谷 久一郎
直感的推論による楽観-悲観評価にもとづく主観的可視化システムの開発
(要旨) 本論文では、直観的推論により意思決定者の主観的見地を考慮した意思決定支援システムについて述べた。まず直観を定義し、その定義から新たな主観的評価方法としての直観的推論を提案すした。次に、人間が行っているような直観的な評価を模倣した直観的推論による楽観-悲観評価にもとづく主観的可視化法を提案した。さらに、主観的可視化法を実際の経営問題である会社の財務評価および為替相場の雰囲気評価に適用し、提案手法の有用性を示した。