂わせずに暮らしていられたんだと思う」 父からはこんな言葉をもらった。 「茉里依は進学に関して親に一切負担をかけず 自分で切り開いたことは立派だと思うし、誇りに感じます」 自分の才能でお金を稼いでいるの。 ほら私すご