Truck Target
弊学校の学園祭において、来場した人に楽しんで帰ってもらえるように企画している「メイン企画」において、Wiiリモコンを用いたシューティングゲームの開発を行いました。内容は、トロッコに乗り込み、進んでいくような画面を作成し、その中で、Wiiリモコンを操作し、AボタンやBボタンを押すことによって、向かってくる敵を攻撃し、最後にボスであるドラゴンと対決するという内容です。 3人で開発を行い、私は、ゲームプレイ中に風を起こす扇風機とUnityとの連携や、WiiリモコンとUnityの連携、得点計算などの実現を担当しました。 技術的には、Unity、Blender、Arduinoなどを用いました。お客さんから見えるUI部分には、Unityを使用し、キャラクターなどには、Blenderを利用しました。Unityでは、C#を使用してプログラムを記述しました。扇風機との連携には、Arduinoを利用しました。UnityとArduinoを連携させ、ゲームがスタートしたら、扇風機を作動させ、敵に当たってしまったら扇風機を止めるというプログラムを書き、扇風機の制御を行いました。複数台のWiiリモコンとUnityを連携させることが非常に難しかったですが、UnityWiimoteというライブラリを利用し、解決しました。 UnityWiimoteは、もともとWiiリモコン1台を想定したライブラリでしたが、プログラムを参考に、Wiiリモコン制御部分を解析し、該当部分の変数名を変えて複製することで、複数台制御にも対応できるようにしました。詳しくは、次のページをご覧ください。URL:http://swamptk.hatenablog.com/entry/2018/01/21/192414 また、学園祭で、子供を含む不特定多数の人がプレーすることをふまえて、プログラムからも安全対策を行いました。プレイヤー全員が準備をして、全員同時にAボタンを押したら、スタートするという仕組みを採用したのですが、それでは、まだ安全にゲームがスタートできる状態でないのにプレイヤーが誤ってAボタンを押してしまい結果的に思わぬ事故につながってしまう可能性があります。対策として、管理者用リモコンを用意しました。係員がプレーをスタートできる状態かどうかを確認したうえで、プレイヤーと係員双方がAボタンを同時に押すことでゲームがスタートするというプログラムを書きました。