大阪大学大学院 / 理学部宇宙地球科学専攻
月周回衛星「かぐや」(SELENE)
月周回衛星「かぐや」(SELENE)は、日本初の大型月探査です。 アポロ計画以来、最大規模の本格的な月探査プロジェクトとして、注目されていました。 プロジェクトの主な目的は、月の起源と進化を解明するためと、将来の月の利用のためのさまざまな観測。その中で、着地点の選定や、掲載カメラの設定を決めるための、月面高度の測定を担当していました。 マイナス15度のハワイ島ハレアカラに登ったり、大学の屋上で泊ったり。 ロジックだけでなく、データの分析や管理の大切さ、プレゼン、論文の書き方を学びました。 日々の話し相手&相棒は望遠鏡とPC。 でも、研究室のメンバーやPJチーム(月オタク)の方々との交流も楽しかったです。 SELENEは、2007年9月、H-IIAロケットによって打ち上げられ、月表面の元素組成、鉱物組成、地形、表面付近の地下構造、磁気異常、重力場の観測を全域にわたって行いました。これらの観測によって、総合的に月の起源・進化の解明に迫ると期待されています。