丸山 紀一朗
未知の価値を生む「ティール組織」。“外コン・外銀”ではなく、時代の最先端を生きる選択肢
複雑な階層の中で個人が競い合って成果を上げ、短期間で組織として成長する――。そんな企業が良しとされる世界観は変わりつつあるのかもしれない。“時代の最先端”においては。 次世代の組織の在り方を示した著書『ティール組織』が、世界でベストセラーになっている。上司らの細かな指示なしに目的実現に向けて各メンバーが自律的に取り組める、生命体のような組織。この「ティール組織」は、就職活動前後の学生にも決して遠い話ではない。 ティールの考え方に共感する各企業は、実際にどのような取り組みをしているのか。そこでは新卒社員はどのように扱われ、成長するのか。複数の企業や組織、研究者らに取材した。